以下は、あくまでもわたしの場合だ。人によって異なるので、この手の情報をネットで探してここにたどり着いた方は、これを単なる参考として読んでほしい。
わたしの受けた手術は片側の乳房切除術+センチネルリンパ節生検だ。センチネルリンパ節生検により、リンパ節郭清ほどではないがリンパ浮腫及び蜂窩織炎が生じるリスクが生じている。
■ 患側のリンパ浮腫を防ぐためのマッサージが日課になった
手術のための入院時に、乳がん看護認定看護師に教えてもらったマッサージ。このマッサージでは力を入れてはならない。力をいれるとリンパの流れを妨げてしまう。わたしは毎晩、お風呂で石鹸が体についている状態でマッサージを行う。泡で滑って力が入らないので良い。
■ 手術痕の入念なチェックが日課になった
手術の翌朝より、自分の体で鏡に向かって顔の次によく見るところは、手術痕を含む患側の上半身全体になった。痕と浮腫みのチェックの仕上げに、痕にバイオイルを塗っておく。
手術より1年半。当初もっとも痛々しかったドレーンの痕は、今ではわずかに色が残るだけ。傷はきれいなほうらしい。
■ 患側の腕で重いものを持たなくなった
重いものを持ち続けると、リンパ液が皮下組織にとどまり、リンパ浮腫が起こりやすくなるのだそうだ。
といっても、商売柄、荷物が多くなるわたしは、結構大変よ。「ビジネスキャリーを使ったら?」と看護士さんに提案されたが、あれは通勤時の駅の混雑したホームでは、一歩間違えれば凶器となりうるので。
■ 患側を下にして横向きで寝なくなった
扁桃腺が大きいわたし(子供のころは扁桃腺を取ることを真剣に検討した)は、あおむけでは寝ると喉がかなりふさがってしまうために横向きで寝る。以前は寝る向きを毎晩に変えていたのだが、これもリンパ浮腫防止対策のため、患側を下にして寝ることができなくなった。いつも患側を上にした横向きで寝ている。あまり良いことではないが、仕方がない。
■ 調理にかける実時間が伸びた
蜂窩織炎を防ぐために、調理中に患側の指を切ったりやけどをしたりということは厳禁。というわけで、以前より調理に慎重になり、その結果食事の用意に時間がかかる。
ちなみに、蜂窩織炎防止対策のために、患側の切り傷・擦り傷・やけど・日焼け等は厳禁。
■ 患側の腕では、できないことが生じた
血圧を測れない。患側の腕の注射は禁止。
■ いつもマキロンとばんそうこうと虫刺されの薬をバッグの中に入れている
これも蜂窩織炎対策。ついうっかり、仕事中にコピー用紙でウッカリ指先を切ってしまったりすることがあるので。
■ 毎週曜日を決めて、ブレストフォームを洗う
ああ、わたしの全身の重心のバランスを取ってくれる、愛しきシリコンの塊よ。まるでマシュマロかすあまのような、ふくよかで柔らかなその感触よ。夏は、暑苦しいけどね。
ブレストフォームは中性洗剤でやさしく洗うこと。家の中にある中性洗剤といえば、衣料用のおしゃれ着洗い(e.g. アクロン、エマール)か、台所用食器洗いの大半(e.g. キュキュット、ジョイ)だ。わたしは食器洗い使用がキュキュッと洗いあがって好き。ジョイモイストケア フローラルオアシスの香りを愛用中。
洗浄後、最初に使用するときに、少々のベビーパウダーをまぶす。自転車のパンク貼りのときに、インナーチューブにベビーパウダーをちょいとまぶしておく感覚だ。汚れ付着防止にもなる。
■ 上着の襟のあたりのデザインに気を使うようになった
患側にはどうやっても胸の谷間ができないので、谷間が見えるような胸の開きのものは着られない。また、乳がん手術を受けた人のためのブラのストラップは、一般のものよりも太いため、衿ぐりが首の付け根からかなり離れているデザインのものは、ストラップが見えてしまいNG。
しかし、悲しいかな、わたしは首が短いので、顔からの延長線のラインを見せたほうがすっきりと見える。ゆえに、Vネックの微妙な開きにこだわる今日この頃。(ユニクロのVネックのカットソーには、開きが絶妙なものがあってグッド。)
