巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

資生堂インウイ

2014-09-14 22:56:20 | 美容と健康
Inoui

わたしにとって「絶対にこれでなければならない」化粧品のひとつが、資生堂インウイ(INOUI)の「ザ ブローライナー」BR655。今は亡き天才メイクアップ・アーティストのケヴィン・オークインがクリエイターだったころのインウイが出したものだ。わたしの「ヘルトゲ兆候がちょっと入ってます」的な眉には、これが欠かせない。(ヘルトゲ兆候とは、アトピー性皮膚炎や甲状腺機能低下症の人にしばしば見られるような、眉毛の外側1/3ぐらいが薄い眉毛のこと。)

このアイブロー、オークインはあえて1色展開として、金髪の西洋人のモデルにもこれを使っていた。また、唇の山の部分にこのアイブローをちょっとだけ入れるというテクも紹介していたことを覚えている。

インウイは、今は廃番になってしまったものが多く、生き残っているものは、このアイブローとアイライナーとリップライナーだけだ。

このブランドは、わたしの記憶が正しければ、もともとはニューヨークの25歳の働く女性をイメージしたブランドだったと思う。で、「ニューヨーク」っていうのが嘘くさくて、当初はそのフレグランスにしか興味がわかなかった。

その後セルジュ・ルタンスがクリエイターになったが、今度は芸術的すぎて、当時のわたしには、敷居が高いものになってしまった。

が、ケヴィン・オークインがプロデュースにかかわるようになって、このブランドは、再び変わった。インウイの名で出るメイクアップ製品は、どれも美しく、そして使えた。わたしは貧乏だから、それほどたくさんは買えなかったが、今でも「ジ アイズ」という5色のアイシャドーを2つ持っている。

Wt900

WT900は偏光パールの白4色+黒の組み合わせだが、それぞれのホワイトのシャドーがブルー、グリーン、ピンク、イエローを帯びて発色する。これらのホワイトを真ん中の黒のシャドーと混ぜると、単色とは異なった発色を見せるという、凝ったものだった。

Br755

BR755は鉱物の銅、プラチナ、金を意識した色出しだ。うまく入れると、目もとにすごいインパクトが出る。

これらのアイシャドーにはチップが2本ついていて、たしかそのうちの1本の片側は、アイシャドーブラシになっていたと思う。本当に素敵な、素敵なアイシャドーだった。

しかし、インウイのほとんどは廃番で、その後継たるインウイIDについては跡形もなく無くなってしまった。最近、このインウイのブロウライナーの3本入りのレフィルを置いてある店が少なくなってきてしまって、悲しい。本日、レフィルを店頭で見つけたので、2箱ほど購入しておいた。

これ以上インウイが廃番になったら、わたしは資生堂の本社前で暴れると思います。もう一度言います。銀座に向かって言います。廃番にしたら、わたしは本社前で暴れると思います。



モモフク

2014-09-13 21:52:58 | ノラネコ
今年の子たち」の続き

Momofuku_201409_1

実は同じ母猫から生まれたのは3匹だったのだけれど、結局残ったのはカッパー(銅色)に近い瞳を持つこの子だけ。

いまだに性別がわからないが、わたしは最後の1匹に「百福(モモフク)」と名づけた。

Momofuku_201409_2

今回、この子の母ネコは、早々に育児を終了してしまったた。時期尚早にみえる独り立ちをしてすぐに、この子はある朝、痛そうに左の後ろ脚を引きずっている…と思ったら、まったく左の後ろ脚を使わなくなってしまった。

「えらいこっちゃァ!」と何とかして捕獲を試みるも、脚のせいでさらに用心深くなり、人目を避けて隠れるばかり。一時は本当に気が気ではなかった。ほぼ完治したようだが、いまもいつも庭に隠れている。

モモフクという名前は「百の幸福があるように」と名づけたのだが、カップ麺好きとして、故・安藤百福氏の名前をいただいた。男の子だったら「モモフク」のままで、女の子だったら「モモ」と呼ぶつもりだ。

モモフクを撮っていたら、「そんなガキよりわたしを撮りなさい!」と、おばあ様が乱入!

Tebibi_201409