ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

カラーキューブセラピー

2009-07-26 08:29:00 | セラピー

スピリチュアルマーケットでは、オーラソーマをやっている私としては、面白いものに遭遇しました。

Photo_2 「カラーキューブセラピー」なるものです。

これは約10センチ四方くらいの立方体の色のついた四角形のキューブが10個あり、それを自分が好きな順番に並べることで「現在・過去・未来」や「今流れに乗れているかどうかなどの運勢」がわかるというセラピーです。

ツールがキューブかボトルかが違うだけで、コンセプトはオーラソーマと似ているような気がします。

パンフレットやタペストリーには大きく「現世療法」と書かれてありました。

はは~ん。

これはオーラソーマと同じく、未来を占ったりするものではなく、あくまで「今」にフォーカスしないといけないよ、というコンセプトを言っているのだな、とピンときました。

このようにしゃれた横文字を使っているセラピーでもどこか日本語でビシッと一番言いたいことは押さえておく、というのはいいな、オーラソーマも「オーラソーマって何?」という言葉の意味から説明しなくてはならないことが多いので、なにかキャッチフレーズを考えればいいのに、なんて思いました。

ときにオーラソーマ以外のものに触れて、こういったことをつらつらと考えること自体がとっても勉強になります。

私は面白半分、冷やかし半分で、そのリーディングを受けてみました。

お値段は20分で3000円。

イベントでの値段と思うとちょっと高いような気もしましたが、そのあたりはまるで打ち合わせたかのようにカードであろうと、ディメンジョンであろうと、リコネクションであろうと皆そのくらいのお値段でした。

まずは10個あるキューブを2個ずつ上下に組み合わせながら5個のその組み合わせを作ってください、と言われました。

そして、その1つずつについて自分が抱いているイメージは何か、と聞かれました。

私は無心でそのキューブを積み、5列作ったつもりですが、できあがったものをみると1つめが「B18 エジプシャンボトル」の組み合わせ、2つめが「B9 クリスタル・ケイブ」の組みあわせ、3つめが「B47 オールドソウル」の組み合わせ、4つめが「B89 エナジー・レスキュー」の組み合わせ、5つめが唯一ショッキングピンクのキューブがあったため、オーラソーマにそのままトレースしては考えにくいのですが、あえていえば「B69 サウンディング・ベル」になっていました。

どのボトルも選んだことがあるものばかりです。結局、そういう組み合わせになっちゃうんだな、と改めて自分の色の組み合わせの好みが偏っていることを確認しました。

色について抱いているイメージ、と聞かれても、ボトルそのもののメッセージが湧いてきてしまい、純粋にその色のイメージを聞かれても頭の隅で、「オーラソーマを知る前の私だったらどう答えただろう。」「一般の人ならどう言うのかな。」なんて余分なことを考えてしまい、そんな邪念を払うのに苦労しました。

それでも紫のイメージを聞かれたときには「う~ん、何か精神性かな。」と言ってしまい、その途端に施術者の目がきらりと光り、「何かカラーセラピー関係のことをやっていらっしゃる方なのですか?」と聞かれてしまいました。

「いいえぇ! 単なる会社員ですよぉ。」ととぼけながらも冷や汗をかきました。

別に素直に「オーラソーマやってます。」って言ったってよかったんですけれど、相手が「色のメッセージを知っている人か。」と思うとやりにくいかな、とか思ってしまったので。

で、いよいよ相手がどうリーディングしたかを聞かせてもらう時がやってきました。

するとあまりにも私が言ったことをストレートに受けているだけなのでちょっと拍子抜けしてしまいました。

例えば、私は黄色に対して「う~ん、何かキラキラと輝いているってイメージ」と答えたのですが、「あなた自身がキラキラと輝きたい、と思っているのですね。」というリーディング。

え・・ そんだけ?みたいな。


確かにオーラソーマもそうですが、占いとは違い、その人が意識下で思っていることが色となって現れているのでその人が抱いたイメージはそのままその人の意識にあるもので、大切なメッセージとして否定するものではありません。

