巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

シューストレッチャー

2012-11-18 22:28:17 | ガジェット/モノ
わたしの足幅は、正確に測るとEと2Eの間。が、靴のデザインによっては2Eでもきついときがある。同じブランドの3Eを買うと今度はブカブカということになる。

こんな時には、シューストレッチャー。写真はコロニルのラバーウッドシューストレッチャー女性M用(24.0~25.5 cm)。

Shoe_strecher_1

ハンドルを時計回りに回すと足先部分が開くようにできている。(なんだかバルタン星人みたい)

Shoe_strecher_2

足先が閉じた状態で靴にいれて、

Shoe_strecher_3

ハンドルを回して開き、24時間ほど放置。ハンドルを逆に回して足先部分を閉じてから、シューストレッチャーを取り出そう。

Shoe_strecher_4

できあがり。

Success_walk_2e

特に一部分を伸ばしたい(たとえば「特に小指があたって痛い」など)人向けに、シューストレッチャーには通常はダボ(部分拡張パーツ)が付属している。

Shoe_strecher_5


こんな風にシューストレッチャーの穴にダボをはめて使用。

Shoe_strecher_6


靴幅でお悩みの人にはものすごく便利なグッズです。

写真の靴(ワコールのサクセスウォーク)を自分の足に合わせるまで、少しずつ3日わたって使用した。片足ずつ行ったので計6日かかった。皮を伸ばすスプレーやムースと併用すると、もっと早く好みの広がり具合になるかもしれない。

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ポンパドールのジンジャー&レモン ハーブティー

2012-11-16 22:42:37 | 美容と健康
Camomile_flowersポンパドールのカモミールティーには25年もお世話になっている。

ちょっと眠れないときや、風邪気味のときに嬉しい。香りがよく、やさしい味だ。

以前母が、巣鴨で安いカモミールティーを大量に買ってきた。安さは魅力だが、かなりの苦みがあった。おそらく花びら以外の部分も入っていたせいだろう。安眠効果は変わらなかったが、やはりカモミールティーはポンパドールに限る。

ただし、頭が冴えて本当に眠れないときにはあまり効かないので、そのつもりで。











Gingerlemonさて、これからの季節、カモミールティーとともにおすすめなのは、ポンパドールのジンジャー&レモン ハーブティーだ。

ショウガが50%以上入っていて、飲んだときの体の温まりかたと汗のかきかたは、ドラッグストアで手に入るショウガ紅茶の比ではない。しかもおいしい。ジンジャーのほかにレモングラス、レモンピール、レモンマートルリコリスで、味と香りが整えられている。













ポンパドールのハーブティーはどれも、10パック入り315円、20パック入り577円(いずれも税込)。

スーパーのセールで10パック278円ぐらいに安売りされていることがある。そうなると、わたしは節操もなく大量買いに走り、棚を空にする。


ダウン ルームシューズ(怒)

2012-11-13 19:54:48 | ガジェット/モノ
ちょっと、聞いてよ。昨冬、足が冷えるといけないから「ダウン ルームシューズ」なるものを買ったのよ。

Down_room_shoes1

ダウンとフェザーが半々にはいって、暖かそう。日本の下着メーカーが販売しているし、しかも1000円ちょっとのお値段だし。近くのスーパーで見つけたときは本当にうれしかった。

でも、何故か昨冬はほとんど使わずにいてしまいこんでしまって、新品同様じゃない。これは、ぜひ使わないと。

…て、数日前に使い始めたんだけれどね。

ところが、これがねぇ。
履いてちょっと動くと、羽がどんどん出てくる。

こんな風。

Down_room_shoes2

Down_room_shoes3

内側に抜けた羽は靴下や中敷にはりついたり、ささったり。

こんなフェザーが靴下を貫通して、皮膚に刺さってチクチク チクチク。

Down_room_shoes4

もちろん羽はルームシューズの内側だけに出てくるわけではなく、外側にもでてくるので、ウォールナット調の色の濃いフローリングのあちらこちらに、抜けた白い羽が落ちて目立つこと目立つこと。

Down_room_shoes5

そしてこの羽の掃除が、本当に厄介なのよ。

クイックルワイパー ふわふわキャッチャーシートとか、ウェーブ超毛束ドライシートのような「巻き込んで離さない」が売りのシートを使っても、羽を絡めとることができない。かろうじて寄せ集めても、塵取りに入れようとするとここでフワフワと舞ってしまうわけ。

立体吸着ウエットシートや濡れ雑巾でも駄目。細かい羽がいったん床に貼りつき、乾いた後で、またフワフワと。

もちろん国内メーカーの一般的な掃除機でも、全ては取れない。(ダイソンだったらどうだろう。)

結局「ウェーブ 超毛束ドライシートで床磨き」→「とりきれなかったゴミをとるためにほうきを使用」→「濡れ雑巾で徹底床掃除」→「掃除機がけ」を2ラウンド繰り返して、どうにかこうにか、大部分は取りきれたのだけれど。

