巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

ハロウィン

2018-10-31 22:22:19 | 日記・エッセイ・コラム
ハロウィンのことを知ったのは、1970年代の初めのころのこと。
レイ・ブラッドベリの『何かが道をやってくる (1964年) (創元推理文庫)』で。

不思議な、そして決して日本では来ないであろう
(当時はそう思っていた)お祭りの描写に
心が震えた。ちょっと怖かった。
「万聖節」ってことばも、しっかり記憶した。

1990年代前半の一時期、英会話学校で働いていた。
スクールでは新たな生徒を集め、あるいは在校生をつなぎとめるために
ハロウィンのイベントをやった。

が、ネイティブの講師がウリの学校の割には、
ハロウィンのイベントはサマにならなかった。
なにしろ、本部のイベント担当からファックスで送られてきたチラシに
"Trick and Treat!" って書いてあったぐらいだもの。
(「ごちそうをくれたら、悪さするよ。」って…)

で、今日日のの渋谷のハロウィンの喧騒のニュースをみるにつけ、
時代は変わったと、つくづく思った。
ま、日本人お得意の、日本型ハロウィンになってるみたいだけれど。
どうみても、日本に昔からある「酒飲んで無礼講」にしか見えない。

わたしが持っているセイコーエプソンのスマートキャンバスWOWでは
本日はハロウィンのシークレット仕様。



スマホの壁紙は、ライブ壁紙のPaperland Pro
季節に合わせて風景が自動的に設定してあるのだけれど、
とっくに、ハロウィン仕様。



まぁ、こちらはもともと外国製なので。
(明日の朝起きると、全く違う壁紙になっいるはず。
おそらくすぐに感謝祭の仕様になる。
そしてその後クリスマスに…)

本日は近所のスーパーのお菓子売り場は
すでにハロウィン仕様を脱して、
クリスマス仕様になっていた。

東京タワー

2018-10-16 21:55:33 | 日記・エッセイ・コラム
本日2018年10月16日の東京タワー
臓器移植普及推進キャンペーンでグリーンにライトアップとのこと。




ちなみにこちらは先月9月14日の東京タワー
日仏交流160年記念でトリコロール(青・白・赤)に。
  

ちなみに、1960年代初頭に東京で生まれ育ったわたしが
これまでに東京タワーに行ったのはたった2回。
1度めは中学生の時。

そして2度目は去年のクリスマス近くの夜。
この2度目の時は、高所恐怖症のくせに
うっかり大展望台から外階段を使って降りてしまった。
降り始めて数十秒後に「しまった!」と思ったときは
恐怖で方向転換ができなくなり、
そのまま降りて行くしかなかったのよ。

外階段の手すりに両腕でしがみついて
下まで降りたあの時の恐怖感は何とも…

手すりはわたしのコートの袖で
綺麗に磨かれたはず…

「懐かしい」は脳にいいらしい

2018-10-14 21:28:20 | 音楽
母が特養に入った。

ユニット型ケアで、母の個室がある。
個室にはテレビやラジカセを持ち込むことが出来る。

慣れない母は夜眠れず、眠剤を飲んでも起きてしまうのだという。
ある日の夜中、スタッフの方が夜眠れない母のために
以前の入所者の方が使っていたラジカセで
ラジオをきかせたら落ち着いたのだという。

それを聞いて、わたしは母が以前使っていたCDラジカセを持って行った。
母自身はすでにCDラジカセの操作はできなくなっているのだけれど。

「どうせなら、なにかCDを持って行こう。」

ところが、定年退職後にクラシックを歌うアマチュア合唱団に所属していた
母のCDはクラシックばかり。
クラシックもいいんだが、今回はもう少し母の昔の記憶に結びつくもので
今の母が食いつきそうなのが欲しい。

そこで、私はアマゾンで昔の流行歌や文部省唱歌をなどを集めたCDを
色々物色し始めた。
この種のCDの商品レビューを見ると、皆さん私と同じ目的で買っている。
「老いた親のため」だ。
なので、こういうものを購入するのは正解だろう。
早速2セットほど購入し、母の元へ持って行った。

わたしが購入したのは、

“懐かしい"が脳にいい! 司会ナレーションとつづる 青春の歌コンサート(カラオケつき)


と、

四季を感じる 日本のうた~唱歌・抒情歌・こころの歌<四季折々の効果音入り>


だ。(キングレコードさん、目の付け所がいいですね。)


母に聴かせたところ「知らない」と言いながら、
「リンゴの歌」や「赤とんぼ」や「荒城の月」を
曲に合わせて歌詞をきちんと歌っているのを聞いて
CDを買ってよかったと思った。
歌い終わった後には、母は昨日は忘れてしまっていた
自分のことを思い出せた。
アマチュア合唱団の団員として、
三度もヨーロッパに行って、歌ったことを。



ちなみに一緒に歌っていた私自身が一番ノリノリになったのは
「お富さん」