巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

LDプレイヤーを買った。グルダは無事。グールドは黄信号

2008-03-29 19:46:00 | ガジェット/モノ
管理状態が悪く、歪んで再生不可能になったであろうものも含めて、納戸の中で眠っている200枚以上のLD (レーザーディスク) のソフトをどうするか。とりあえずパイオニアさんがLDプレイヤーを作っているうちに、何らかの手を打っておかねばなるまい。さもないと、ただの直径30cmの穴のあいた銀色の円盤のままである。しかもDVDやCDと違って、LDのディスクは鳥よけに窓際につるすのにも少々重過ぎるのである。

そこで、意を決して一番安いパイオニアのLDプレイヤーCLD-R5を購入。アマゾン経由で34,600円なり。今でもパイオニアのウェブサイトに「販売中」と掲載されている現役機種だけれど、実はこの機種の発売開始は1996年。

超ロングランもの…っていうか、前世紀の遺物っていうか。本体のパイオニアのロゴは今のものになっているけれど、説明書に使われているロゴは昔のもので時代を感じさせる。でも一応メイド・イン・ジャパンがうれしい。

さっそく、TVにつないで、チェック開始。

まず、フリードリヒ・グルダのLD8枚は(詳細は「グルダのLD色々」にて)全て無事。いつのまにかグルダのLDを買い込んでいた弟に感謝。(そのうち4枚はリージョン1の1枚も含めて、いまではDVDでみることができる。)

グレン・グールドに関しては81年の『ゴールドベルク変奏曲』は無事。どうもあやしいのが60年代と70年代の映像を集めた "The Glenn Gould Collection" (発売はおそらく1992年) と、"Glenn Gould Plays Beethoven" (『グレン・グールド ベートーヴェンを弾く』 1970年のカナダのTV放映作品)。「ディスクが正しくセットされていない」旨のエラーメッセージが出て、何回かセットしなおしていると、偶然ディスクが認識されたりする。

とりあえず大量のLDを1枚ずつ気長にチェックし、再生可能なものと不可能(あるいは困難)なものに分けて、後者を夏の暑い日にガラス板にはさんでおいて様子を見る予定だ。それにLD自体に未来がないのだから、再生が可能なものも別のメディアに落としておかなければならない。結構時間がかかりそうな作業だ。

今のところ完全に再生できないLDは見つかっていない。しかし弟が悔しそうに「ゆがんでしまったものがある」というぐらいだから、きっと音楽関係のLDの中に、しかもDVDにはなっていないものの中に、再生不可能になったものがあるに違いない。それはいったいなんだ?

Gould_lds

写真は3枚のグールドのLDに加え、右下は「トーキョー・ミュージック・ジョイ1985?1987」。1985年の映像ではキース・ジャレットが新日本フィルをバックにモーツァルトのピアノ協奏曲第23番を弾いている。

それにしてもLDプレイヤーって言うものは、えらく場所をとるものだ。置き場所確保に苦労した。重量に関しては、今回買った機種はみかけのわりに結構軽い。弟がかつて持っていたソニーのLDプレイヤーはやたら重くて、処分するときに苦労したのだけれど、弟に聞いたらあれはかなり高価な機種だったとのこと。



2枚よりどり3,000円のワンピース

2008-03-28 23:21:47 | 日記・エッセイ・コラム
75_percent_discountわたしが良く行くスーパーの話だが、春先にちょっとかわいい薄手のニットのワンピースが売られていた。同じデザインで数種類(5種類ぐらいあった)の色違いが大量に。値段は5,900円。

5,900円のワンピースは、世間的には高い価格ではない。しかし、1枚で着るよりむしろ重ね着に向いており、しかも細身のパンツかレギンスをあわせたほうが良いカジュアルなデザインといい、この色違い数種の大量生産具合といい、どう考えても比べる相手はユニクロということになってしまう。そしてユニクロのワンピースやチュニックと比べてしまうと、5900円は高い部類に入ってしまうのだ。