で、小さな羽が床のあちらこちらに落ちているのをみて、やっと思い出したんだ。作冬に使わなかった理由を。

履いたら羽の抜けが激しくて、すぐに使用を中止したんだった。

使えないとわかっときにすぐに捨てればよかったのだけれど、ブツは新品同様。貧乏性なものだからあきらめきれずに、後生大事にしまいこんでいたってわけ。

やっぱり、適切なあきらめは大事だよ。

ティモテの誘惑 再び

2012-11-12 22:20:06 | 美容と健康
ティモテ―~ ティモテ~



ある世代以上の女性なら覚えているよね。あのシャンプーのコマーシャル。日本リーバ(現在のユニリーバ・ジャパン)のシャンプーとリンス。もとは70年代にスウェーデンで誕生したブランドで、80年代に国際市場に進出した。

あのCMの影響で、一度シャンプーとリンスを買ったよ。当時としては斬新だったあのハーブの香りは、とても好きだった。

でもね、髪質に合わなかったの。平均的な日本人女性の髪質には合わなかったじゃないかしら。おそらくパサついたはずだ。

そして、わたしの、日本人女性として量が多くて1本1本が太いドライな癖毛には、平均的な日本女性よりも、さらに相性が悪かったのよ。バリバリでボサボサでウネウネで、しかもブラシも通らなくなっちゃってね。ちなみにその当時のわたしの髪の毛の断面図は、かなり平たい楕円形。細いねじれたきし麺みたいな髪だった。あ、髪の毛の色は通常の人よりも真っ黒ね。それで色白だったもんだから、髪と肌のコントラストがハンパなかった。

あのCMの中の白人の女性は、おそらく平均的な日本人よりも髪の毛がずっと細くて、しかも本数は多いと思う。そういう髪質だと、あの長さと量であっても鉛筆1本で髪全体を全然崩れないまとめ髪にしたりできそう。ティモテはそういう髪質の人のためのシャンプーだと実感したよ。

CMのナレーションの「毎日洗える」っていうのは、おそらくこのCMのころが、毎日髪を洗う日本人が多くなったころだったのだろうね。それ以前のシャンプーは毎日洗わないことも考えて作られていたので、洗浄力そのものがかなり高かったんだ。

最終的にはティモテ・ブランドは日本市場からは消えたが、ヨーロッパの一部の国にブランドは残り、海外旅行中に見かけもした。懐かしかったよ。でも買わなかったのは、多分わたしの髪には合わないだろうから。

が、最近マツモトキヨシで見つけてしまったよ。ティモテブランドのシャンプーとトリートメント2種を。販売元はユニリーバ・ジャパン。英国製。

Timotei

「ティモテ オーガニック」というブランドで、グリーン基調のパッケージのヘルシーシャイン シャンプーとトリートメントと、ピンク基調のパッケージのナチュラルスムース シャンプーとトリートメント。

セールスポイントは「オーガニック」でエコサート認証。基本のオーガニック原料はともに、はちみつ・大豆油・シアバター・ヤシ油・アロエベラエキス。それに加えてヘルシー シャインは保湿成分としてオーガニック茶葉エキスが配合され、香りはベルガモット・ユーカリ・ゼラニウム・レモンのグリーンシトラス。これに対してナチュラル スムースは保湿成分としてブラジルナッツオイルが配合され、香りはイランイラン・シダーウッド・オレンジ・クローブのウッディフローラル。どちらの香りも、どストライク。シャンプーもトリートメントも、各1、950円。

わたしの現在の髪質を考えると油が多めに入っていないと困る。わたしの髪質は、昔のティモテが売られていた頃よりはかなり衰えたが、この年齢としては相変わらず量の多いドライな癖毛だ。美容師に「これはに育毛効果があって、なのでふくしまさんにはやめておきましょう」とか「髪の毛では(薄毛で悩む日はこないだろうから)最後に勝ち組ですね」なんて言われる始末。

だからナチュラル スムースを選択して、シャンプーとトリートメントを買ってきたのだけれど…

実は、最近多くの女性に人気であり、新しいティモテの売りでもあるこの「オーガニック」というやつが、わたしにとっては鬼門なんだ。わたしはアレルギー体質でたまに化粧品等にかぶれるのだけれど、かぶれるものは「オーガニック」や「無添加」であることが多い。

昨年、わたしの髪の面倒を見てくれた美容師さんが、オーガニックを売りにする美容室に移ったので、わたしもその美容師さんついていった。その美容室のオーガニックの白髪染めで、人生初の大参事というほど、頭皮とがかぶれて痒くなってしまった。もともと一部の白髪染めでかぶれることはあっても、ここまでひどくなったものはなかった。怪しげな弱小メーカーのものではなく、シュワルツコフのエッセンシティのものだったのに。仕上がりはとっても気に入っていたのに。丸1日後に痒くなりはじめ、48時間後には痒さがMAXに。

