巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

最後の最後になってFlower MUJIの実力を知った

2013-03-31 16:32:58 | 日記・エッセイ・コラム
「2月限定 チューリップ ピンクダイヤモンド 10本」
1,890円(税込)

埼玉県北部の、利根川と荒川にはさまれた地域で育ちました。ふんわりとしたピンクが人気の品種です。花びらの先がまるまっている、かわいいかたちのチューリップです。


そんな説明文と写真にひかれて、通販の切り花ということに不安を抱きながらも、Flower MUJIのサイトをポチったということを3月24日の「ピンクダイヤモンド」 に、一部書いた。

さて、この注文で、切り花の輸送の管理には定評がある株式会社花良品の実力を、最後の最後になって知ることになった。(Flower MUJIを運営していた株式会社花良品はすでに解散し、そのネットショップであるFlower MUJIのサイトも3月末で閉じられ、現在では同社が行っていた花と観葉植物のネット通販事業は、株式会社良品計画が無印良品ネットストアが継承している。)

ピンクダイヤモンドは、2月23日(土)の午前中に到着した。今だから書くが、小さくかたく痩せたつぼみ10本には、正直言って不安が募った。1,890円(税込)+送料525円はちょっと高かったかしらん。この段階では余計な葉を取ったあとに土がまだすこしついている状態で送られてきており、とにかく鮮度が抜群に良いということはわかった。

ともかく、6本を自室に、4本をダイニングテーブルに飾ってみた。(写真は到着日の夜に開花記録のために取ったものだが、電球色の蛍光灯下で採ったものなので、色が変。)

Pink_diamond_20130223

2月24日(日)↓。一夜明けて、つぼみがほころび、より色づいてくる。もしかして期待が持てるかも…と、ここでやっと思った

Pink_diamond_20130224

その後、昼間に花が大きく開いては夕方に閉じるということを毎日繰り返していたらしい。一方、こちらは毎日、残業でヘロヘロになってかなり遅くなって帰宅し、閉じた姿しか目にすることができない。しかし縁あってわが家に来たお花だ。それなりのお世話をしなくては、わたしの気がすまない。

そこで、律儀にも毎晩水切りをし、切り花長持ち剤使用で水の管理(水質と水量)を怠らなかった。水切りをするといったん茎が曲がるのだけれど、朝起きるとまたピンと直立しているのでやりがいがある。

花は、夜に眺めているだけでも、日に日に大きくなり、色も本当にきれいなピンク色になり、一重咲きとはいえ、一輪でも見ごたえのある状態になっていった。いやぁ、これで1,890円(税込)+送料525円は、非常にお買い得だったかもよ。

次に写真を撮る時間が取れたのが1週間後の週末の3月2日(土)。このころになると、チューリップを見ながらひたすらニマニマしているわたし(と母)。写真ではわかりにくいのだけれど、花のひとつひとつがかなり大きい。もしかしてこれ、今まで買ったりもらったりした花の中では、価格を考えれば最大のヒットかもしれない。

Pink_diamond_20130302


Pink_diamond_20130302b

結局、わたしの部屋に飾っておいたこのチューリップは、3月9日までの2週間の間、仕事に追われてギスギスしがちだったわたしの心を和ませてくれた。8日、9日の両日の東京は気温が20度以上と暑いくらいで、ここで急に花がダメになったけれど、あの暑さがなければもう少し長持ちしたかもしれない。

そして、届いたピンクダイヤモンドを見て、Flower MUJIの最後のサイトから注文しておいたバラが、本日届いた。紫系のバラであるクールウォーター7本。さて、今度はどうなるかな。

Cool_water

↓ 外花弁つきのまま送られてくる。わたしも外花弁を取らずに飾る。

Cool_water2

ところでわたしはチューリップの花の形は、開ききった状態よりも若干閉じている状態のほうが好き。というわけで、今回はこのピンクダイヤモンドを全開にしないようにしようか、それとも自然のまま開かせようか、迷いに迷った。

