巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

頭皮の柔軟性と髪の毛の量の関係は?

2004-09-24 05:00:00 | 美容と健康
「うわー、すごいすごい。地肌が3cmはかるーく動く。」

行きつけの美容院で、わたしの頭皮をマッサージしはじめた美容師が、今回もそう言った。他の顧客とくらべて、わたしの地肌はやたらと柔らかいらしい。

頭皮が柔らかいのは、自分で毎日頭皮マッサージをしているせいもあるかもしれない。「頬のたるみは地肌のたるみから来ている」という説を聞いてから、女性向けの安価な育毛ローションで毎日地肌をマッサージしているのだ。このローションとマイナスイオンドライヤーのおかげで、地肌のコンディションがすこぶる良く、以前のように地肌の乾燥からくるふけやかゆみに悩まされることは、ほぼなくなった。ただ、たるみ対策に効いているかどうかはわからない。

「いやぁ、やっぱり髪の量が多い人は、地肌がやわらかいなぁ。」

この美容師によると、抜け毛が多い人や毛の薄さに悩んでいる人は、頭皮マッサージをしても、地肌があまり動かない人が多いらしい。

そして、自らは薄毛に悩むこの男性の美容師は、いつものようにわたしの髪の毛の量に対して悪態をつきつつ、縮毛矯正後にわたしの髪を大量にすいたり削いだりした。はい、ごくろうさま。

ところで、髪の毛の量と地肌の柔軟性のあいだには、本当に関連があるのだろうか? そして、「頬のたるみは地肌のたるみから来る」という説は、はたして本当だろうか? まぁ、とりあえず、地肌マッサージは続けておこう。


カラスに自転車のサドルをほじくられる

2004-09-23 05:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
saddle昨日、自転車で駅まで向かおうとして、いつも玄関においてある自分の自転車をみてびっくりした。サドルに穴が開いている。サドルの詰め物のウレタンはあたりに散乱している。となりに並んでいる家族の自転車は、サドルにレジ袋をかぶせておいたためにサドル自体は無事だったが、レジ袋はずたずただ。

い、いったい、だれが?

調べてみると、どうやらカラスのしわざらしい。飛び散ったウレタンのほか、玄関にはカラスの落し物も2ヵ所… そうか君たちのしわざか。でもどうしてだろう?

サドルのウレタンが彼らにとって、そんなにも魅力的な素材であったのか?

失恋でもして失意のどん底にあるカラスが、もって行き場のない感情のはけぐちとして、たまたま目についたサドルのウレタンに八つ当たりしたのか?

「これはゴミの日に、生ゴミのうえに厳重に防鳥ネットをはって、われわれの食事のジャマをした、あのにっくきゆみの自転車だ」と、わたしが個人的なうらみを買ったのか?

「人間なんてほんとうにおバカ。くちばしが黄色い若造どころか、そのくちばしすらもってないくせに、われわれカラスよりえらいと思っているんだから。ここはひとつ、われわれカラスの方が上だということを、思い知らせてやらないと、な。」などと、人間一般へ向けてのメッセージを残したのか?

「Crow(カラス)の害にはクロウする」などと、非生産的な最低のオヤジギャグが浮かんだが、そんなことを悠長に考えていたら遅刻する。ともかく、わたしは穴の開いたサドルにレジ袋をかぶせて、自転車で駅へ向かった。帰りに、ウレタン入りサドルカバーを買ってきたことはうまでもない。

でも、このサドルカバーのウレタンもほじくられたらどうしよう。ああ、クロウの害には…

[追記]
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1本の栗の樹

2004-09-22 05:00:00 | 
(もう、かなりイガが落ちたあとの写真ですみません)
chestnut_1

秋になると、自宅の庭と公園の境にある1本の栗の樹に栗の実がなる。公園側にもうちの庭にもかなりの数が落ちるので、公園を訪れる人たちもよく拾っていく。

chestnut_2この樹は母が生まれたときに母の祖父(つまりわたしの曽祖父)が「孫といっしょに食べるんだ」といって、植えものだ。つまり、樹の樹齢は、67年プラス数年ということになる。「戦前は10本ぐらいあった」ということなのだが、戦後に栗の害虫であるクリタマバチにかなりやられたり、人為的に切られたりして、いまは1本を残すのみだ。

chestnut_3種類は丹波栗だ。毎年おいしい栗がなる。ただし虫にとってもおいしいらしく、栗の実の中には、かなりの高率でイモ虫がいる。みんながクリムシと呼んでいるコイツの正体は、クリシギゾウムシの幼虫だ。市販の栗のには収穫後いちはやく、くん蒸処理などで中の虫を殺す処理がなされる。自分で拾った栗はこのような処理がされていないため、収穫したらすぐにゆでてしまったほうが良い。収穫後2~3日そのままにしておいたものをゆでて皮をむくと、中からゆであがった大きなイモ虫が出てきたりすることが多く、それをみると当分のあいだは栗の実を食べようなどという気が起こらなくなる。