以来、オーガニックが売りのその美容室で、わざわざオーガニックでないものを取り寄せて髪を染めてもらっているんだわ。(ちなみにジアミンは大丈夫だけれど、ヘナやインディゴはダメという体質で、純粋なヘナは完全にだめで、ヘナ入りの化学染毛剤はかろうじて耐えられる痒さになる。化学染毛剤でも脱色効果のあるものは使えない。)

そして、一部の自然の油に対して頭皮が痒くなる。シリコンは毛穴を詰まらせるだの、キューティクルを剥がすだのと言われることがあるが、わたしはシリコンが嫌いではない。なにしろわたしの場合はアレルギーを起こさないものであることが大切。その点、シリコンでは痒くならない。それに太めの癖毛のドライヘアにシリコンは相性が良いよ。が、ティモテ オーガニックは「ノンシリコン」が売りだ。

さて、どうなるかな。まずはしばらく使ってみよう。なにしろ香りについては、これこそがわたしが待ち望んでいたものなのだから。

(使用後の感想は「ティモテ オーガニック その後」へ。)


Red Bull Flying Bach 2012年東京公演 (2)

2012-11-09 23:00:42 | 映画・小説etc.
(この記事は Red Bull Flying Bach 2012年東京公演 (1) の続きです。)

というわけで、 "Red Bull Flying Bach" を観に行ってきた。

正直言って、ブレイクダンスのことは良くわからないのだが、とにかく凄い。彼らのレベルが並はずれていることは、素人でもわかる。(ブレイクダンス・ワールドチャンピオンの称号を4度手にしているFlying Stepsというドイツのブレイクダンスチームとのことだ。)そして、ブレイクダンスは腕力とバランス感覚がきわめて重要なのだということが良くわかった。腕力が必要になる点で、世の中に b-girl (女性のブレイクダンサー)が少ないのも納得だ。

舞台のダンサーたちにムキムキ系はいない。考えてみれば、ボディビルダーのような筋肉を持っていたら、体重が重くなって片手倒立のフリーズなんてできなくなる。(いや、仮にできたとしても、見ている方は暑苦しいし、パワームーブのキレも悪くなるだろう。)だから舞台のb-boys(男性のブレイクダンサーたち)の持つ筋肉は、きわめて実用的な正しい筋肉。

「やっぱり男が持つべきものは、実用的な筋肉よぉ。見せるための筋肉はだめよぉ。」

と、30年前から力説してきたことを、舞台を観ながら今さらのように心の中で呟いてみる。

このような激しいダンスを業とする彼らのダンサーとしての寿命は、かなり短いと思われる。ヘッドスピンによるハゲも心配だ。が、おそらくハゲをb-boysの職業病であると考えた場合、痛くもかゆくもないハゲは、激しいダンスを続けたことによる体の他の部分のがたつきに比べれば、取るに足らないもの―おそらく昔の作家のペンだこのようなもの―かもしれない。

ダンサーたちの中の紅一点の女性は、オリジナルメンバーである日本人 川口ゆいさん。モダンダンスとジャズダンスを踊っているそうだが、彼女の元々のベースはクラシックにあるようだ。彼女のコンテンプラリー系のダンスとブレイクダンスは「対局」にあるものとされているが、私の目には最初から共通項が多いように見える。彼女のダンスがシャープだからか、それとも成り立ちの違いこそあれ、両方が西洋由来のダンスだからだろうか。

それにしても彼女の筋肉もすごい。鍛えて踊りこんだダンサーの筋肉。

舞台のそれぞれの端には、ピアノが1台とチェンバロが1台。この2つの楽器は、それぞれの奏者による生演奏。それ以外の打ち込み系の音楽は、録音かもしれない。レッドブルはオーストリアの会社であるから、使用されるピアノはもちろん「至福のピアニッシモ」で有名なオーストリアのベーゼンドルファー。遠くから見ているのでモデルは確認できなかったが、ピアノの横腹のベーゼンドルファーのロゴは確認できた。公演のパンフレットに書かれている、使用されている数字欄にあるベーゼンドルファー黒鍵と白鍵の数を足すと97鍵になるので、これが日本公演でも当てはまれば、使用されていたのはあのインペリアルということになる。

この舞台は世界各国の公演で衝撃を持って迎えられたということだ。その理由は、彼らの技術の高さに加え、バッハでブレイクダンスを踊るということが、「思いもつかない」ことだからだと、伝えられている。

だがわたしにとって、そのことがそれほど新しいことなのだという印象が、Flying Bachのことを知った当初よりなかったのは、日頃グルダなんか聴いているせいなのだろう。(この夏良く聞いていたグルダのダンスミュージック系のアルバムにも、バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻からの曲が入っていた。)

「クラシックが厳粛なために、クラシック音楽がブレイクダンスのようなジャンルで使用されることを拒んでいる」と考える人もいるかもしれない。だが、多くの原理主義者は存在するのは確かだが、クラシック音楽は、これまでいろいろなジャンルでアレンジされ、使用されてきた。むしろ20世紀後半にストリートで生まれたブレイクダンスのほうに、排他性のようなものはなかったか?

とにかく彼らの公演は、観に行ける環境があれば、観ておいたほうが良い。