果たしてこのワンピースは大量に売れ残ってしまい、先日2,900円に値下げされていたのをみた。なんと3000円引き。それでもわたしは買わなかった。ユニクロのワンピースとの値段の比較(特にディスカウントされたユニクロのワンピースとの比較)で考えていたからである。

ところが本日、それが2枚3,000円になっているのをみた。しかも値札をみると2,900円になった後に、さらに1,900円に下げられ、最終的に2枚1,500円になってしまったらしかった。

わたしは定価の1/4の値段になったそのワンピースと、やはり2枚3,000円になっていた「洗濯機で洗える」メリノウールのカーディガン(こちらの定価は3,900円だ)を、レジに持って行き、1,000円札を3枚出した。

先日、ユニクロ度を競った日に撮られた紹介写真が、某社の社内中に流れたあとである。もはや何を着ていこうと恐れるものはない。1,500円のニットワンピースも、そのうち仕事に着ていく予定である。(出入り禁止になったりして)

ちなみにこのワンピースは、ネット上ではまだ5,900円で売られているため、企業名は伏せておくことにするが、どう考えても最初の値付けが強気すぎたよね。

Jpy_1500






ユニクロ度を競って負ける

2008-03-26 22:05:15 | 日記・エッセイ・コラム
「ユニクロを仕事に着ていけるのなんて、せいぜい20後半までですよね。それ以上の人が着たら、『人生に失敗しました』って服で表現しているようなものですよ」と30代前半にいわれて、カチンときたわたしと友人A (ともに40代)。ともに「そんなことはない。わたしだって仕事でユニクロを着ている」と、口々に主張。

ところが、友人Aもわたしもともに変なところで負けず嫌いだった。2人の間でも闘争心に火がついてしまったのである。すなわちどちらのほうが、より多くのユニクロを身に着けて出社できるか、だ。

友人A「まさか、着ていったのは下着だけ…なんてことは、ないわよね?_」
わたし「そ、そ、そんなことはない。ない。絶対に、ない。Aだって、ジャケットの下に着ているカットソーだけがユニクロ…なんて、そんな潔くないことはしないよね?」
友人A「あたしがそんなことするわけないじゃないの。やるなら全身オールユニクロよ。そうでしょ?」
わたし「決まってるじゃないの。オールユニクロだよ。」

どうせオールユニクロをやるなら、世間の給与日の次の日と決めた。つまり、みんなの懐が暖かいであろう日。

というわけで、本日のわたしは、紫のタートルネックのヒートテックモイストの上に、グレーの七分袖のリボンドレスを重ね、ボトムはクロのスティックパンツ。そしてコートは昨年の秋物のクロのドレストレンチ。(以上、ユニクロ)つまり全身どこからみても、ユニクロ。

この姿を朝、急いでデジカメで写し、画像をAのメールアドレスに送りつけて大手町に出社。絶対に勝ったと思っていた。

ところがわたしは負けていた。実は友人Aはバッグも下着も靴下もユニクロでそろえて恵比寿に出社したのである。わたしだってトートバッグの中にユニクロのエコバッグ入れてはいたのだが、トートバッグ自体はノーマディックだし(ユニクロとたいして変わらないかも)、下着はユニクロじゃなかったし、ストッキングはグンゼだったし…

というわけで、負けたわたしは、ユニクロのバスローブをAにプレゼントすることになってしまった。ああ、口惜しい。

追記:ユニクロのキース・ヘリングのエコバッグはいいよ。


2008-03-25 22:49:11 | 日記・エッセイ・コラム
今朝、わたしの部屋の東側の窓から撮ったものです。時間は6時5分ぐらい。この後、急速に霧が出てきててしまいました。
Sunrise_2008_spring_2

ここから見える建物は、サンシティのマンションです。昔は何もなかったのになぁ。「東京23区内とは思えないほどのどかだ」と、ここを訪れる人は口々に言いますが、やはりいろいろと変わっていくものです。とはいえ、サンシティ自体も、もうかなり古いんですが。