そのままフィードバックするに価するものです。

でも、それだけじゃあちょっと・・

その後も多少のイメージを膨らませたメッセージはありましたが、おおむねは私にあらかじめ聞いたイメージをそのまま解釈あるいはほんの少し拡大解釈した程度のもの。

正直、その色がもつメッセージを伝えるなら私のほうがもっと多くを語れるわよ、と思ってしまいました。


もともとこの「カラーキューブセラピー」のコーナーを見たときに「おもしろそう!」と思ったわけではありません。

ただ、オーラソーマとコンセプトが似ていたので、どれどれお手並み拝見といきましょうか、というようなスケベ心があっただけです。

でも、コンサルテーションでの方法だったり、キーワードの使い方だったりに勉強になることは何かしらあるはずだから、それは真摯に受け止めようと思っただけでした。

終わっても、「やはり、私はまったくこのセラピーには惹かれない。」と思いました。

むしろ、オーラソーマの素晴らしさを再認識したという感じでした。

まず、使っているキューブはどうやらアクリル製のようでしたが、いくらグレードの高いアクリルを使ってもやはり人工のものは人工のものです。

オーラソーマのボトルの色がもつ自然の49種類のハーブからのみできている色にはとうていかなわないと思いました。

そして内心、(アクリルって使ってるうちに細かい傷がいっぱりつくだろうから、時がたつとくすんでみえちゃうだろうなぁ)とへんなおせっかいな心配をしたりしました。

このカラーキューブセラピーなるものはまだ1年ほど前に出来たばかりで「日本製」ということを強くうたい、「特許をとったものです。」と胸を張っています。

でも、製品を何か顔に塗るとか体に塗るとかじゃないんだから、「日本生まれ」であろうと、「欧米生まれ」であろうと、「中国生まれ」であろうと、「アフリカ生まれ」であろうと関係ないよねぇ。

カラーセラピーのなかには日本人が開発したものもあるんだよ! 日本人よ、自国のものに自信を持とうぜ、ということなのでしょうか。それならば、もっと源氏物語の十二単などに出てくる日本古来の伝統色というものがあればオリジナル性を感じるかもしれないけれど、アクリルのせいかむしろ「キャンディカラー」って感じなんだもの。

特許についても私は昔、先生に「オーラソーマは特許をとっていないの。なぜなら下手に特許をとっちゃうと50年経った時点で製法を明らかにして世間の共有財産にしなけりゃだめでしょ。オーラソーマは永遠に他にはまねのできないものにしておきたかったからそれをしていないのよ。」と言われ、あ~、そうなんだ。特許をあえてとらない、ということのほうに誇りを持っている製品が世の中にもあるんだな、と逆転の発想のようなものに感動した覚えがあります。

カラーキューブを愛している皆さん、すみません。

何か粗探しのようなことばかり言ってしまいましたね。

私が一番いいたかったことは、これからです。

セラピーが終わったあと、「認定カラーキューブセラピスト養成システムのご案内」というリーフレットを頂きました。

それによると、レベルC→B→A→Sという順番になっているのですが、最低のCをとるだけで、もう人にやってあげられる資格がとれるそうです。

それにかかる費用は145000円なり。

これはオーラソーマでいえば、レベル1,2,3のどれか1つだけをクリアした値段に近いものであり、オーラソーマの場合は2までいかないと資格はとれませんから、そう考えるとお値打ちなわけです。

さらにびっくりしたのは、その講義にかかる時間がたった2日間だというのです。

「え! たった2日間で資格がとれちゃうんですか!?」と思わず問い返してしまった私。

すると、「はい、とれちゃいます。ただし、それですぐにお金をいただいて人をみてあげられる、というスキルレベルになれるわけではありません。いっぱいいっぱい周りのお友達とか家族とかで練習を積まないとね。」とにっこりと言われました。
これも内心、(いや、私はオーラソーマをやってますからすでに色のメッセージについては素地があるので、それでいきなりやれちゃいますよ。)と思いましたが、もちろんそんなことは言わず、「ですよね~」なんて調子をあわせていました。

このことは、オーラソーマでもよく言われます。

レベル2を受講してアザイアクトジャパンに申請すると「プラクティショナー」の資格がとれるわけですが、「それですぐに人様からお金をとれるわけではない。最低60人くらいは練習しないとね。」と。

