巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

スーパーの営業時間

2005-09-30 21:46:59 | 日記・エッセイ・コラム
最近、近所のスーパーマーケットは夜11時まで開いている。多くのスーパーが営業時間を延長し、中には24時間営業のところも出て消え入る。

わたしが駆け出しの社会人だったころ、スーパーの営業時間はどこも午前10時から午後7時までと決まっていた。定休日も月に2回ぐらいはあったものだ。毎週○曜日というのが基本だが、暮れなどの忙しい時期には月に1回だけ、そして比較的暇な時期には、月に3回ぐらいあった。

完全週休2日制が浸透する前、企業の業務時間は9時~5時が普通だった。でも残業をするとスーパーの閉店に間に合わない。働きつつ一方で家事をしなければならない人間にとっては、かなり不便だったものだ。

デパートはもっとすごかった。午後6時に閉店したのだ。しかも毎週必ず定休日に休む。だから各デパートの定休日をある程度頭の中に入れておかないと、店の前にいってから「しまった」となることもあった。もっとも月-金(あるいは土)で仕事のある人間は、週末しか行く機会はなかった。デパートの近くに職場がない限り、たとえ残業をしなくても、仕事が終わってからでは間に合わなかったからだ。

今では隔世の感がある。


うう、忙しい…

2005-09-27 21:18:09 | 日記・エッセイ・コラム
ここ2ヶ月ぐらい、なんだかとても忙しい。

まず、家が老朽化したので建て替えるべくモデルハウスまわりをしたところ、この後に結構大変なことになってしまった。比較のために5社にコンタクトしたところ、各社とも営業が積極的で、ハウスメーカーとの打ち合わせだけで、すでにオーバーフロー気味だ。しかも母が中心となっているこの「家建て替えプロジェクト」は、母が話し下手ゆえに、わたしがしゃべる役目にまわることになるので、毎回の打ち合わせ後はどっと疲れる。

しかし、わたしは金融機関の信用が全然ない。企業に属していないコンサルタントで非常勤講師という、「フリーター」職業だ。こうなると不動産をどうこうするときに、「融資」というものが受けられない。というわけで、求職活動も同時期に開始。もちろんその合間をぬって、単発の仕事もいくつかこなす。当座の費用がないと何もできないものね。

その忙しさのピークの第一弾が、先週から今週にかけてきてしまった。9月の最終週の月曜日である26日は、わたしの秋の授業のスタート日。しかもまさにその日に、秋から追加で受けた新しい仕事も始まる。この新しい仕事は、夏休みを挟んで7月からOJTをやっていたもので、すでに時間的にかなり拘束されている。金額的にははっきりいってまったく見合わないが、わたしの現在の研究対象に近いところにある仕事なので、で引き受けたものだ。

そんな中、先週土曜日は、大阪に行かなければならなかった。しかし金欠で、交通費もままならない。

そこで行きは新幹線に乗るより安いANAの羽田→伊丹便に乗った。仮眠する暇もないぐらいの短距離である上に、台風の影響とかでけっこう揺れて疲れが倍増。

帰りは交通費節約のために、なんと夜行バスを使って大阪→池袋へ。日付が変わって帰ってきて、少々仮眠をした後、またもハウスメーカーとモデルハウスで打ち合わせ。そして、ハウスメーカーのモデルハウスから帰ってきたあと、あまりにも疲れたのでついうたた寝をしたら夜になってしまい、あわてて半徹で翌日の授業の準備の仕上げをするはめになった。

というけで、後期授業の第1日目である昨日は、「授業が終わったら、早く帰って寝よう!」との一心で、疲れているにもかかわらず帰りは急ぎ足になった。しかし、駅に止めたmy自転車がパンクしているのを発見。徒歩25分の距離を、パンクした自転車をひきずって足取りも重く帰ってきた。

ええ、昨晩のうちに自分でパンク貼りをしましたとも。だって今日も午前中から外でハウスメーカーとの打ち合わせがあったんですもの。駅まで歩いていくなんて嫌だったんですもの。しかし、さすがに2回目のパンク貼りともなると、結構手際よくできるもんだ。20分ぐらいで終了。

さあ、明日は午前中から税務署だ。明後日は再びハウスメーカー。その合間をぬって、仕事、仕事、仕事、求職、仕事、仕事、仕事、求職。しかしハウスメーカーと契約した後のほうが、メーカー選定よりももっと大変だと聞いているのだが…


アマゾンのデータマイニング

2005-09-20 12:19:20 | 日記・エッセイ・コラム
アマゾンのサイトにcookieが入っていて、個人別にカスタマイズされたトップページが出るのはかまわない。それ自体は助かることもある。

しかし最近「マイページ」やら「リストマニア!」やらに、若い女性の写真集がひんぱんに表示されるようになった。それも、あられもない姿のやつばかり。これははっきりいってものすごく不快だ。

「おいおい、わたしにそんな趣味はないぞ」「このジャンルの書籍情報を検索した覚えもないのに…」と、なぜこんなことになったのか調べてみると、マイページの詳細に

「[デジカメの機種名]を買った人は、こんな商品も買っています」


と、複数のデジカメの機種名が表示されていた。そういえば、最近アマゾンでデジカメの価格をいくつかチェックしたことがあったが、つまりはアマゾンでデジカメを購入した人の中には、その手の写真集を買う人が結構いるということだ。

