ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

過去を手放す

2010-03-04 07:59:00 | オーラソーマ

タイムラインのヒーリングでB87「愛の叡智」とのワークが始まりました。

こいつはまた、B26とは大違いで手ごわい相手でした・・・

B26は使い始めて初日ですぐに異常に乳化しやすく、戻りにくいということを実感し、「反応しているなぁ」ということをすぐさまビジュアルで確認できたのですが、このB87は逆にシェイクしても、しても、ちっとも混ざらない。

B87 どれだけ一生懸命振ってもほら、これ見てもらってわかります?

一番底の隅にどうしても混ざろうとしない輩がいるの・・

クライアントには、「最初のうちは混ざりにくいけれど、あんまり気にしないでね。少し減ってきたら自然に混ざりやすくなるから」と言っている私ですが、それはボトルのなかにいかに空間ができるかによって混ざり具合が左右されますよ、という話。

「減ってきたら」というのは「ボトルのなかに空間が出来るから」という意味なので、空間ができてるのに振っても振っても混ざらない、というのはどうして?と気になって仕方がない。


おまえとは正面きってワークしてやらないぞ~とボトルに言われているような気がして少々むくれ気味のわたし。

ま、いいかげんあきらめて塗っちゃってるんですけれどもね。

B26は身体の左半身から塗っていきます。

これは半病人というような肉体や精神の不調で、医者に行ってもなんら悪いところは発見されないのだけれどなんだかどうもすっきりしない、という症状のときはオーラフィールドがひょいと左にズレていることがほとんどで、このB26を左半身から塗ることで治るといわれているからです。

そしてその反対にB87は右半身から塗っていきます。

過去のトラウマにとらわれているような人は、すぐにその問題の中心点を探り当てどうしたらいいか、という対策を講じるかよりもまずはオーラフィールドを整えることが先決だ、ということなんでしょうね。

こうして順番どおりに使っていくと、その順番の意味も良く理解できます。

B87_2 さて、そうして少しばかり混ざらないエリアがあっても気にせずに使っていた私ですが、しばらくすると、今度は全部混ざるようにはなったものの、シェイクした後一番上に白いあぶくができて、それがいつまでたってもなくならないという状態になりました。

これまたボトルとワークしていて初めての経験。

これはどういうことなんだろう?と思っていました。

そんなある日、いつものように美容院に行きました。

私のヘアスタイルはショートなので、1ヶ月に1度は美容院に行かないとすぐうっとうしくなってしまいます。

いつも担当してくれるホンダさんが、近寄ってくるなりいきなりにこにこしながら、

「見ましたよ~、ブログ。」と言いました。

そうでした。

彼女には先回(先月ですね)美容院を訪れたときにひょんな話から、こういうキーワード打ち込んだら私のブログが出てくると思うから一度読んでみてね、という話をしたのでした。

「お母さんの話とか笑っちゃいました。」とホンダさん。

きっと、『探りを入れる人』のことです。

「でも、ああいうことはウチの親もしますよ~」

こんなとりとめもない話から自然に私は忘れていた母親とのエピソードなどを話していました。

今まで忘れていたことだったのに、なぜかこのときにはするりと思い出し、話しているうちに(そうだ、この話って結構私と母親との間の空気感を決定づける原点に迫るエピソードじゃん。)と確信しました。

