電脳筆写『 心超臨界 』

人生は歎き悲しむよりも
笑いとばすほうが人には合っている
( セネカ )

自分を鍛える! 《 会話の「純度」を保つこと――ジョン・トッド 》

2024-10-22 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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物語や逸話を利用することはかまわない。そうすべきである。それらはたいへん重要で、利用しなければ人の興味をそそり、話に引き込んで感動させることはできない。おおいに利用してよいが、度がすぎてはならない。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p198 )
6章 人間関係がうまくいく「話し方・交際術」

◆会話の「純度」を保つこと

まともな社交界では、下品な発言をすると必ずとがめられる。下品な発言を喜ぶ者などいない。

裏にきわどく下品な意味を含んだ言葉ほどいやらしいものはない。理由は言うまでもあるまい。下品な話をきっと喜ぶだろうと勝手に思われることほど、屈辱を感じさせることはないのだ。純粋な心や道徳心を持つ人間に対する露骨な侮辱である。私の知る限りでは、こうした下品なことが話題にのぼる時ほど、人々から非難の声が起こる時はない。他の人々を啓蒙したり楽しませる目的で、実話や逸話などを語る場合には、必ず品のある言葉で汚れのない思考を述べなければならない。

逸話や物語はどのように利用すべきだろうか。うまく利用すればたいへん重要な役割を果たすものだが、間違って利用すれば、役に立たないどころかもっと悪いことになる。どんな職業の場合でも、絶えず逸話や物語を利用する人間がいるものである。知り合って間もないうちは、そういう人は無尽蔵の話の宝庫を持っているように思える。しかしだんだん深く交際するうちに、話の種はごく限られていて、毎年同じ話が繰り返され、同じ笑いが繰り返されているのだということがわかってくる。

「話上手なおじいさん」ということで評判の人物と、ユーモアでいつも人を笑わせることで有名な人物がいたが、この両人はともに高い敬意を払われていたわけではなかった。

一方、物語や逸話は大切な教えをわかりやすく説明するものであり、なくてはならないものである。どうやってスキュラ(ギリシャ神話で、渦巻きを避けて近づいてきた船に乗っていた船乗りを食ったと言われる、頭が6つある女怪物)から逃れ、カリュブディス(ギリシャ神話で、海に渦巻きを起こす怪物)の渦巻きにのまれないようにしたらいいだろうか。

物語や逸話を利用することはかまわない。そうすべきである。それらはたいへん重要で、利用しなければ人の興味をそそり、話に引き込んで感動させることはできない。おおいに利用してよいが、度がすぎてはならない。そこで注意すべき大切なことが2点ある。

1つは、内容をありのままに述べることである。

おもしろおかしくしようと勝手に手を加えたり削ったりしないこと。少しでも加えたり削ったりすれば、歴史をゆがめることになる。繰り返し話しているうちにまるで同じものとは思えないほど内容をゆがめ、脚色して、つくり話にしてしまう人がいる。これは悪い癖だ。そのうち、本当に興味深い話をありのままに話すことさえできなくなってしまうからだ。

第2の注意点は、話をおもしろおかしくするためだけに逸話や物語を用いてはならないということだ。自分が話したり書いたりしているものをわかりやすくするためにのみ引用すること。そうでなければ蛇足になってしまう。

誤解しないでもらいたいが、こう言ったからといって、事実や物語を不必要なほど詳細に述べなければならないということではない。それは耐え難いことである。ちょうど魚を食べようとして小骨をとるのに手間どり、食べ終わった時には骨のことだけが頭に残り、肝心の身のことは忘れているようなものだ。急いでいる人は、しなくてもよいものならそんな食事はしないだろう。
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