ほら、あの「金曜日に缶ビールを買い物カゴに入れる男性客は、一緒に紙オムツを買うことが多い」とかいう、データマイニングの手法の一種だ。アメリカのスーパーで、ビールの隣に紙オムツを陳列すれば、両方がさらに売れる確率が高くなるように、一見関連性がないデジカメと写真集でも、表示させておけば買ってくる確率が高くなるということらしい。

しかしアマゾンの場合は、単品のデータの相関性だけを見ているようだ。これでは場合によっては大はずれの結果を出すことがありうる。

たとえば、わたしと同様に多くの女性が、(大人気ないと見られるのがいやで)日常では表立っての嫌悪感は示さないにしろ、この手の写真集に不快感を抱くだろう。

わたしの名前から女だとわかるだろうから、分析の際に性別を入れてくれれば、こんな表示など出てこないはずなのだが。
「こんにちは、ふくしま ゆみさん。」なんて表示されている画面で、扇情的な女性の写真集の表紙の画像など見たくないぞ。


PC周りのトラブルは、忙しいときにかぎって起こるものである

2005-09-20 00:08:32 | 日記・エッセイ・コラム
■ 液晶ディスプレイ

8月の終わりごろから、これまで使っていたデスクトップPCの液晶ディスプレイの調子が、徐々に悪くなってきた。ノイズが目だつデジタル接続からアナログ接続に切り替えて、だましだまし使っていたが、次第にブラックアウトする頻度が高くなり、ここ1週間は作業に支障をきたすほどになった。(「でも画面がブルーになるよりはましでしょう」との指摘あり。)自分で修理しようとディスプレイの中を開けようとしたが、なんだか変なはめ込みかたになっているらしく、ネジをすべてはずしても開かないので諦めた。無理やりこじ開けると、二度と閉じられなくなる可能性があったからだ。

しかし新品のディスプレイを買うお金もない。そこで中古のモニタで、あと2年ぐらいは持ってくれそうなものを、ネットで探すことにした。条件は液晶でデジタル接続。15インチ以上で、XGA以上。ネットで調べていると、ナナオの中古のFlexScan L461が送料込みで16,800円で売っていた。16インチでSXGA。即買。

届いたディスプレイをセットアップしていると、家族が近所に開店したばかりのPC Depotのチラシを持ってきた。そのチラシには、中古のFlexScan L461が14,600円で出ていた。

ショック!



■ ビデオ編集ソフト

前期の授業で学生たちにやってもらったプレゼンテーションを、DVカムコーダーで記録しておいたが、来週の月曜にある後期の最初の授業でその一部を見せようと、以前に買った廉価版のビデオ編集ソフトを久々に起動した。ビデオをPCで編集し、その後DVテープに書き出し、さらにそれをVHSテープにダビングしようと考えたわけだ。

このビデオ編集ソフトは、これまではストリーミング映像を作るためだけに使っていたものだ。その限りのおいてはトラブルがなかったのだが、今回はどうやっても上手くいかない。

PC上でDV-AVIファイルにレンダリングするまでは良く、出力したものはPC上のビューワーできれいに再生できる。しかし、そのファイルをDVテープにエクスポートすると、何度やっても、複数の特定箇所でスピードが速くなったり、遅くなったりしてしまうのだ。

PCに負担がかかっているのかと思い、常駐ソフトを切ったり、DMAモードをチェックしたり、IEEEケーブルをチェックしたりしてみた。そして、このソフトの最新のアップデートパッチをインストールしたり、使っているCODECのバージョンを最新のものにしたりと、それなりの手段を講じてみたりもした。でも、やはりだめ。

ぶちきれたわたしは、ついにこのビデオ編集ソフトをあきらめ、異なるビデオ編集ソフトの体験版をダウンロードしてテープに書き出した。すると…

あれぇ、スルスルときれいに入るではないか。

つまり、わたしが使っていたソフト自体が悪かったということである。色々と手を尽くす必要などなく、さっさとこのソフトを捨てればよかったのだ。それにしても、DV-AVIファイルをDVテープの書き出す作業のためだけに、丸1日を費やすハメになるとは。


「ネコ」ポリス その57

2005-09-16 20:03:00 | ノラネコ
彼女の名は「ゴキリョウ」。「マックン」とも「クロちゃん」とも呼ばれている。

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飼い猫ではない。ノラである。普段は用心深い彼女ではある。その人間不信のほどは「『ネコ』ポリス その52」の彼女の表情を見ればわかる。

しかし大胆にもニンゲン様のテリトリーギリギリで、惰眠をむさぼっておる。夢にまで見た接写のチャンスである。窓の隙間から手だけ出して、彼女の寝顔を、いざ収めん。

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奇跡だ! あの用心深い彼女が、デジカメのシャッター音にも目を覚まさないではないか。

しかし今回は、いささか距離が近すぎる。しかも、眠っていられては、彼女のあのグリーンがかったフシギな瞳の色が、写らないではないか。