巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

携帯への同報メールって…

2005-04-29 21:52:31 | インターネット (CMC)
非常勤講師ごときが、自分の担当科目を履修している学生全員に連絡を取る場合どうしたらよいのだろうか?

ひとつはネット上に掲示板を作ることだ。こちらは過日の記事にも書いたとおり、某ブログを掲示板代わりにしておいた。

しかし、掲示板というものは、あえて「見に行こう」と思わなければ見ないものである。半ば強制的に連絡事項を見てもらうにはどうするか? 有り難いことに、現代では電子的な通信手段がある。

ところがここで問題が出てくる。社会人であれば、PCで毎日使うメールアドレス(ウェブメールも含む)を持っていようが、学生の場合必ずしもそうではない。こうなると携帯メールを考えざるを得ない。携帯メールなら学生にも普及していよう。

そこでまず、学生たちの「通常使っている」メールアドレスをもらう。果たして、半数近くが携帯メールのアドレスである。しかもその多くが、ドメイン指定受信になっている。そりゃそうだ。変なメールが多いこのごろだもの。わたしだってi-modeメールはドメイン指定受信になっている。

わたしは、日ごろは携帯メールを絶対に使わない。大量の文字データを含むメールや、PCで編集したファイルをアタッチしたメールのやり取りばかりだからだ。しかし、こうなったら腹をくくろうではないか。

そこで、愛機スーパードッチーモSH821iを取り出す。数十人分のアドレスを携帯に向かって親指を駆使して入力…なんて根性はないので、名前とアドレスをPCで打ち、そのデータをSH821iにアップロードしようと目論む。(親指の駆使は、親指シフトキーボードを使うときのみで十分である。)

ここで、はたと気がつく。SH821iに完全に対応している携帯メモリソフトなど、存在しないではないか。うぁぁぁあ。

狂ったようにネットでさんざん検索したあげく、ドコモが無料で提供している「パルディオ電話エディタ」でそれが可能なことがわかる。このソフトをダウンロードしながら「シメシメ、新しいソフトを買わなくてもできそうだわい」などと、思いがけない成果にニマニマしていたところ、やはり単なるヌカ喜びであった。

わたしが通常SH821iをPCをつなぐときに使っているデータ/FAX通信用USB接続ケーブルでは、どうやってもデータをPCへダウンロードできないのである。

そこで、ドコモのパルディオ電話帳エディタのページに記載されているデータカードを探した。Mobile Card Triplex Nというものなら現在も流通しているらしいが、なんと14,800円とかいうお値段がついているではないか。いや、たかがPC⇔携帯電話間のデータのやり取りのために、「万」などという単位の金は出費できない。

半ばやけくそ気味にYahoo! オークションを見ると、なんと中古が1,000円で出品されているではないか。幸い競合がなく、この価格でカードをゲットすることが出来た。ああ、なんてわたしは運が良いのだろう。出品者様に大感謝。

早速このデータカードを使い、パルディオ電話帳エディタでSH821iのデータをPCにダウンロードした。よしよし、上手くいっているぞ。

しかし、ここでまた問題。というより、なんでこんなことを先に気づかなんだか。

数十人の携帯のアドレスに、しかもキャリアーもばらばらなのに、どうやって同報メールを送るんだ?

ああ、携帯メールなんか大嫌いだ。ひっく、ひっく…(泣)



自転車のパンク修理をやってみる

2005-04-28 19:26:44 | 日記・エッセイ・コラム
土曜日の夜、自転車で帰宅途中のことだ。信号が青に変わりペダルを踏み出した瞬間、タイヤの辺りでかすかにパチンという音がして、タイヤの空気が急速に抜けた。

わたしは自転車はそれなりの値段のものを買って、長く乗り回すほうだ。安い自転車は購入から数ヶ月で変なクセが出てきてしまうからだ。自転車についた変なクセは、体調が良い間は「乗りにくい感じ」ですむが、いったん「腰が痛い」「背中を痛めたらしい」ということになると、かなり体に響く。

