巣窟日誌

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富士通、親指シフトやめるってよ

2020-05-19 19:33:17 | ガジェット/モノ
いつかこの日が来るとは思っていた。私もその良さを知ってはいるが久しく使っていない、あの親指シフトが終わる。

富士通、「親指シフトキーボード」の販売終了 40年の歴史に幕

 富士通は5月19日、同社の親指シフトキーボードや関連商品の販売を終了すると発表した。1980年5月に発表した、親指シフトキーボード搭載日本語ワードプロセッサ「OASYS100」以来、40年の歴史に幕を閉じる。
(出典:ITメディアニュース 2020年5月19日)


16年前、すでにブログをやっていた私は「親指シフト(NICOLA):または元親指シフターの嘆き」という記事を書いた。

16年前に書かなかったこともこの際だから書くと、親指シフトはスピード感をもって文字入力ができるので、日本商工会議所の日本語文書処理技能検定(ワープロ検定)試験などというものもこれで受けた。10分間で800字の日本語入力というのは、ローマ字入力では無理なのだが、かな入力では可能で、しかも親指シフトに慣れている人間にはかなりの余裕だった。

さて、ワープロ検定1級などと資格は、すぐに役に立たなくなった。直ぐに、誰もが自分でPCを使って文書を打たなければならない時代になったからだ。
「こんなの、秘書が打つんだから自分が出来なくてもいいんだ!」
と叫んでいた重役のオヂサン方は、かなりの確率で早期退職のターゲットとなったものだった。

話は変わるが、わたしは現在、昼間は英語104キーボード、朝と夜と週末は日本語108キーボードを使っている。どちらのキーボードもすでに販売中止となった東プレ のHiProシリーズのものだ。アルファベットの配列は同じなのだが、記号の配列が異なるので、混乱する人は混乱する。
わたしは、まぁまぁうまく使い分けている。親指シフト、JISキーボードかな入力、ローマ字入力を並行して使っていた時期があるので、頭が(指が?)さっさと切り替わるのかもしれない。