巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

アタリちゃん

2019-12-29 22:25:01 | ノラネコ
9月の初めごろ。自転車置き場に放置してある
母の自転車のリアバスケットをみると、
小さな猫が1匹入ってた。
顔は頬がこけていて、
「これ、猫だよね」と確認したくなるような
逆三角形のカマキリ顔。



その猫はわたしの顔を見るなり、
あわてて自転車から降りた。
その、体のびっくりするほど細いこと、細いこと。
リアバスケットには自分で入ったのだろうが、
こんな体でよく自力で自転車の上に登れたものだと
感心するほどの細さ。

自転車から降りたこの猫はそのまま私に突進し、
わたしの脚にぶつかっては逃げる、を繰り返した。
気をひきたかったのと、
自分の臭いをつけたかったのだろうが、
見ず知らずの人間にそんなことをするなんて、
決死の覚悟だったに違いない。

そんなわけで、
わたしはこの猫を「アタリちゃん」と呼ぶことにした。

そして3ヶ月強が経過。
最近のアタリちゃんは猫らしい顔つきと体つきになってきている。