で、今の自転車はたしか定価5万円台のものを3万円台で買って、9年も使っている。最初についていたランプなんてとっくに壊れているので、キャットアイ社製の外付けヘッドライトををつけているし、チューブやタイヤそのものも何回か取り替えてもらっている。さらに、「カラスに自転車のサドルをほじくられる」などという想定外のトラブルも、たまには起こるのである。

そんなわけでかなりボロボロなのだが、新しい自転車を買う予算がないので、もう少々頑張ってもらいたいのだ。

これまで、わたしはいつも他人に自転車のパンクを直してもらっており、自分で直したことがなかった。昔は父か弟に直してもらっていたし、ここ10年はもっぱら自転車屋さんに頼っていた。しかしここ数回はパンクした自転車を引っ張っていくと、自転車屋さんに「そろそろ新しいのを買ったほうがいいですよ」と言われてしまっており、これがつらいのである。

それに、自転車のタイヤのパンクごときが直せないようでは、女がすたるというものである。「ふくしまさんは、普段はいろいろなことをバリバリやっているように見えても、やっぱり女ですねぇ。こういうことはまったくできないですね。」などと、Wordもロクに使えず、ワープロでやる作業すべてをExcelで代用している男などに言われたくはないものだ。

そこで、まずパンク修理キットとともに、詳しい説明を手に入れる。説明にはマルニ工業「チャレンジ!パンク修理!」をプリントアウト。これを見ながら、金づちや水を入れたポリバケツを用意し、手元に引き寄せる。すべてを周到に準備して開始である。

最初はタイヤそのものを自転車本体からはずそうとしたが、簡単に外れるような構造になってはいなかったので、「パンク修理ぐらいならタイヤをはずさなくてもいいだろう」と、自転車そのものを仰向けにひっくり返して、あとはひたすら手順どおりに格闘あるのみである。

しかしこれが大変だった。

なにが大変だったかというと、誰もがいないところでマニュアルだけを参照して作業することの、心もとなさだ。まずタイヤをリムからはずすコツがつかめず悪戦苦闘し、チューブをひき抜くまでに時間がかかってしまった。どうすればチューブを痛めずに取り出せるかを、過剰に意識してしまったためだ。

パンク箇所を突き止めるのは容易だったが、その後でまた苦戦。「修理箇所をパッチより広めにサンドペーパーでよくこすり、ざらざらにします。」といわれても、その「ざらざら」加減がわからない。もっとこするべきなのか? それともすでにこすりすぎているのだろうか? そして、「ゴムのりをざらざらにした部分によくのばしながら広く、薄く塗り付けます。」の、塗りつけるその「薄さ」がよくわからない。もっと塗ったほうがいい? それともすでに塗りすぎた? こんなときによくわかっている人がいれば、確認を取りながら作業ができるのだが。

最後に、もう一度チューブをタイヤに戻すのも一苦労だった。昔、父に自転車のパンク修理を習った弟が、わたしの自転車を修理してくれたことがあった。そのときにタイヤのビード部(タイヤの耳の部分)とリムの間に、チューブがはさまった状態で空気を入れてしまったらしく、「走行するうちにタイヤのリムが徐々にチューブに食い込んでいく」という恐ろしい状況になった。(弟の名誉のために強調するが、当時彼は小学生だった。)

そんな体験があるので、タイヤの中にチューブがねじれずにきちんとタイヤに納まっているか確認するのに、手間取ってししまった。

迷いながらやったので、1時間も時間を消費。でもまぁ直ったので良しとしよう。パンクが直った自転車の写真がないのは、自転車そのものがボロだからである。

玄関先でパンクと格闘していたため、修理をしている間中、ノラネコたちが「イッタイ、ナニヤッテイルンダ」という顔で、入れ替わりたちかわり様子見にやってきたことは、言うまでもない。


