巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

ネコ、ヒトを誘惑する

2010-11-28 17:00:00 | ノラネコ
ネコのシロサバです。近所をシマにしている臆病なメスネコですが、無害だとみなしている人間には寄ってきます。

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寄ってきます。

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寄ってきます。怖い顔をしていますが、怒っているわけではありません。

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人間の足元から30cmの距離で背中を向けて座り、人間がかまってくれるのを待ちます。

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待ちます。

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待ちます。

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待ちます。

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それでだめなら…





…次の手に移ります。ネコは体の柔軟性ばかりでなく、アプローチを速やかに変える心の柔軟性も持ち合わせています。

コロコロところがって、色目を使います

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コロコロ。

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陥落しそうです。

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どうやら人間の負けのようです。(なでなで)

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ふぅ…




食欲の秋なので、ご紹介します。

2010-11-23 16:27:10 | 
輸入物の食材を売っている近所の酒屋さんで発見して、気に入っている食品をいくつかご紹介。




■ トルコはFruppa(フルッパ)のオレンジ・マーマレードとバラジャム

Fruppa

輸入者:ユニバーサル商会株式会社

トルコといえば、バラの産地。そして果物の産地。というわけで、「中身のうち70%が果肉」で「保存料・人工着色料を使用していない」が売りのFruppa(「フルッパ」とも「フラッパ」)のオレンジ・マーマレードとバラジャム。

トルコのオレンジはおいしい。オレンジ・マーマレードもさすがトルコのオレンジ。このマーマレードの外皮は薄切りではなく小さめのダイス切りで、この点も個人的に気に入っている点。

バラジャムは本当にバラの花びらだらけだ。口の中にバラの香りが広がるため、バラの香りが嫌いな方には絶対に受け入れられないだろう。バラの香りがお好きな方 及び バンパネラにあこがれる方におすすめする1瓶。紅茶に入れるとおいしいのだが、最後にカップの底に残った花びらの舌触りが気になる向きには、バラジャムをスプーンでなめながら紅茶をすする飲み方がよろし。わが家では絶賛愛用中。

両方ともネット上で1瓶450グラム入り、400円~500円ぐらいで入手可能。わたしは300円ぐらいで手に入れた。




■ オーストリアはKelly(ケリー)のSoletti(ソレッティ)ブランドのプレッツェル

Soletti

輸入者:株式会社リョーカジャパン

左は「腕組み型」と「スティック型」のプレッツェルが半々に入っている、Duo(デュオ)。腕組み型のみ、スティック型のみの袋も売られているはずだ。塩味が効いていて、ビールのおつまみに最適。

ただしこれだけを連続して食べると、少々くどいと感じると思うので、それ自体をお菓子としてバリバリ食べるとすれば、ソーダクラッカーがミックスされている右側のHappy Mix(ハッピーミックス)がおすすめ。こちらは形もかわいい。

Happy_mix

Duoは160グラム入り、Happy Mixは180グラム入りで、確かオーストラリアで定価で買えば、それぞれ2.5ユーロぐらい。円高のおかげもあるが、それよりも若干安い値で入手。

ところでSolettiのホームページにはあるが、日本では販売されていないであろう、Solettiプレッツェルに日本のアラレを混ぜたような「さようならMix(Sayonara Mix)」の輸入を、前向きに検討していただけないでしょうか、リョーカジャパンさん。「ジョー」とカタカナで書かれた笠をプレッツェルのキャラクターがかぶっている、あのパッケージデザインに、あたしは惚れたよ。




今年のユニクロにはアレがなくて困る

2010-11-23 11:16:21 | ガジェット/モノ
…というものが、少なくとも女物に関しては今シーズンには少なくありません。




■ エアテックのイージーパンツ

母が泣いております。ウォームイージーパンツではダメなのだと。




■ エアテックのカジュアルジャケット

今シーズンは、様々な種類のダウンジャケットで、顧客のニーズを吸収するつもりでしょうか。でも、エアテックも好きなんです。

ダウンといえば、プレミアムダウン ウルトラライトコートはけっこう良いです。シーズン初めは収納袋がついていて(残念! いまはついていない)、フェイクファーを外せばどうにか袋に収まり、携帯性抜群で10月半ばのオーストリア旅行にはピッタリでした。朝のザツルツブルクの気温は0℃だったんです。




■ ヒートテックのハラマキとショートタイツ

ハラマキは今出ている厚手のボディウォーマーではなく、昨年まで出ていたインナーと同素材の薄手2枚組で使い捨てカイロを入れるポケットがついていた、ネット限定のヤツです。あれは上に着るものに響かず、冷え性の人間には冷房対策に夏も着用できてよかったのですよ。

そして、ヒートテックのインナーと同素材のショートタイツ。今年のショートパンツはタイトなラインのものを履くときには、やはりもたつきますねぇ。ということで、こちらはイトーヨーカドーあたりで出している類似製品を買うしかありませんわ。


