巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

2009年の桜

2009-03-22 18:50:43 | 日記・エッセイ・コラム
Sakura_2009_1

今朝午前8時ごろ、自分の部屋の窓から撮った公園の桜の写真です。昨年は3月23日に撮影していますが、やはり昨年も例年より早かったことを思い出しました。今年の4月1日(わたしの誕生日)は、葉桜かしらん。

ところで、このところ、自宅の周囲ではウグイスが盛んに鳴いています。春だなぁ。わかっている人も多いとは思いますが、念のために言っておくと、よく梅の木に止まっているぷっくりとかわいらしいウグイスモチみたいな色の鳥、そう、その目の周りが白い鳥は、メジロです。ウグイスはもっとずっと地味で、はっきりいって貧相です。ウグイスの男の子はひたすら美声で勝負なんだわ。




「更年期のせいで腰痛が」と思っていたら…

2009-03-01 16:14:21 | 美容と健康
ここ3週間の長きにわたり、非常に体調が悪かった。とにかく腰が痛いのなんのって、その痛さときたら目がくらみ、身じろぎもできないほど。仕事中、腰の痛みで、気が遠のくような状態が続いた。

数カ月にわたり、昼間はデスクワークが仕事の中心だ。そこではデスクスペースが狭く、かつノートPCを使用しなければならない。もともとわたしはノートPCと非常に相性が悪くて、ノートを使うとすぐ肩こりがひどくなる。しかも常に分厚い書類を参照しながらのPCワークで、おまけに机の下に大きなストレージがあるものだから、体の真正面にノートPCを置くことができず、常に右にねじった歪んだ態勢をとらざるを得ない。

ゆえに、体に変な負担がかかりやすいため、最近は必ずノイビタZEを飲み、毎朝のヨガにもより入念になり、暇を見つけてはトイレなどで腰伸ばしなどをしてきた。でも、ついにそれでは効かなくなってしまった。

で、私は自分の症状を、てっきり更年期障害だと思った。というのはこのところ、わたしの周りにいるわたしと同世代の人たち(に加えて、わたしより下の世代の人たちまで)更年期に入ってしまった人が増えつつあり、わたしもいつくるか、いつくるか、と覚悟していからだ。が、更年期が来ようがなんだろうが、仕事人としてはとりあえずコンディションを仕事に支障がない程度の状態にしなければならない。

そこで、まずノイビタZをナボリンS(ノイビタZEと同じでいわゆるビタミンB1B6B12の製剤なのだけれど、使用されているB12が末梢神経の傷を修復するといわれているメコバラミンであるところがミソ)に換え、「更年期だろう」の理由からDHCの大豆イソフラボン(大豆イソフラボンの他、ブラックコホシュ等、女性の更年期対策に効きそうなものが入っている)を飲みはじめ、エレパルスを使用し、バンテリンを塗りながら頑張ってみたんだけれど、全然効かない。あまりの腰の激痛に、朝、上半身を起こすのが一仕事になってしまい、そのため対処療法的に鎮痛剤も飲み始めたが、結果的にその鎮痛剤の一箱60錠(1回2錠×1日3回)を10日分にかけてすべて飲んでしまった。

その一方で、「体を鍛えなおさなきゃ」と思い、通勤の時の駅までの1.6kmの道のりも走って行ったし、運動量を努めていつもより多くした。

でも、何をやっても症状が全く改善も緩和もされない。「国産のサプリは、やっばりぬるい」と考えたわたしは、個人輸入のサイトでmenopause(更年期)とパッケージに大きく書いてあるサプリを注文してしまった。ナボリンSなんて15日分で3000円以上するため、エーザイの本社に乗り込んで暴れようかと、危ない考えまで頭の中をよぎった。一方、積極的に更年期を迎えようと思ったわたしは、「ついにわたしも更年期障害みたい」と明るく周囲に触れまわった。

で、そんな状態だったところで、昼食をいつも一緒にしている女性と話していて、愕然とした。彼女はこのところ具合が悪くて休みがちだったのだけれど、実はインフルエンザだったらしい。でも熱があまり出なかったので、最初の医者に「風邪」と診断されてしまい、その結果出された薬が合わなかったせいか、症状を悪化させてしまった。

で、彼女の病状をよくよく聞いたら私とほぼ一致している。大きな違いは、彼女は「あまり熱は出なかった」で、わたしは「まったく熱は出なかった」。彼女にあまり熱が出なかった理由は、おそらくインフルエンザの予防接種を受けていたためだということ。そしてわたしも毎年必ず予防接種を受けている。

完全絶不調期に、わたしは自分の腰のことばかり気にしていたけれど、じつは症状は腰痛だけではなかった。腕を酷使したわけでもないのになぜか右腕・左腕ともテニス肘のような症状が出て、さらには歩くと膝や股関節や、足の筋肉まで痛かった。よく考えれば肩こりも頭痛もあったし、吐き気もあった。そして腰痛とシンクロするように、口の中には口内炎が。しかもある朝起きたら上顎の奥の歯の根のあたりまで腫れていて痛かった。インフルエンザの症状だとすれば、これらにはすべて説明がつく。

それにしても、口内炎と、歯痛は更年期と関係ないだろ…と、客観的に考えればわかりそうなものだけれど、その時は「体のバランスが崩れているのだろう」としか、考えていなかった。頭痛や吐き気については、ひどい肩こりの時には頭痛や吐き気がすることがあったので、今回もそれだと思っていた。

そういえば、NHKの「ためして、ガッテン」のインフルエンザ特集を見ていた時に、その中で「熱の出ないインフルエンザもある」という話が出た。でもその具体的な中身に限って、他の事を考えていてちゃんと見ていなかった。(だって、高齢者の場合は…っていうんだもん)

早い話が、わたしに必要だったのは、エクササイズじゃなくて休息だった。逆のことをやれば、不調も長く続くはずだ。

で、すべてが腑に落ち、あわてて関係各位に対して前言の撤回を行い、症状もかなり回復したところで、個人輸入で買った更年期対策のサプリがアメリカから届いた。