巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

Darth Maul Plays Grand Pianist (ダース・モール グランドピアニストを弾く)

2007-04-14 21:59:07 | ガジェット/モノ
家に帰ってみると、リビングテーブルの上でダース・モールがグランドピアニストを弾いていた。あれ、まぁ。

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Darth_maul_playing_grandpianist_1
<↑写真解説>(クリックで拡大します。)
まずは指ならしに、オースティンの「人形の夢と目覚め」を弾いてみる。その表情はクールで、この曲を弾く彼が何を考えているのかをうかがい知ることはできない。彼の常に強靭な打鍵にはミスマッチの曲ではあるが、どんな曲でもその強靭さを活かしきってデモーニッシュに弾くのが彼の美学である。


Darth_maul_playing_grandpianist_2
<↑写真解説>(クリックで拡大します。)
興に乗って、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」を弾きはじめる。実は心の中では、若く美しい女流ヴァイオリニストと「クロイツェル」を演奏している自分を激しく妄想し、その妄想ゆえに最初から突っ走り、終楽章は人間では不可能な速さで弾きまくっている。しかしその表情は「人形の夢と目覚め」を弾くときと変わらず、あくまでもクールなままである。

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多くのフィギュアが1/6縮尺、そしてグランドピアニストもグランドピアノの1/6縮尺であるために、できることである。「フィギュアの縮尺を考慮して、グランドピアニストが1/6縮尺になったのであろう」と、購入者(わたしではない)は語っている。

しかし、ダース・モールのマントは、ピアノの演奏にぴったりだな。


口呼吸が先か、アレルギーが先か

2007-04-10 23:05:26 | 美容と健康
さまざまなアレルギー疾患の原因になるという口呼吸。わたしは小学校を高学年まで、この口呼吸をしていた。

そんなわたしは生後数ヶ月からアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎と典型的な「アレルギーのマーチ」を体験してきた。

ほら、やっぱり口呼吸はアレルギー疾患のもとだ…と、思うでしょ。でも、ちょっと待って。口呼吸が先か、アレルギーが先か、その因果関係を良く考えなくては。

わたしは口呼吸を本当に小さいころから指摘されていて、幾度となく注意され――「ゆみ! 口が開きっぱなしでだらしなく見えるわよ!」――直そうとしたが不可能だった。なぜか?

だって、アレルギーゆえに鼻がいつもほぼ完全に詰まっているので、口呼吸が止められると呼吸が出来なくなり窒息死に至るから。つまりアレルギーが原因で口呼吸を余儀なくされていた。

乳幼児に与えるおしゃぶりは、一方では歯並びへの悪影響が指摘されつつも、実は鼻呼吸の訓練になるというメリットあるらしいが、わたしのような子供には、口に何かをくわえさせておくことで、鼻呼吸を促すことは不可能だろう。なにしろわたしは、器用にも指をしゃぶりつつ口呼吸をしていたらしいから、きっとおしゃぶりを使っても口呼吸だったろう。

あまりにもアレルギー症状(特に気管支喘息)がひどかったので、パスパートを注射したり、海辺の養護学校へ入寮して体を鍛えたりといろいろやった結果、かろうじて鼻が呼吸できる程度には開通。やっと口を閉じても大丈夫になったのが、小学校の高学年というわけ。今は鼻呼吸だが、それでも依然として様々なアレルギー症状は出る。

ところで、鼻呼吸にしてから今日に至るまで、常に鼻の片方は詰まっていて片側のみで呼吸している。詰まっているのは右側のときもあり左側のときもあるが、これが普通なのかしら? それとも普通の人はいつも両鼻で鼻呼吸できるものなの? だとしたら、両鼻で鼻呼吸するというのはいったいどんな気分なの? (わたしには想像できない。)  



いまさらながらHOMESTAR

2007-04-09 22:55:23 | ガジェット/モノ
数日前にセガトイズのグランドピアニストのエントリーを書いたが、そういえばわが家には、同じくセガトイズによる「世界初の光学式家庭用プラネタリウム」との触れ込みのHOMESTARもあった。昨年春に家を建て替えたときに買ってきたものだ。

古い家は砂壁や木目の壁、木目の天井、和風ペンダントがブラブラで、HOMESTARの投影には完全に不向きだった。でも、今度の家は白系の壁、白い天井、薄型のシーリングライト。おまけに窓のシャッターをおろせば、昼間でもほぼ完璧な暗黒が可能。まさにHOMESTAR向きだ。というわけで、購入者としてはつい財布の紐が緩んでしまったらしい。

さてHOMESTARが手元にあるからには、もっともやりたかったことは、天井に写る満点の星を眺めながらいつのまにか眠りに落ちること。しかし、わたしにはそれができない大きな理由があった。

ド近眼

寝るときはコンタクトやメガネをはずさないといけないから、最大の楽しみは諦めざるを得ない。

が、部屋を真っ暗にして(少しでも明るいと見えが極端に悪くなる)、満点の星が映った天井を眺めながら、ビール(&笹カマ)やワイン(&チーズ)を飲むのは良いものよ。部屋を真っ暗にしないとだめだし、天井に映る星の明かりは、それはそれはほのかなものだから、手元を照らしてくれず、一度手に取ったビールやワインのグラスは手から離さないようにしないといけないけれどね。床に体育座りをし(または胡坐をかき)、顔を上に向けながら、右手にビール缶、左手に笹カマ(チーカマもいいよ、要はボロボロと屑がでないもの)ってところかな。あんまり良い格好ではないよね。まぁ、暗闇の中だからそんな格好をしても誰からも注意される心配はない。

でも、グランドピアニストにしろ、HOMESTARにしろ、機能の割には価格設定が高く、はたして購入者の何割が、「これはすばらしい買い物だった」と思えるかは疑問だ。

HOMESTARについては、最近改良版が発売されて、以前より明るい光でしかもカラーで星が見られる(わが家にある旧バージョンは白黒)とのことだが、改良にともない価格も上がってしまった。HOMESTARにしろグランドピアニストにしろ、よほどのロマンチストでもない限り、「購入したという事実」「商品が自分の家にあるという事実」に満足できるかどうかで、商品に対する満足度が決まるだろうが、わたしの評価は両方とも5段階評価にすると下から2番目。

とはいいつつ、セガトイズの戦略に2度も乗せられてしまった、ふくしま家だ。