その話というのは。

私は小さい頃から一人っ子だったせいか、個室の勉居部屋を与えられていました。

「勉強をしているはず」の時間に漫画を読んでいる、なんてこどもなら誰でもやるようなことも当然、していました。

あるとき、母親が「勉強をしているはず」の私の部屋に様子をみようと、階段をのぼってやってきました。

私は階段をトントンとあがっている母親の足音からそれに気付き、急いで漫画の本を机の下の引き出しに隠し、さっと体勢を整え、勉強をしていたフリをしました。

間一髪間に合い、母親がこども部屋のドアをあけるとそこには何食わぬ顔で勉強をしている私がいました。・・・はずでした。

しかし、いくら体勢を整えてもあまりにも間一髪だったせいか、母親には「ん?何かが違う。」という空気を読み取られてしまったのでした。

でも、証拠はありません。

だから、私は何食わぬ顔で勉強をしていたフリを続けました。

(へっへー、うまく騙せたぁ。)と心のなかで舌を出しました。

勉強などしていないことには確信がもてたのに証拠をあげられなかった母親は次の機会に対策を立てました。

なんと、ひそとも音を立てないようにこども部屋の前に来る、ということをしたのです。

その頃の私の家はおんぼろで、階段は乱暴に登るわけでなくても、ぎしぎしと音をたてるのが当たり前でした。

ここをひそとも音を立てないようにする、というのは超人技と思えました。

そして、いきなり「バーン!」とこども部屋のドアを勢いよく開けた母親は、思ったとおり漫画の本を隠す一瞬のヒマもなかった私をみつけ、勝ち誇ったような顔をしました。

「ほうら! 勉強してなかった!」

こども心に思いました。

(そこまでして、現場を押さえたいのか)と。

一番の目的がこどもに自主的に楽しく勉強に向かわせることであるならば、明らかに彼女のしたことは間違いでした。

こどもとの信頼を自ら断ち切り、勉強への意欲も失わせ、より反抗的にさせるだけでした。

そして事実、このときから私と母親の犯人と刑事のようないたちごっこが始まります。

私はどうしたら母親に証拠を見つけられないようにするかだけに心を砕き、知恵を使い、母親はどうしたらそんな私の鼻を明かし、それみたことか、とひれ伏せさせたいだけでした。

勝手に日記を見て、「あの日、実はここへ行ってたんだね。」と私の行動を探り追及する、勝手に財布の中を見て、数々のポイントカードや領収書などから、同じく私の行動を探り追及する、という滑稽劇を繰り返してきたのでした。

そして、母親は自分に報告していた話と事実の違いから私のウソを断罪し、私は私で、そのことそのものよりも母親のそれを見つけるためにした数々の無礼な振る舞いのほうが許せない、と怒り・・  どこまでいってもお互いが譲らないというこんなことの繰り返しでした。

私は「あの日」初めて漫画を読んで、それをうまく隠せた日だ、そして「あの日」がはじめてそれを母親に見つかり、それ以降、母親は子供部屋を訪ねるのに足音を忍ばせてくるのが当たり前になったきっかけだった、という日を明確に覚えています。

すべてが「あの日」が始まりだった、という日。

「・・・ふぅん、こんな言い方しちゃアレですけど、“信用”されてなかったんですね。」とホンダさん。

「そういうことよね~」とわたし。

心優しいホンダさんとしては、「そりゃ、確かにお母さん、ひどすぎますよね。」とは言えなかったのでしょう。でも最初の微妙な「・・・」に私は十分感じましたよ、ありがとう。

今でもひとつ屋根の下に住んでいたら同じことが繰り返されるでしょう。

そして、いくら年をとっても私の言うことも母親の言うことも変わらないでしょう。お互い、譲らないところも。

いま振り返っても、やはり母親のしたことは子供の人権を無視したひどいことだ、と思います。許せない。

でも、私はホンダさんに「“信用”されてなかったんですね。」と言われて、気づきました。

そう、“信用”はされてなかったけれど、それでもやはり“愛されてはいたのよ”と思える自分がいることに。

うちの母親は心配のしかたが可愛くなくて、やり方も度をすぎているだけで、私という“人格”を無視していたわけではない、と思うのです。

例えば、私は一人っ子だから気付かなかっただけで、私に兄弟姉妹がいたとして、全員に対しても彼女はきっと同じことをしたでしょう。

それぞれが性格が全部違う兄弟姉妹であっても、やはり彼女は同じように少しのウソも許せず暴きたて、行動を嗅ぎまわるようなことをしたでしょう。

ということは、私の“人格”が格別彼女をそのようにさせるほど問題があったというよりもこれは彼女のこどもの育て方のクセのようなものに過ぎないということになります。

いまは、冷静にそう思えます。

いま、母親のしたことを論理的には「納得」できる自分がいるけれど、もし面と向かって対峙したらまた同じことを蒸し返すだけであろう自分がいることがわかっています。つまり、頭では「納得」できていても、まだまだ本当には「許せない」自分がいるのです。


ふとB87の上部の白いあぶくがいつまでも消えないのはこういうことだろうか、と思いました。

いつまでもぶくぶくぶくぶくと灰汁のようにまだそこに消えずに「ある」って感じ。「過去を手放す」のがB87の課題です。でもまだ「過去はこうだったんだ」と認める自分はいても、「手放す」ところまではいってない自分。

ふ~ん。

まだ使い始めだけれど、この先B87がどのように変化するか楽しみです。




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