わたしの受けた手術は片側の乳房切除術+センチネルリンパ節生検だ。センチネルリンパ節生検により、リンパ節郭清ほどではないがリンパ浮腫及び蜂窩織炎が生じるリスクが生じている。
■ 患側のリンパ浮腫を防ぐためのマッサージが日課になった
手術のための入院時に、乳がん看護認定看護師に教えてもらったマッサージ。このマッサージでは力を入れてはならない。力をいれるとリンパの流れを妨げてしまう。わたしは毎晩、お風呂で石鹸が体についている状態でマッサージを行う。泡で滑って力が入らないので良い。
■ 手術痕の入念なチェックが日課になった
手術の翌朝より、自分の体で鏡に向かって顔の次によく見るところは、手術痕を含む患側の上半身全体になった。痕と浮腫みのチェックの仕上げに、痕にバイオイルを塗っておく。
手術より1年半。当初もっとも痛々しかったドレーンの痕は、今ではわずかに色が残るだけ。傷はきれいなほうらしい。
■ 患側の腕で重いものを持たなくなった
重いものを持ち続けると、リンパ液が皮下組織にとどまり、リンパ浮腫が起こりやすくなるのだそうだ。
といっても、商売柄、荷物が多くなるわたしは、結構大変よ。「ビジネスキャリーを使ったら?」と看護士さんに提案されたが、あれは通勤時の駅の混雑したホームでは、一歩間違えれば凶器となりうるので。
■ 患側を下にして横向きで寝なくなった
扁桃腺が大きいわたし(子供のころは扁桃腺を取ることを真剣に検討した)は、あおむけでは寝ると喉がかなりふさがってしまうために横向きで寝る。以前は寝る向きを毎晩に変えていたのだが、これもリンパ浮腫防止対策のため、患側を下にして寝ることができなくなった。いつも患側を上にした横向きで寝ている。あまり良いことではないが、仕方がない。
■ 調理にかける実時間が伸びた
蜂窩織炎を防ぐために、調理中に患側の指を切ったりやけどをしたりということは厳禁。というわけで、以前より調理に慎重になり、その結果食事の用意に時間がかかる。
ちなみに、蜂窩織炎防止対策のために、患側の切り傷・擦り傷・やけど・日焼け等は厳禁。
■ 患側の腕では、できないことが生じた
血圧を測れない。患側の腕の注射は禁止。
■ いつもマキロンとばんそうこうと虫刺されの薬をバッグの中に入れている
これも蜂窩織炎対策。ついうっかり、仕事中にコピー用紙でウッカリ指先を切ってしまったりすることがあるので。
■ 毎週曜日を決めて、ブレストフォームを洗う
ああ、わたしの全身の重心のバランスを取ってくれる、愛しきシリコンの塊よ。まるでマシュマロかすあまのような、ふくよかで柔らかなその感触よ。夏は、暑苦しいけどね。
ブレストフォームは中性洗剤でやさしく洗うこと。家の中にある中性洗剤といえば、衣料用のおしゃれ着洗い(e.g. アクロン、エマール)か、台所用食器洗いの大半(e.g. キュキュット、ジョイ)だ。わたしは食器洗い使用がキュキュッと洗いあがって好き。ジョイモイストケア フローラルオアシスの香りを愛用中。
洗浄後、最初に使用するときに、少々のベビーパウダーをまぶす。自転車のパンク貼りのときに、インナーチューブにベビーパウダーをちょいとまぶしておく感覚だ。汚れ付着防止にもなる。
■ 上着の襟のあたりのデザインに気を使うようになった
患側にはどうやっても胸の谷間ができないので、谷間が見えるような胸の開きのものは着られない。また、乳がん手術を受けた人のためのブラのストラップは、一般のものよりも太いため、衿ぐりが首の付け根からかなり離れているデザインのものは、ストラップが見えてしまいNG。
しかし、悲しいかな、わたしは首が短いので、顔からの延長線のラインを見せたほうがすっきりと見える。ゆえに、Vネックの微妙な開きにこだわる今日この頃。(ユニクロのVネックのカットソーには、開きが絶妙なものがあってグッド。)