巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

ミレナリオ

2005-12-29 23:26:34 | 日記・エッセイ・コラム
今年が最後の、東京ミレナリオ。6時半ごろ東京駅についたところ、係員から「今からだと2時間待ち」と聞かされた。

そんなに待っていられないので、わき道から会場に近づき、よこからコソっと写真のみ撮影…

Millenario_2005

このミレナリオでは、毎年妙なる音楽が流れているはずなのだが、交通整理や会場整理の警官や係員の笛の音や「立ち止まらないでください!」の連呼にかき消されて、全然聞こえないところが悲しい。

結局、全部見るのはあきらめて、東京国際フォーラムの休憩場で肉まんとコーンスープで腹ごしらえをして帰ってきた。





「一歩上いく英文履歴書の書き方、使い方」連載終了

2005-12-28 22:05:49 | 異文化コミュニケーション
Resume_last@IT自分戦略研究所「一歩上いく英文履歴書の書き方、使い方」の連載が無事終了。

もとの原稿は、joshさん主宰のメルマガ「B-zine」のために書いた全10回の連載もの。それにマイナー修正したうえ、毎回、後半部分に@IT用のオリジナルのコラムを加筆し、全11回になった。

10回が11回になってしまったのは、もとのメルマガ用原稿の第10回目が英語面接時の注意という、履歴書そのものとは関係ないものだったためだ。そこで、「10回目の連載をカバーレターに差し替えたい」といったところ、カバーレターの回(「第10回 『添え状』と侮るなかれ、カバーレター」)が完全に書き下ろしになり、もともと10回だった面接時の注意が「第11回 英文履歴書の選考をパスしたら」にそのまま残ることになった。

さて、メルマガ掲載時の原稿のタイトルは「英文履歴書の行間」。英文履歴書の書き方そのものを書くものではなく、「異文化コミュニケーションの視点からみた、日本の転職市場における英文履歴書にまつわる諸事情」を書いていたつもりだった。「英文履歴書の書き方」ならすでにさまざまな本が出ているし、ネット上でも色々な情報が探せるからだ。

だから、「履歴書はこう書けば絶対に成功する!」的なものではなく、「このように書いた場合、あるグループからはすばらしいと履歴書と良い評価を受けるが、別のグループからは正反対の評価を受けることがある。その理由は…」という書き方が主になった。

このようにあいまいなアプローチゆえ、joshさんを通じて@ITの編集担当者から掲載のお話をいただいたときは、「英文履歴書を初めて書く人も読むかもしれないのに、こんなものを読んだらかえって読者が混乱してしまうのは?」と悩んだ。しかし担当者が激賞(というか、爆笑)したのが、履歴書の紙の質やサイズについてオタッキーに書いた「第9回 紙の力のなせる業」(この回のタイトルはもちろん「神の力のなせる業」をもじっている)の前半部分だったために、「ええぃ、ままよ!」とばかりに連載に同意してしまった。

まぁ、大きな迷惑をかけずに終わってほっとしている。最終回のコラムはビデオレジュメのトレンドの話にしようか、サンキューレターの話にしようか迷ったが、実用的見地から後者を選択しておいた。ホンネを言えば、ビデオレジュメについて書きたかった。米国のITエキスパートの求職用ビデオレジュメといえば、思いっきり凝ったものがあり、日本人の感覚では「やりすぎ」のものがあって、なかなか楽しいからだ。最終回については、ここが少々心残り。

最初の担当者で連載の話を持ちかけてくれた@ITの大内さんと、大内さんを引き継いで最終回まで導いてくれた長谷川さんには、この場を借りてお礼を申し上げます。(…って、ご本人たちは、ここを読んではおるまいよ。だからドサクサにまぎれてコソッと書いておくと、もし原稿料がもっと…だったら…(以下略))

さて、最終回も終わったので、ビールを飲もう。プハーッ!

[追記 2005.12.29]
ちなみに「一歩上いく英文履歴書の書き方、使い方」は、2005年12月よりJOB@IT同名の記事に、ひっそりと転載を開始した。


ブログ人のバージョンアップとブログ観

2005-12-26 19:32:36 | インターネット (CMC)
年末というものは、なにかと締め切りに追われるものだ。というわけで、約1週間自分のブログにアクセスすらしていなかったら、ある日「あなたのブログにアクセスできないが、ブログをやめたのか?」とのメールをもらった。ブログ人が大規模なメンテナンスを時間延長で行っていたことを、そこで初めて知った。スミマセン…