そして実際にスクールによってまちまちではありますが、「コンサルテーション勉強会」と称したレッスンをお金をとって行っているところもあれば、単に場所のみ生徒さんに開放し、仲間同士でせいぜいスキルを磨いてくださいな、というところなどがあります。

これについて私は前から腑に落ちませんでした。

資格をとっても、「これですぐにやっていい、ってわけじゃありませんからね。」と釘をさされるというのはおかしな話ではないでしょうか。

では、どの時点からお金をいただいてもよい、という判断基準をもっと明確にして欲しいと思います。

それが各プラクティショナーの良心と意気込みに任されたものであるかぎり、全国のプラクティショナーのレベルにはものすごい開きがあることになります。

それでいいの?

もちろん、長年経験をつんだ人との間に開きがあるのは仕方がないとしても、少なくとも「ここまではできなくてはお金をとっちゃいけないよ。」という基準はあらかじめ明らかにされるべきではないでしょうか。

そしてそれが、それこそが「資格を与える」ということではないのでしょうか。

「資格を与えた」限りには、「これですぐ人様からお金をとっていいってわけではないのよ。」という筋合いはない、ということにはならないのでしょうか。

自動車学校に通い、仮免を突破し、本試験に合格し、免許が発行されても、「はい、これで今日から免許はとりあえず発行されますが、ほんとに公道を車で走って良いってわけじゃないからね。」などといわれたら、全国の18歳以上の免許取得者から「それ、どういうこと?」と非難されるに決まっています。

そんなことが通るわけがありません。

それがどうしてこういったセラピー系の資格だとそういわれることが当たり前になってしまっているのでしょう。

通り一遍の知識を得ただけではまだまだ経験不足ですからね、というのであれば、経験を与えるのと同様の実践授業も組み込み、そして資格を発行するようにしたらいいだけじゃないですか。

これがもし看護師資格のような人の命をあずかるような資格であったら、と考えてみれば分かりやすいと思います。

「きみは看護師資格をとった。しかし、まだ実際の患者さんに注射を打っていいわけではないよ。」なんて言い分は働き始めたら通らないでしょう。

多少、患者さんから「あの人は新人だからね。ちょっと注射されるときは痛いよ。まぁ、温かく見守ってあげなきゃしかたないね。」などと影で言われていたとしても、本番で実践を積んでいかないといつまでたってもうまくはならないでしょう。

だから、看護師学校のときに彼らはお互いにせいぜい練習するはずです。

それと同じことがなぜできないというのでしょう。

早く資格を与えて、「これはこんなに簡単に資格とれるのよ。」と生徒集めだけをしてとっとと資格だけは与え、「もう受講料はもらったからあとは知~らない。野となれ山となれ。」というのはおかしいと思います。

資格制度、授業のあり方を改めてカラーキューブセラピーは考えさせてくれました。




オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、メールにてコンサルテーションのご予約を受け付けております。営業受付時間は月~土(AM10:00~PM4:30)です。

刻々と予約状況が変わるため、まずはメールにてご希望の日時をお聞かせください。

場所は、名鉄岐阜駅から徒歩5,6分のところです。(駐車場1台分有)

メルアドは

http://houken.de-blog.jp/sasarasaron/

に入っていただいて、「プロフィール」の欄を見ていただくと、載っています。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
些々羅さま (日本カラーキューブセラピー協会 代表 立川智子)
2009-08-11 03:56:42
些々羅さま

はじめまして、こんにちは。
日本カラーキューブセラピー協会、代表の立川智子と申します。

ブログを読ませていただき、まっすぐで真摯なご意見がとても嬉しく、
また今後の改善点として、とても大切なことをお伝えいただいたこと、
とても感謝しております。貴重なご意見をありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

私どものセラピーが、些々羅さまのお気に召さなかった部分が
あったようで、一言お詫びを申し上げたいこともあり、
コメントをさせていただきました。

セラピストの対応が、些々羅さまへ、何か失礼をしたようであれば、
私自身が直接、厳しく指導を、きちんとさせていただきますので、
協会本部まで、セラピスト名等の、ご連絡をおねがいいたします。
(日本カラーキューブセラピー協会本部 tel.03-5413-8031)