[2010.12.04追記] ヒートテックハラマキは、12月になって販売されたようです。ヒートテック ボディウォーマー(2枚組)というやつです。さっそく購入手配をいたしました。




■ ヒートテックのブラトップ

わたしは昨年の乳がんの手術の前に、ヒートテックのブラトップをキャミソール型のものもタンクトップ型のものも買いだめしておきました。それに今年の夏のブラトップのカップは、ブラトップの改良が、わたしには裏目に出たで説明したようにちょっと合わなかったので、仮に夏のカップの形でヒートテックのブラトップが店頭に並んだとしたならば、買わなかったと思います。

が、わたしの髪を担当してくれている美容師さんが、つい最近になって遅まきながらブラトップとヒートテックの良さに目覚めましてねぇ。そこでわたしが「去年はヒートテックのブラトップがあったんだけれど…」といったら、大騒ぎに。

ああ、でも今季新展開のヒートテックのクルーネックは良いですね。




これまで普通に販売してきた商品の何を捨てて、何を新たに取り入れるかという選択は、難しいですね。メーカー側としては商品品目の新陳代謝というのは必要ですから。引き際を間違って「まだ買ってくれる人がいるから」とズルズルと売り続けていると、会社の利益に悪影響を与えますし。ユニクロのことですから、再発売の要望が多いもの(たとえばヒートテックの薄手のハラマキ等)は、来冬には出してくると思いますが。

そういえば、ユニクロに昔あった深履きショーツは完全に廃番かしら。今ユニクロで出している伸縮レースで深履きに見せているヤツではなくて、完全な深履きでしかもゴム部分が肌に当たらないような配慮があって、肌が敏感な女性から密かに絶大なる支持を得ていたあのショーツは…(遠い目)


不覚にも立ち読みで落涙した3冊

2010-11-06 22:29:17 | 映画・小説etc.
佐野洋子さんの逝去の報が流れてきた。佐野さんの絵本『百万回生きたネコ』は、本屋で立ち読みをしていてわたしの涙腺を緩ませた本である。

佐野さんの訃報を機に、同じような分野で、わたしが不覚にも本屋の立ち読みで落涙した3冊を挙げておこう。




■ 佐野洋子『100万回生きたネコ』

様々な飼い主のもとに100万回も生きたネコ。生き返るたびに、ネコはその時々の飼い主に愛され、ネコが死んだときに飼い主はネコを失ってしまったことをひどく悲しむ。が、どんなに飼い主に愛されても、ネコ自身は飼い主を愛さない。この猫は死ぬのなんか平気だし、自分自身が大好きで飼い主のことなどどうでもよいのである。

しかし、最後に野良猫として生まれ、白いメス猫に恋をし、結婚し、家庭を作る。こどもたちは大きくなり独立し、2匹は老いる。自分自身より好きな存在であるこのメス猫が死んだときに100万回号泣したネコは、そのあとは二度と生きかえらない。

どちらかというと、大人向きの絵本かもしれない。白いネコの号泣とともにわたしも泣いてしまった。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:1977-10-19





■ 菊田まりこ『いつでも会える』

大好きだった飼い主のみきちゃんの死の意味が分からず、そして死が受け入れられず悲しみにくれていた愛犬のシロが立ち直るまでをかいた絵本である。

単純な絵が効いている。ミキちゃんにかわいがられていて「いつも楽しくて、うれしくて、しあわせだった」シロが、「いつもさみしくて、かなしくて、ふこう」になる。みきちゃんを探し回っても見つからないシロの絶望感が、絵のためにいっそう迫ってくる。

これを本屋で立ち読みをして滝涙を流し、その気まずさに本を買わずにあわててその本屋から立ち去り、後でこっそりと本屋やネットで購入したのは、わたしだけではあるまい。「シロ、ってよんで。あたまをなでて」の部分で涙腺が完全に決壊した。

1999年度ボローニャ国際児童図書展のボローニャ児童賞作。

いつでも会えるいつでも会える
価格:¥ 998(税込)
発売日:1998-11





■ 荒木経惟『チロ愛死』

こちらは絵本ではなく、写真家アラーキーの愛猫の写真集。チロはアラーキーが奥様の陽子さん亡きあと、アラーキーを支えた「女」だったが、今年の3月に22歳で死んだ。

本の表紙の写真からして、死期の近づいた猫だと明らかにわかる。写真集はアラーキーのいつもの写真(女性のヌード等)や、フラッシュバックのような昔の写真(その中には、陽子さんの棺の中に、若いころのチロの写真集『愛しのチロ』が入っている写真もある)を挟みながら、次第に弱っていくチロを追っていく。遺体となったチロ、そして骨になったチロ。そしてその後、自宅のベランダからの空の写真が続く。

岩号光昭氏の猫の写真とは異なり、アラーキーのチロを撮る視点は、女性を撮る視点と同じであるようだ。しかも被写体となる猫のチロも『女優』になりきっている。

チロの死後の、自宅のベランダから見た何枚もの空の写真で落涙。

チロ愛死チロ愛死
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2010-09-18