巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

訃報:ソックス氏(元ファースト・キャット)

2009-02-21 22:14:33 | ニュース
外電で、クリントン元大統領時代にファースト・キャットだったソックス君が、顎がんの治療の末に安楽死となったというニュースが入ってきた。(「クリントン一家のペット猫が死亡、がん患い安楽死の処分」 ) 享年19~20歳。

ソックス君はビル・クリントン元大統領が大統領になる前から飼っていていたネコで、クリントン元大統領の当選に伴って一緒にホワイトハウス入りした猫だった。Wikipedia内の彼の項目をみると、彼は結構広報活動に従事していたらしい。

だが、「ミスター・プレジデント。大統領がイメージアップのために飼うならば、やはり猫なんかではなくて犬ですよ」とかなんとか周囲に言われて、バディーというラブラドール・レトリーバーもホワイトハウスのなかで飼いだしたところ、この2匹の関係は英語でいうところの「猫と犬」の関係(日本語の「犬猿の仲」に相当)そのものになってしまった。

そしてファースト・ペットの役どころは次第にバディーに取って代わられ、結局、クリントン元大統領がホワイトハウスを去る時に、ソックス君はクリントン大統領の秘書の女性に引き取られた、とかいう話だ。(ええ、バディーはクリントン一家が引き取っていきました。)

ところで、ソックス(Socks)の名は、彼の模様が日本語でいうところの「白足袋を履いている」状態だから。そして彼のような模様の黒と白のネコを英語では ”tuxedo cat” と呼び、日本語ででも「タキシード猫」と呼ぶことがある。

Socks was what feline-lovers call a tuxedo cat - mostly black with white down the front and belly and on his feet, suggesting a fashionable dandy in a black satin evening jacket with a snowy shirt peeping out. He had markings that looked a bit like a mustache and goatee.

(ソックスは、猫好きがタキシード猫と呼ぶ、体のほとんどが黒く胸と腹にかけての部分と足が白い猫で、雪のように白いシャツがのぞく黒のサテンのイブニングジャケットをまとったようなおしゃれでダンディーな風情があった。ちょっと口髭とあごひげみたいに見える模様もあった。) "Socks The Cat Dies"



我が家の周りにもこんなタキシードを着たノラネコが結構いるのだが、どうも古着のタキシードを着ていたり、体に合わないサイズを着ていたりしているように見える。



ハナグロ vs. マックロ

2009-02-21 20:14:00 | ノラネコ
庭に出ると、どこからともなくマックロが飛んできて、わたしにゴロスリ攻撃を仕掛けた。

Makkuro_2

それをみたハナグロが、最近の彼女の住処となっているわたしの自転車の後ろカゴの中から大声をあげ、飛び出して割って入った。ハナグロはかつて、ゴキリョウを徹底的にいびりだして追い出し、庭の主となったネコだ。その彼女は、今、追われる立場である。両者はにらみ合い、臭いをかぎ合った。

Hanaguro_vs_makkuro

上の写真は、両者の中が仲がよいことを示しているものではない。この直後、ハナグロの決して当たらぬネコパンチが炸裂した。


いかにもDELLらしいことが、やっぱり起こった

2009-02-11 15:43:04 | ガジェット/モノ
トラブル覚悟で購入したDell(詳細は「Dellを買っちゃったよ…」で)。いままで何の不具合もなく動いてきたのだが、3週間前のある日突然、液晶ディスプレイE228WFPが真っ暗になった。

とりあえずケーブルをつなぎなおしたりしてみたけれど、現象は改善されない。が、よくよく目を凝らしてみれば、うっすらと画像が映っている。つまり、トラブルの原因は、バックライトが点灯していないということにあるらしい。

そういえば、Dellの液晶に関するこんなトラブルは、購入前にいろいろ調べた中にあったような… 以前に見たのは確か→これ←だ。

そして、今もこの種のトラブルは多いらしい

というわけで、さっさとサポセンにメールをして、2回のメールのやり取りで交換が決定。交換と壊れた液晶ディスプレイの回収が速やかに行われた。ちなみに、交換前のものも、交換後のものも、幸運なことにドット抜けはない。