ところで曽祖父は孫である母といっしょに栗を食べられたのか? 食べられなかった。母が3歳のときに他界してしまったのだ。

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生んだにゃ、増やしたにゃ、地に…

2004-09-21 05:00:00 | ノラネコ
昨日の夕方買い物にでたところ、近所のアパートの階段の下で、生後1ヶ月半ぐらいと思われる子ネコたちが遊んでいた。そしてその前には、例の「もはや乳牛」のネコの母さんが座っていた。

わたしは注意深く、子ネコの数を数えた。1匹、2匹、3匹、4匹…5匹だ。!!
まさかこの子を全部母さんが生んだのだろうか? 一度ふくらませてしぼんだゴム風船のような、彼女のお腹のたるみぐあいを見ていると、それも納得できる。あるいは姉や妹の子も預かっているとか?

ヒトが彼らを見つめているのに気づいて、子ネコたちは警戒姿勢をとった。が、あいかわらず猫の母さんはどっしりと構えている。内心では、わたしを警戒しているのかもしれないが。

わたしがそれ以上彼らに近づくつもりがないのがわかると、子ネコたちはまた遊びはじめた。そのすがたは、無邪気でこの上なくかわいらしい。わたしの心は「かわいい」と「またノラが増えるのか?」の間を行ったりきたりした。もちろん、君たちがこの世に生を授かったからには、わたしは君たちの権利を脅かすようなことはしないとは約束するよ。でもね…

Be fruitful, and multiply, and replenish the earth.
(生めよ、増やせよ、地に満ちよ。)


旧約聖書の創世記のことばが頭をよぎり、いまの彼らを語るには、この命令形の神のことばを、ネコたちを主語とする現在完了形にしたほうがいいかもしれないと、子ネコたちをみながらぼんやりと思った。彼らはネコ算式に増えていく。このネコ算も、ネズミ算同様にMultiply (乗算する) なのだ。

こうしてネコポリス(この区が環境に配慮した「エコポリス」宣言をしていることにひっかけて、この辺一帯をノラネコが多いことかわたしが呼んでいる名称)のネコたちは、神のことばを忠実に守りつづける。


元ムツゴロウ味覚王国のケララカレー

2004-09-20 05:00:00 | 
kerala_1エスビー食品の手作り感と本格的な味がお手軽に味わえるのがウリの「すぱいすぴーぷる」シリーズのケララカレー。カレールウのほかに、数種類のスパイスが分封されている。

TBSラジオで毎週日曜日の午後に放送されている「伊集院光・日曜日の秘密基地」という番組の中にのなかに、 「秘密キッチの穴」というコーナーがある。聴取者が昔のあやふやな記憶を投稿する。それに対して別の聴取者や番組の関係者が、事実を確認するというコーナーだ。この番組で、ケララカレーのことを知った。

ケララカレーは、1980年代半ばに売られていた「ムツゴロウ味覚王国」シリーズのケララカレーと同じものだとのこと。そのシリーズなら、かすかに記憶がある。エスビーが畑正憲氏のムツゴロウ王国の名前を冠して作ったものだが、個人的には悪食の畑氏のイメージが浮かんできてしまい、当時は食指が動かなかったものだ。だが、このカレーについて投稿した聴取者は、このムツゴロウのカレーを、それはそれはおいしいカレーだったと主張する。

kerala_2そして現在すぱいすぴーぷるのケララカレーとなっているこのカレーを、ラジオで試食した伊集院氏以下、出演者の面々はこぞって絶賛。これは食べてみるしかないでしょ。

ダイエーにて350円弱で購入。骨つき鶏肉といっしょに、玉ネギ、にんにく、セロリ、りんご(以上、みじん切り)、人参、しょうが(以上、すりおろし)を加えて煮込むが、結構手間がかかる。

たしかに、なかなかおいしい。次は同シリーズのキーマカレーだ。

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「むしょうにカレーが食べたい日」 (わたしの歩き方。