チューリップの花を開きすぎにさせない方法は、いたって簡単。花の一番外側になる数枚の花びらと茎の境目に、針かなにかで小さく傷をつけておくこと。これをやると、チューリップの花は、外側の花びらが開かなくなるので、全体として「開きすぎ」にはならなくなる。ただし、いつまでも花が若いままということはなく、花はその形のまま徐々に萎れて散ることになる。これをやって「成功!」と思ったことも、なんだかむなしい思いにとらわれたこともある。(人間でいえば、無理な若作りをしている皺婆のような感じになるんだ。)

今回は、何も手を加えなくて正解だったらしい。家にずっといる母によれば、昼の間グワーっと開いては夕方に閉じることを繰り返すチューリップの様は、それはそれは見事だったということだ。



寅吉

2013-03-30 22:24:15 | ノラネコ
ある日突然、玄関の前にいた。

Torakichi_20130330_1

わたしがドアを開けると尻尾を上げ、ドアの隙間から当然のような顔で玄関の中に入りこみ、家の中をぐるりと見回した。そして「なんだ、何もないんだ」とつまらなさそうな顔をしてくるりと向きをかえ、玄関から外へ出て行った。

近所のノラネコたちは、たとえ人間に慣れていても、ヒトにじっと見られることを嫌う。だからわたしは、あまりネコたちの眼を見つめないようにしている。しかし彼は私の顔を覗き込むようにみつめた。わたしがじっと見つめ返しても平気だった。首のあたりに手を伸ばすと、初対面にも関わらず当たり前のように差し出した手に首を押しつけてきた。恐らく彼はどこかで飼われていたネコに違いない。そして彼を頻繁にみるようになった時期から考えると、年末あたりに捨てられたのだろう。

このあたりには何匹もノラネコが住んでいる公園がある。そのせいもあって、飼いネコが捨てられることある。しかし先住のノラネコは通常、新参者の元飼いネコを受け入れることはない。世間の厳しさを知らない元飼いネコは、彼らのテリトリーを荒らす存在としていじめられ、追い出され、よほどのことがない限りそこで生き延びることはできない。

しかし、顔が大きく首も太い彼は、他のノラネコたちには脅威だった。彼が姿を現すと先住のノラネコたちの間に緊張が走り、彼を避けた。そんな状態がしばらく続いた。

Torakichi_20130330_2

このところ、毎晩のように彼はやって来る。

最近の彼は、少し変わった。

最初のころの彼は、まったくヒトを恐れてはいなかった。だが今では、特にヒトのオス(通常は「男性」という)を恐れるようになった。また、昼間はあまり人前には出なくなった。

一方で、他のノラネコたちと上手くやっていく道を選びつつあるようだ。他のノラネコたちとあいさつを交わしているのを、頻繁に見かけるようになった。ノラネコたちも、しぶしぶながら彼を受け入れているようである。

わたしは、彼をしばらくは「大きい虎ちゃん」とか「大虎」と呼んでいたが、最近では「寅吉っつあん」と呼んでいる。



自宅でできる巻き爪矯正、始めてみました

2013-03-27 21:54:54 | 美容と健康
Ingrown_toenailトーニングシューズを普段使用しているメーカーとは別のメーカーものに替えたところ、久々に巻き爪が傷んだ。何か良いものはないかと探してみたところ、楽天で「巻き爪ブロック」なるものを発見。さっそく試してみた。

なかなかおしゃれ? 靴下やストッキングに引っかかることがないのが良い。いまのところ、効果は不明。3ヶ月後に感想をアップする予定。その間に著しい進展があれば、経過報告も。

巻き爪のもともとの原因はリーボックのスニーカーなんだけれど、それは30年近く年前のこと。当時はリーボックが日本人の標準的な足には小さ目だということを知らなかったので、表示サイズのものを無理やり履き続けていたら(革だから伸びるとおもったのよ)、えらいことになってしまったわけ。

今回の「巻き爪痛い」は、リーボック(Easytone)のせいでもニューバランス(Aneka)のせいでもなく、LAギアが原因。でも靴が悪いわけではなく、わたしの靴選びが悪かったんです、はい。