こういうトラブルが頻発するディスプレイユニットをお持ちの方は、いざとなったら、画面表示に頼らずPCをシャットダウンする方法を、(自分の頭の中を含む)どこかに書きつけておいたほうが良いかもしれない。現在わたしが使用しているDell機(OSはWindows Vista)の場合は、まずWindowsキーを押し、次にシフトキーを2回押し、次に右矢印のカーソルキーを2回押した後、Ctrl+Uでシャットダウンできる。

ところで、モニター系の不具合の場合は、原則として「修理」ではなくて「交換」。これはわたしがDellにいたころ(この会社が日本市場に参入したころ)から、ずっとそうだったな。OEMだものね。

それからサポセンは、原則としてまずは電話で連絡してくるものらしい。メールに「働いているので電話に出られない」と、あらかじめ書いておいたのだけれど。携帯に留守禄を残した後に、さらに携帯のSMSを使って(おそらくサポセンの)電話番号だけを残す。その時はSPAMだと考えて無視したけれど、後でサポセンを使った他の人のネット上の書き込みを読んで、これがDellからのメッセージだとわかったワ。


マックロ

2009-02-08 23:23:00 | ノラネコ
公園にまたネコが増えた。プロフィールは以下の通りである。

性別:メス
年齢:不明(成描)
描種:不明
毛の色:黒(真っ黒)
目の色:ヘーゼルとグリーンの中間ぐらいかな?
目の形:丸型
体の大きさ:でか!
性格:人慣れしている

で、でかい。ハナグロよりふた回り大きい。顔も目も大きい。手足も太い。しかも人間をみるとミャーミャーと鳴いて近づいてくるところをみると、どう考えても飼われていた猫だ。わたしが彼女を見かけるのは主に夜なのだが、大きな目が暗闇でキラキラと光ってとても目立つ。

猫おじさん(公園に頻繁に来るネコ好きの男性のことである)によれば、12月末から公園に出没するようになったとのことだ。毎年12月末、3月末といえば、子ネコではないネコが公園に増える季節である。もちろん繁殖で増えたのではなく、人事異動、就職等のための引っ越しに伴い、誰かが捨てていくからだ。しかし、運悪く迷子になってしまったという可能性もある。もし心当たりがあれば、ぜひご連絡を。元飼いネコのほとんどは、たとえ誰かが定期的に餌を与えたとしても、ここは生き延びることは難しいんだから。

猫おじさんによれば、「人間を見ると鳴きながら近寄ってくるが、手を出すと逃げていく」のだそうだ。が、わたしは初対面ですでにたっぷりと臭いをつけられた。これは、わたしがネコの間で人望(あるいは猫望)が厚いというわけではなく、ネコにとっては人間の男性よりも女性のほうが、less harmfulに見えるだけであろう。というわけで、わたしを見るとベタベタくっつくために、彼女のまともな写真がいまだ撮れない。ごめんなさい。

Makkkuro

当然のことながら、ハナグロはこのマックロの存在を快く思っていない。かつて無理やりゴキリョウから奪った自分のテリトリーを、今度は自分が奪われる立場になりそうだと感じているからだ。(嗚呼、下剋上)

ある日、わたしが庭に出ると、いつものようにハナグロが寄ってきた。ネコの世界では我が家の庭は、今のところはハナグロのテリトリーなのである。それをみて、公園にいたマックロが鳴きながら庭に入ってきて、ハナグロとわたしの間に割って入った。体がふた回り小さいハナグロは、妙な唸り声をあげて、マックロに向かってネコパンチを右前脚で4発ばかり繰り出した。(ネコパンチとは、当事者が不快感の意思を表明する以外の何の効力もないことがよくわかった。これで倒れるのはミッキー・ロークの(あの余興試合の)対戦相手ぐらいである。

さて、このマックロは、ハナグロを見て学習してしまったのか、ここ数日、わたしに対してゴロスリ攻撃(詳細は「ネコのゴロスリ攻撃」を参照のこと)を仕掛けてくるのである。

おもむろに目の前で背中を向けてゆっくりと座る。大きな背中である。何でわざわざ背を向けて座るのだろうと思うと、そのままゆっくり伏せの態勢になり、次にその姿勢から右半身を下にしてゴロンゴロン。どうやら、完全にロックオンされたらしい。



追記:ここ2か月、キリリを見ない。おそらく、どこかで死んだのだろう。