テレビで五木寛之が誰かからインタビューされていて
その中で話題になっていたこの本「下山の思想」。
思わず買って読んでしまいました。
・・・内容は、思っていたほど「下山の思想」について深く書かれてはおらず
‘エッセイのかき集め’のような感じだったので、ちょっとガッカリしたのですが。。。
でも、なぜ、あんこさんがこの本に飛びついてしまったか。
それは、あんこさんが常日頃考えていたことを
「下山」
という一言で纏め上げてくれたから。
「まさに、それよぉ!!!!」
と、その対談のテレビに向かって叫んでいた(とは大袈裟だけど^^;)。
日本は、成熟しきってしまった。
上昇志向で物事を進めるのに限界が来ているのではないか
と、あんこさんは常に思っている。
人口も減少傾向⇒購買者が減少する⇒売上が伸びるわけがない(特に生命保険とか。。。。そりゃ、伸びたほうがいいけど)
何でもかんでも、数字が大きくなる方がいいという価値観を変える必要があるんじゃないかと。。。
そーんなことを思っていて、ただ、その方向性を上手く言い表す言葉がなかった。
そこへ
「下山」。
五木寛之も言っている
登山は上ることばかりクローズアップされるけれども、頂上についた後
下山という作業が待っている。そして、その下山が上手く行ったから
その登山家はテレビに出ていたり、インタビューを受けていたり、次の登山の計画を立てたり出来る。
なのに、「下山」について、クローズアップして報道したりしない。。。
でも、必要なもの。。。
うまいなぁ。。。五木寛之♪