↓ ちなみにアマゾン経由でも買える。

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花見

2013-03-26 23:10:42 | 日記・エッセイ・コラム
わたしの部屋には、東側と南側に窓がある。両方の窓から、桜がすぐそばに見える。つまり、花見に行く必要はない。

2013_cherry_1

とはいえ、「花見」というのは春の行事だから、毎年どんなにいそがしくとも、花見に出かけるだけの時間と必要な体力は確保しておく。

というわけで、まずは東京は石神井川の桜。後方に見える橋は「板橋」の地名の由来となった、板橋。現在架かっているのは、板風の橋。

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そのまま石神井川沿いを下流に歩いていく。まずは、乳がんの件ではお世話になっている、帝京大学医学部附属病院

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↓ 石神井川の鴨さん。(全然関係ないが、乳がんの手術の執刀医の一人の苗字は「鴨」。)

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↓ 鴨さん、食事中。(鴨先生お元気ですか?)

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↓ 一心不乱に食事中。(その道の権威であるI先生は、相変わらず激務のようです。)

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↓ 加賀一丁目みどりばし緑地(板橋区加賀一丁目)にある東京第二陸軍造兵廠板橋製造所のモニュメント

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↓ 音無緑地(北区滝野川四丁目)

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↓ 飛鳥山公園

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その後、飛鳥山から都電で大塚に行き、大塚近辺を散策後、大塚から巣鴨まで歩き、すがも園で豆入り塩大福とすあまを購入して帰宅。


本日の歩行距離19.9 km(歩数は26,500歩)、消費カロリー904 kcal。塩大福とすあまを1個ずつ平らげ、ついでにレッドブルを飲み干す。

Shiodaifuku


しかし、すがも園の塩大福はおいしい。巣鴨の三大塩大福といえば、「みずの」「伊勢屋」「すがも園」。かつては圧倒的に「みずの」派だったのだけれど、最近はすがも園がお気に入り。すあまも塩大福も5個入りを買っちゃったよ。わが家でこういうもの食べるのは、わたしを含めて2名だけなんだけれど。


↓ おまけ

Itabashiku

板橋区には「板橋音頭」というものがあって、昔はよく踊ったものだった。小学校で習ったのよ。

「ハァ 花の板橋 ヨイトコラサッサ 住みよいところ
さくらの並木の石神井川に
情けほのぼのかおる町
トコ イタバシ イタバシ かおる町」

っていうのが第一番の歌詞。



「愛の巣」

2013-03-19 00:28:30 | 日記・エッセイ・コラム
Crows_nest

家の前にある公園の高い樹に、カラスがワイヤーハンガーを運んでいるのを見た。嫌な予感がした。わかりにくいかもしれないが、上の写真の紫の線で囲ったところだ。

Crows_nest_2

やはり、カラスの愛の巣である。これからここで産卵と子育てが行われるのだろう。

この樹の下は公園内の通路で、結構人が通る。子育てが始まると、カラスの夫婦が、子供を守ろうと通行人を威嚇するようになる可能性が高い。ああ、憂鬱。

そして、仮に子供が巣から落ちたなんてことになったら、とんでもないことになる。数年前、そんなことが怒ってしまったときがあった。カラスは神経質にあらゆるものに八つ当たりし、動くものすべてを威嚇した。晴れた日であったにもかかわらず、わたしはカミカゼ特攻隊と化したカラスのカップルの攻撃を避けるために、男物の大きな黒い傘をさして歩かなければならなかった。カップルは走っている軽自動車にまで攻撃をしかけた。運転をしていた若い女性が悲鳴を上げていた。

とはいえ、わたしはカラスの巣の除去は望んでいない。仮にカミカゼ特攻隊と化しても、すべてはカラスの子を守ろうとする本能と愛情からの行動だ。それに、これがもっと大きな理由なのだが、カラスの巣を除去してしまったら、怒ったカラスがどのような行動に出るのかが分からないからだ。すでに巣を壊されたカラスに八つ当たりされた前例もある。(「カラスの怒り、そして謎」を参照のこと。)

Crows_nest_3