まだ「わけあって安い」西友の一ブランドだったころから、いろいろ使っている無印良品。(ローカルな話で恐縮だが、かつては練馬北町にも志村坂上にも西友があって、一番よくいくスーパーが西友だったんだよ。)
無印良品の物の中には「無印」であることを優先するあまり、使い勝手が置き去りにされすぎて、おもわず「バッカモーン!」と叫んでしまいたくなるものもあるが、ものすごく気に入っているものもある。
では今年買った無印良品の中から、私的に気に入ったものをいくつか挙げてみよう。(写真はリンク先でご覧ください。)
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磁器ベージュお玉おき (税込599円)
ああ、これはすばらしい。調理中、または鍋物の時は、お玉の置き場所に結構困ったりする。以前は小皿や小さめの取り皿を利用していたけれど、これだとお玉のおさまりが悪く、見た目もよろしくない。これを購入して以来お玉のホームベースここになった。リンク先の写真のように菜箸などにも…アイディア系無印である。
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LEDポリカーボネート懐中電灯 (税込2,900円)
先日、まだ陽が昇らないうちからブレーカーが連続して落ちてしまった。うちはかなり早起きなので外は真っ暗…ではなくて、すべての窓のシャッターを下ろしていたので真っ暗。でも12月の東京の午前6時前ではシャッターを開けても実は真っ暗だった。(ブレーカーが落ちまくった原因は、エアコンの不具合のせいだったとのちに判明。)
真っ暗な中で「懐中電灯はどこだ!」と母と二人で大騒ぎ。家の中の「どこか」には本格的なマグライトからキーホルダーにつけるLEDの懐中電灯まで、数多くの懐中電灯があるはずなのだが、なにしろ真っ暗で探しだせない。
懐中電灯はそのデザインゆえに、日ごろ目につくところに出しておくと、部屋が非常にダサい印象になるので、納戸の中だの、キッチンの棚の中だのにしまいこんでしまいがちだ。ゆえにいざという時に「懐中電灯を探すために懐中電灯がほしい」などという、ばかげた状況が起こるわけで。
というわけで、この経験に懲りたわたしが買い走ったのがこれ。懐中電灯の機能だけを考えるとちょっと高いが、こらなら常にテーブルの上に鎮座していても違和感がない。明かりは白色系のLEDライトだし、このデザイン故にちょっとしたルームライトとしても使える。というわけで、昼間はいつもわたしの部屋のローテーブルの上に、夜はいつも枕もとに置いてある。
Gマーク (2007年度) も納得。無印らしい無印である。
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アロマディフューザー (税込5,000円)
いわゆる癒しグッズだ。わたしの場合、これを買ったのは、癒しのためというより、マイナスイオンスチーマー用に買い込んでしまった大量のエッセンシャルオイルの消費が目的だが。
これまでのアロマディフューザーの「いかにもアロマグッズ」な形状を考えれば、これがヒットしているのもうなずける。
タイマー付きでしかも電球色に近いLEDライト付き。寝る前にタイマーと好みでライトをセットして、部屋の電気を消してボーっとしながらディフューザーの光と蒸気を眺める。蒸気が噴き出すわずかな音に、ピチャピチャと聞こえる水音もよろしい。タイマーは最大60分だが、ディフューザーが切れるとともにLEDライトも自動的に消えてくれるのも親切。
Gマーク (2008年度) も納得。
ただし、この器具は結構デリケートだ。おまけに連続使用に耐えない。扱いとメンテナンスは結構面倒で、長持ちをさせたかったら、なにも考えなくとも体が勝手に正しい取扱い法に従って動くようになるまで、しばらくは取説と毎回にらめっこするがよかろう。病弱系無印である。
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磁気ベージュマグ 330ml (税込499円)
わたしの中での位置づけは、Honorable Mention (選外佳作) である。シンプルな色と形だというそれだけの理由で購入し、特に気に入っているとは思っていなかったのだが…
わたしはそそっかしいのとガサツなのとで、よくマグカップを割ってしまう。かなりお気に入りのマグカップや、わたしとしては大枚をはたいて買ったカップを割ってしまったことも数知れず。だから割ってしまったら、いくらそれがお気に入りのものであっても、「運命」とあきらめて、そのことはサッサと忘れることにしている。
このベージュのマグも、一度、固い物の上に落して大きなヒビを入れてしまった。わたしはすべての仕事を即中断して無印良品に駆け込み(徒歩と電車でいつもの無印良品まで約40分)、全く同じものを買ってきた。というわけで今使っているのは2代目。
同じものをすぐに買ったという事実から判断して、わたしはおそらくこのマグを相当気に入っているに違いない。質実剛健系無印である。
同シリーズの
磁器ベージュストレーナー付マグ 約270ml (税込799円)も持っていて、このマグのふたを330mlの上にのせておくことが多い。
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ところで、今年購入して「失敗した!」と思った無印良品も、ここでは書かないが結構ある…