巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

人生いろいろ

2004-09-27 22:18:06 | 日記・エッセイ・コラム
インターネットが普及したおかげで、一昔前なら音信不通になったり、年賀状のみのやりとりになってしまったであろう元同僚たちとも、相変わらず定期的に連絡を取り合い、そのつど飲み会などを開くことができるようになった。「いまでもこうやってみんなで会えるのは、ネットのおかげだよね。」と、集まるたびにネットの恩恵をかみしめている。

それとは別に、かつて一緒に働いていた人たちの名前を、ネット上で偶然に見つけることがある。自分で起業して会社の社長になっている人もいるし、苦難の道を歩んでいる人もいる。

そんな中での一番の出世頭は、かつて英会話学校で「ネイティブ」として英会話講師をしていた南米の某国の男性だ。一緒に働いているときは「おいおい、これで世の中を渡っていけるのか?」と心配してしまうほどの楽天的なラテン気質や、「ネイティブ」とは偽りありのスペイン語なまりの英語の発音がやたら気になったものだが、今では30代にして母国で政府の輸出振興機関の総裁におさまって、ばりばり活躍しているらしい。(その節は貴殿の潜在能力を正しく評価しかねたことを、伏してお詫び申し上げます。)

が、ごく最近になって、10年ほど前に一緒に働いていたアメリカ人が、外国人モデルを専門としている日本のモデル・エージェンシーのオンラインカタログに載っているのを発見してしまった。シニアの部で、ポーズをとっている。どうやら日本のTVCMやテレビ番組に出演しているらしいのだが、アメリカへ帰っていたのではなかったのか? それに、この方はビジネス畑をずっと歩んでいくのだと思っていたのだが…

人生いろいろだ。いや、わたしだって10年前は、いまのわたしのこの状況を予見できなかったが…