女性用の名刺入れ

2005-04-26 23:21:54 | 日記・エッセイ・コラム
わたしは3月の始めに、最近まで使っていた名刺入れをなくしてしまった。

わたしは東京の板橋区に住んでいる。一応23区内なので名刺入れなんて、どこでも手に入るものだと考えていたわたしは、まず近所の白いハトが飛ぶGMS(総合スーパー)"I"に行った。

3月といえば、4月から新入社員になる人間が、いろいろと準備をする季節である。しかしながら"I"では男性用の名刺入れは充実していたが、女性用はひとつもなかった。売り場面積はそれなりに広いのにもかかわらず、である。

そこで今度は経営再建中のGMSである"D"にいった。ここも同じであった。男性用の名刺入れはかなりあったが、女性用はない。先にいったIよりも、さらに売り場面積が広いのにもかかわらず、である。

仕方がないので、昔使っていた傷だらけの名刺入れで急場をしのいだが、どうも人前に堂々と出すのは気がひける。

社会人になって約20年。新人だったころは、女性用の名刺入れがあまりなく、気に入ったのを見つけるのに苦労した覚えがある。しかし、まさか今でも、名刺入れ探しで苦労するとは思わなかった。

男性用の名刺入れは、こだわりさえなければ、どこにいっても楽に手に入る。しかしまさか"D"と"I"は、今さら「女性は仕事で名刺を使う機会はない」とでも思っているはずはないだろうが。

「さっさとデパートへ行け」といわれそうだが、デパートのブランド中心の品揃えは好きではない。実はわたしはブランドが嫌いだ。結局、新しい名刺入れは楽天経由で手に入れた。

ちなみに楽天にアクセスする前に、ワーナー・マイカル・シネマズが入っている"S"に行った。さすがにここでは女性用の名刺が置いてあった。しかし時節柄、「新入社員向け」といったデザインばかりがそろっていた。


愛しい貴方は今どこに

2005-04-25 23:02:09 | 
いったい貴方は、いずこへ行かれてしまったのでしょう。最後にそのお姿をお見かけしたのは去年の夏。お店をいくら訪ねても、貴方の消息はようとして知れません。

浮気したわたしが、悪かったのはわかっています。テリヤキチキンバーガー様と二股かけておりましたことは、深く反省しています。でも、かの匠味一族の誘惑は断ち切りましたのに。??というより、匠味一族はわたくしには高値の高根の花だっただけなのですが。

きょうわたしは、貴方様の想い出に浸ろうと、ふらふらとお店にはいりましたが、迷った末に貴方様とはタイプの異なるパオ・チキン様を、指名してしまいました。貴方様の面影があるチキンバーガー様を指名しては、ますます胸が苦しくなるばかりだと思ったからです。

「ニー・パオ」とにこやかに挨拶をしながらわたしのテーブルへ来てくれたパオ・チキン様は、色白でふくよかで非常にソフトでありながら、コクもあるお方でした。しかし白ムチ柔肌の彼が、わたしの胃袋を心を癒してくれることはありませんでした。わたしには貴方のような、もっとピリッとした方が必要なのです。

もう、戻ってきては下さらないのでしょうか。いつまでもいつまでも、お待ち申しておりますのに…

ああ、愛しのホットチキンバーガー様

hot_chiken

というわけで、わたしと同じ思いの方は、たのみこむで、ホットチキンガーガー様のご帰還を祈ってくださいませ。



「郷ひろみを極めたい」という郷ひろみ自身のことば

2005-04-22 19:11:11 | 日記・エッセイ・コラム
最近、郷ひろみが芸能活動を再開したらしい。そのタイミングで彼の離婚の報道も入ってきた。

郷ひろみ(以下、この記事の登場人物は全員敬称略)というのは、わたしやわたしと同世代の女性にとって、特別な思い入れのある存在である。

hiromi_go郷ひろみが「男の子女の子」でデビューしたのは、わたしが小学校6年のころのことだ。当時まだアイドル的人気のあったフォーリーブスを有するジャニーズ事務所に属し、事務所が同じだけあってフォーリーブス弟分のようなイメージがあった。