私は、オーラソーマ様や、その他のカラーセラピー様に、
とても大きな敬意をもっており、同時に素晴らしい尊敬すべき、
世界のカラーヒーリングツールであり、セラピーだと感じております。
(その中でも、オーラソーマは、とても大好きなセラピーです)

カラーキューブセラピーは、まだまだ至らない点が
あるとは思いますが、このようなご意見をお伺いしながら、
日本を、世界を、地球を、カラフルにたくさんの笑顔で彩るための、
カラーセラピーの役割の一旦を少しでも担うことができるよう、
ゼロから1へ、また1から2へと、少しずつ進化、成長、
そして一層精進し、日々、努力しつづけてまいります。

このたびは、お詫び申し上げると共に、
心より感謝を申し上げます。

返信する
立川様 (些々羅)
2009-08-11 07:44:10
立川様

まさか、カラーキューブセラピー協会の代表の方の眼に触れたなんて!
びっくりです・・・   そして、コメントありがとうございます。
加えて、私のつたない文章に対して、感謝とお礼だなんてメチャメチャ恐縮です。
今まで、自分の日記感覚で言葉も選ばず気ままに書いてきましたが、私も、もっとブログというのは公のものなんだな、と認識しなくてはいけないな、と自分を戒めました。
カラーキューブに対して批判的、というわけではないことを申し添えておきます。
むしろ、同じカラーを使ったセラピーとしてともに発展することを祈っております。
返信する
些々羅さま (カラーキューブセラピーやめた人間より)
2010-10-19 13:25:03
些々羅さま
いい内容、そのまんまですよ

リアルでカラーキューブセラピーやめた人間より

返信する
カラーキューブセラピーやめたさん、 (些々羅)
2010-10-19 19:07:54
カラーキューブセラピーやめたさん、

コメントありがとうございます。
そして良い記事とのおほめ、ありがとうございます。

実はこのとき、このすぐあとにカラーキューブセラピー代表の立川様のこの記事がお目にとまったようで、コメントを頂いたのですよ。
私は批判的な記事を書いたので、冷や汗ものでしたが、変に弁解じみた説明とかなさらず、ただ私を担当したセラピストに問題があったようでしたら、こちらから指導しますから言ってください、というとても真摯なものでした。

このとき、やっぱり人の上に立つ人というのは違うなぁ、と感心し、カラーキューブセラピーにも日本代表として頑張ってもらいたい、と思ったのですが、そうですか・・
やめてしまわれたんですね。

その理由はわかりませんが、何か人の心を癒してあげる、ということは続けておられることを願って止みません。
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オーラソーマもカラーキューブセラピーも名前しか... (にゃん)
2012-10-03 21:51:34
オーラソーマもカラーキューブセラピーも名前しか知らない位の私ですが、

以前カラーキューブセラピーを一回(10分位)受けたことがあったのですが、キューブの綺麗さに癒されたな~と思ったので最近、キューブだけ買いたいな~と思ってしまいました。

値段高いし…。

ささら様の言われることに同感できると思ってコメントしました。

私はリフレクソロジーの一日資格なら一つ持っているのですが、2時間授業受ける位で(スーパーにある安いケーキと普~通のお茶付き)1万7千位しました。。汗。期待はしてなかったのですが、マッサージの職に就いていたので勉強にと思い…。ほんと、ちゃんと使える位教えるのであれば1週間は必要だと思います。
癒し業界は付け焼刃がほんとに多いですね。。

セラピーそのものは、すごく高尚なものが多い分、ギャップを感じずにはいられないです。。

失礼しました。
返信する
にゃんさん、はじめまして! (些々羅)
2012-10-03 23:56:57
にゃんさん、はじめまして!
そしてコメントありがとうございます。

「買いたいと思ってしまいました。」なんてまるで自分をいましめるように言う必要はないと思いますよ。
それで癒されたなら、いいじゃありませんか~!
自分がまずは癒されることが大切ですもん。

マッサージをやってらっしゃるにゃんさんが、リフレの講習を、それがたとえ1日であろうとも受けられたことはすばらしいと思います。
とても意義があったことだろうと思います。

結局、資格とはいっても、自分が自分に「よし!これでやってよし!」と資格を与えられるかどうかが一番大切なんですよね。
人からもらう資格よりかね・・・

また時々遊びにきてくださいね。
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