ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

働く高齢者の問題

2019-01-28 09:01:58 | 社会・経済
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1月  2019 イヤーボトル    終了いたしました
2月  天命を知る 第一弾ネームボトル
3月  天命を知る 第二弾バースボトル
4月  天命を知る 第三弾星座ボトル
5月  天命を知る 第四弾3STARS
6月  オーラソーマタロットで読み解くコンサルテーション
7月  守護天使を知ろう
8月  生命の樹から読みとくボトル
9月  感じるオーラソーマ
     カラーエッセンスとポマンダーから色を感じる
10月 親との関係を考える
11月 色を音で聴く
12月 2020 イヤーボトル 

 
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先日、新聞の家庭欄にこんな記事が載っていました。
長いコラムだったので、全文掲載はできませんが、内容は、
「働く高齢者が増えるなか、シニア層の労災事故が目立っている。そしてそれを会社が労災として対応してくれなかったり、契約を更新せず、解雇されることもある。」
という話でした。
論調としては、
「泣き寝入りしてはいけない。これは由々しき問題だ」
という働く高齢者の立場に立って書かれた感じでした。



記事ではある女性の例が取り上げられていました。
69歳のその方を仮にAさんとしましょう。
Aさんはあるビル管理会社に契約社員として入社し、ビルの清掃業務にあたっていました。
ところが、ある日、階段の清掃中に下から2段目の段で足を滑らせて転倒しました。
床や壁に身体を打ち付け、Aさんは歯を3本折り、救急車で病院に運ばれました。
首の捻挫と診断され、仕事を1か月休んだのち、復帰しましたが、1か月ほど働いたある日、急に動けなくなり、また救急車で運ばれました。
するとなんと首の骨にはひびが入っており、太ももも骨折していることがわかり、3か月ほど入院。
その間、会社からは1度も連絡もなく、Aさんが電話で労災申請を相談すると、民間保険で対応する旨を説明されました。
労災だと休業中の補償があるけれども、ほかの扱いだとないこともあるため、労働基準監督署に相談し、労災申請し、間もなく認定されたけれども、会社からは、
「周りの人が有休をとれないので、いったん辞めてほしい」
とお願いされたといいます。
女性と会社は今まだ係争中だそうです。
そして、冒頭で書いたように、記事は、
「泣き寝入りせず、会社が対応してくれない場合は労働基準局に相談してください」
で結ばれています。



日本は法治国家です。
だからそこだけに基づいて言えば、Aさんには辞めるような勧告をせず、ちゃんと休業補償を支払い、この先も治ったら働きつづけられる環境を整えてあげるべきだ、そしてその通りになったなら、ハイ、しゃんしゃん、ということになるのでしょう。
けれど、私は高齢者が働く、ということはもっと深い問題が潜んでいると思いました。
労働者の権利ばかりが通ったら、そのうち、民間の中小企業はみなつぶれてしまう事でしょう、という懸念です。
Aさんが働いているこのビル管理会社がどの程度の規模の会社かはわかりません。
わかりませんが、「ビル管理」を仕事としている限り、1棟だけ、とかありえないですから、やはりまぁまぁの大手なのでしょう。
相手が大きいと労働者も戦いやすくなります。
権利を主張しやすくなります。
それは当たり前のことだし、大きいところは弱者に優しくしろよ、と言っても心も痛みません。



けれど・・・
これが中小企業だったら・・・?
Aさんを雇いつづけるために割く経費でマジ、つぶれちゃいますよ。
現に、私は身近でそういう会社を知っています。
ある会社に勤めていた若者がそこを辞めたあと、いきなり弁護士を通じて、残業代の未払い代を払え、と請求してきたのです。
その額は何百万というかなりのものでした。
それだけの金額になる、ということは相当悲惨な労働環境にあったのだろう、ということもできますが、週5日働いて、毎日1時間の残業があったとして、5年間勤めたとしたら150万にはなりますからね。
毎日1時間程度の残業なんて、そりゃそれを我慢しろ、とは言いませんが、悲惨な労働環境とは言い難いですよね。
いきなり、150万を要求されたら資金繰りからいって、つぶれてしまう会社だってある、ということです。



話をAさんに戻します。
私はAさんが歯を3本折ったのみならず、首も足も実は骨折していたのだ、なんて大けがを負っていたのは実に気の毒だとは思いますが、もし、これが20代や30代の若い人だったら・・? ということを考えてしまいました。
高齢者は症状がバーン!と出にくいから骨折までしていることに気付かなかったけれども、これがもし若者だったら1度目のときにすぐに判明していたのでは?
これは医者の落ち度もあるかと思いますが、義母も昨年足を骨折していたのにもかかわらず、
「ちょっと最近、足腰が弱くなったわぁ。年だからこんなものかしら」
で済ませていて、だいぶんと経ってから骨折が判明した、ということがありましたから。
そして入院期間も最初の1か月+後半の3か月でこの人は復帰までに4か月もかかっているわけですが、若者だったらもっと早く治ったのではないか、とも思います。
会社にしてみれば4か月も働いていない人に休業補償をしなくてはいけないわけですから、痛いですよねぇ。
しかも、4か月まるまる休んでいたら仕事の勘というものも、高齢者ほど戻りにくいのではないでしょうか。
もっとさかのぼれば、そもそも若者だったら階段から足を滑らせて落ちても、反射神経が高齢者よりはすぐれているからとっさに身をよじるなどして、骨折までには至らなかったのでは? とか、そもそも足を滑らせるということもなかったのでは? とかまで考えられます。
要するに、「雇う」側の身になってみれば、高齢者が働き盛りまでの年齢の人に比べたら生産性が低いという存在であることは間違いないのに、補償についてだけは同様にしなくてはいけないなんて痛い、だったら最初から若い人を雇いたい、となっても致し方がないのでは、と思うのです。
だって、こういう人に補償しつづけていったら、会社はつぶれちゃうかもしれないのだったら、まともに働いてくれているほかの従業員たちに会社としても、申し開きのしようがない、ってことになっちゃうじゃないですか。
このAさんの会社も、
「申し訳ないけれど、いったん辞めてもらえないか。ほかの人があなたが一応会社にいる、ということになると有休をとれないものだから」
というのは結構本音じゃないか、と思います。



私は、だから高齢者は使い物にならないと思われてもしょうがないよ、と言いたいのではありません。
なにせ、私自身が「前期高齢者」に近い年齢になってきていますからねぇ、いかにまだまだやれる、という部分と衰えて来てるなぁ、と思う部分があるのかよぉくわかっているつもりです。
問題は、高齢者であるにもかかわらず、若者でさえ「そんなキツイ仕事はイヤだ」と言ってやりたがらない、だから募集しても集まらない仕事に安い給料でこきつかわれるということにあると思います。
もっと年齢やキャリアによる適材適所による雇用が行われないと根本的な解決にはならないと思います。
そのためにも、こういう事実に対して
「労災を使わせない悪徳会社があるから泣き寝入りせず戦おう」
という論調ではなくて、企業だって生き残らなければ取るものもとれないんですから、両者の立場を踏まえたうえでどうしたらいいのかを考えていく記事にしてほしかった、と思いました。
私がブログで好きなことほざいている、というものではなく、新聞は公器なのですから。

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