デビューとともに人気を博した郷ひろみのその人気の理由は、間違いなくその容姿にあった。一言で言えば「ひろみってかわいい!」だった。本人は当時のインタビューで「ボクは男だから、かわいいといわれるのはイヤだ」と答えていたが、あの鼻にかかった歌声が当初から受け入れられたのも、あのかわいい容姿があってのことだろう。太眉がかろうじて男の子らしさを示していたが、中性的な可愛い顔に太眉というそのアンバランスな点も、ファンにとってはたまらなかった。

郷ひろみがデビューして最初の数年間、わたしたちの世代の女の子の多くには、ひろみ(もちろん郷ひろみ)か秀樹(西条秀樹)かの、どちらかのファンが多かった。この二人に五郎(野口五郎)を加えて「新御三家」と呼ばれていたがが、野口五郎は歌の内容からアイドルというよりは歌謡曲路線のイメージが強く、夢みる乙女の心をとらえるには少々地味すぎた。また他の2名と比べて五郎が短足胴長だという点も、外見にきびしい女の子たちから減点の対象になった。

郷ひろみのかわいさと人気は、じつは当時ローティーンだったわたしたちの目からも、「一過性」のものかもしれないと感じられる危うさを持っていた。

人気が出はじめたときに、国鉄職員だという彼の父親の写真が芸能雑誌(「平凡」とか「明星」とかいうやつ)にいくつか載ったのだが、その父親の顔は「この郷ひろみも、将来はこういうふうになってしまうのだろうか」という危惧するほどの、普通のオジサン顔だった。しかし、普通のオジサンであっても、父子であるから郷ひろみに似ていた。それを見たファンは心の中で成長しきったばあいの郷ひろみの容貌を危惧しつつも、その危惧を封印して、まるで懸念などなにもないかのようにふるまった。

わたしは、よもやこんなに長い期間、郷ひろみが芸能活動を続けるだろうとは思わなかった。もちろん彼は努力していたと思う。当時のアイドルにははっきりいって音痴もいたのだが、彼は音をはずさなかった。ダンスも「天才的」とはお世辞にもいえなかったが、「努力して練習しているから、アイドルとしてはかなり上手い」というレベルにあった。しかしわたしは、郷ひろみが芸能界で活動していけるのは、ひとえにあのかわいい容貌ゆえだと思っていた。

そして、いまや郷ひろみから、かつてのかわいさは消えうせた。わたしが子供のころに目に焼きつけた記憶が正しければ、彼の現在の容貌には、芸能雑誌で見たかつての父親の面影が、以前より濃く出ている。

しかし途中に活動休止期間をとりつつも、あいかわらずあの鼻にかかった高めの声で、郷ひろみは現実離れした雰囲気を振りまきつつ芸能活動を続けている。これはある意味では奇跡だ。彼の若いころをリアルタイムで知る者は、郷ひろみにオーラを感じ、彼を「永遠のアイドル」と呼ぶだろう。

しかし、平成生まれの若い女の子たちに、そのオーラは感じられないだろう??自意識過剰気味の若作りの五十男が、年甲斐もなく気持ち悪い歌を歌っている??そんな風に、感じられてもしかたがない。現実の彼は実年齢を考えれば"若々しい”(≠若い)とはいえ、50のオサーンだし、彼の過去にまつわるコンテクストを読まないからだ。

郷ひろみ本人は、今後も芸能活動を続けていくつもりだ。オフィシャルサイトにある彼自身のことばによれば、「今後もよりいっそう努力し、郷ひろみを極めたいと思っています。」とやる気満々である。(「郷ひろみを極める」とは、凄まじい表現だ。)

さて、これからどうなるんだ、郷ひろみ。いったいどんなことをやるつもりなんだ。

愛より速く(初回)
郷ひろみ 森浩美 J.Schwartz B.Kierulf

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