巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

春を待つ

2018-02-17 22:29:35 | 日記・エッセイ・コラム
春を先取りしたくて、先週の土曜日にチューリップを買った。
バレンタインデー直前だったため、花屋はどこもバラ中心の取り揃えで、
いかにも春らしい形と色のチューリップを見つけるのに苦労した。
今年の冬は結構寒いので、一週間たったいまも、
そのチューリップはきれいに咲いてくれている。



一昨年の秋から去年の秋にかけて、職場でとても理不尽な目にあっていた。

母の介護費用や自分の病気が再発した場合の費用のことを考えて
退職を逡巡しているうちに、睡眠時間が毎日1~2時間ぐらいしか確保できないほど、
大量かつ急ぎ(かつ、くだらない)仕事を押し付けられてしまった。
職場は法律事務所だったのだが、上司に訴えても全くダメだし、
自分の仕事を優先的にさせようとする弁護士の執拗なパワハラまがいの言動に、
肉体的にも精神的にも完全に疲弊してしまった。

法律事務所というところでは、弁護士との力の関係でパラハラが起こることが
結構あるらしく、わたしの話もよくある話だそうだ。

そのころのわたしといえば、道を歩いていていきなりばったり倒れた後、
朦朧として、道に顔をつけたまま動けないということが結構起きた。
当然怪我をしたし、人も集めてしまった。
電車の中でも何回も倒れ、地下鉄を止めてしまったこともあった。
(帰宅途中の皆さま、その節は申し訳ありませんでした。)
自分では普通にホームに立って電車を待っていると思っていたのに、
いつの間にか線路方向に向かってフラフラ歩いていたらしく
気が付くとホームドアにぶつかっていたことがあった。
ホームドアが設置されていなかったら、線路に落ちていただろう。
こんな状態が続き、昨年の9月頃には
「もう年は越せないだろうな」というところまで来てしまった。

そんな職場を離れて、かろうじて年を越した。
そして寒い中、春の訪れをまっている。

今年の春は、川沿いにあるオフィスの食堂でお昼を食べているのだろう。
川むこうの公園のきれいな桜の花を眺めながら。

桜を見る心の余裕があれば…の話だが。