当初予定されていた時間を大幅に延長してメンテナンスを終えた結果、またもやブログ人は結構なクレームをうけたまわっているようだ。

「またもや」と書いたのは、ブログ人は、バージョンアップのためのメンテナンスのたびに、何らかのトラブルを起こしているような印象があるからだ。「印象があるからだ」としたのは、実はそれが100%事実かどうか、わからないから。「トラブルでエラい目にあった」という負の記憶は、「メンテナンス後なかなか順調」や「すばらしい機能を追加してくれてありがとう」という正の記憶より、強烈に脳内に残りやすいものだ。

さて、kwmrさんのブログ「いい感じ」の記事「ISPとしてのブログサービス」にも書かれているように、同じTypePad系サービスでもでもOCNのブログ人とニフティのココログは違う路線を行くようである。これは興味深いことだ。というのは、個々のブログの利用者が心の中で漠然と考える「ブログとはなにか?」の認識は、その人間が使うブログの機能に大きく影響されるような気がするからだ。

以前、ある特定のブログサービスの利用者を対象にブログ研究をしている方の認識が、「ブログ≒ウェブ日記」だったのでびっくりしたことがある。この研究者からは「ブログのトラックバックには何のメリットがない」という意見も聞いた。

わたしのブログに対する考え方とあまりにも違うためにびっくりして、その研究者が調べているブログサービスに加入してみた。やはりというか、このサービスの使用方法の解説には確かにブログを日記としてとらえるような記述が多かった。しかもこのブログサービス内でコミュニティを形成しやすい仕組みになっていて、サービス全体がある意味「閉じている」印象があった。

この研究者とわたしのどちらかが間違っているわけでもなく、こういう認識と(いうか「主観」)の違いは、使っているブログやブログサービスのプロバイダの性質(あるいは「戦略」かな?)に左右される部分が結構あるのだろう。この意味で、ブログ人が大容量コンテンツ配信としてのブログの利用を考慮したディスク容量の大幅アップが、将来のブログ人ユーザーのブログ観にどのような影響を与えるのか、興味深い。

わたしと一緒にブログの研究をしているjoshさんはココログ・ユーザーだ。同じTypePad系ということもあって、両者の間に今までブログに対する認識に対する目立った違いはなかったようだが、ブログに対する見解の違いは徐々に大きくなっていくかもしれない。

ところで、昨日わたしはこのブログのテンプレートを変えた。なぜか?

お察しの通り、ブログ人のメンテナンス修了後に、表示の不具合がこのブログにも現れたからだ。IEでこのブログを表示すると、タイトル「巣窟日誌」の表示が乱れるようになってしまった。またプロフィール画面は、文字部分がまったく表示されなくなってしまった。というわけで、急きょテンプレート変更。あまり気に入ってはいないテンプレートだが、以前に記事に貼り付けた写真が上手くおさまるものを、とりあえず選択しておいた。まぁ、きちんとしたデザイン変更はそのうちに…

[トラックバック]
 「ISPとしてのブログサービス」 (いい感じ)
 「(メンテナンス工事終了)機能拡張と容量追加を実現しました」 (ブログ人メンテナンス情報)


地元の熊手市(2005年版)

2005-12-15 22:55:55 | 日記・エッセイ・コラム
2004年も記事にに書いた、地元の熊手市でございます。例年は午後9時ごろ良くのですが、今年は早めに6時過ぎに行きました。

先ずは、熊手から。こちらはかの面亀さんですね。

kumade_2005_1

↓「遊技場」「大入り」というのが、いかがわしく、場末感がただよってなんともいえません。

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↓もちろん「お祭りの屋台といえばこれでしょう!」のハッカパイプもございます。

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↓これはまた、別の遊戯系屋台。生茶パンダをめでたくゲットするのは、どなた様でしょうか。

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お好み焼き。多くの人ができあがりをまって並ぶ前で、2人で黙々と焼いています。この屋台がある場所はお酉様のあるお寺の入り口近くです。1枚500円。

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このお好み焼きが出来るのを20分以上待っていましたが、待っているうちにお参りをする人がだんだん多くなってきて、お酉様へ行く人たちと出てくる人たちで身動きできないほどに。狭い道に、屋台、屋台で買う順番を待つ人、お酉様へ行く人、お参りが終わって出て来た人でごった返し、押されたわたしは屋台の前でバランスを保っているのが困難なほどでした。(もし鉄板に手をついていたら、手が「ジュッ!」と…)


地鎮祭のお供えを、ノラネコにかじられる

2005-12-14 22:40:09 | ノラネコ
最近、公私にわたりトラブル続出で大変な目にあっているが、どうにか家の建て替えは進んでおり、本日は建て替える家の地鎮祭とあいなった。本日の東京の最低気温は0.9度。庭一面に霜がおりた。

午前9時過ぎから庭にハウスメーカーの関係者がやってきた。いつもとは違う様子に、ノラネコのゴキリョウがさっそくやってくる。まずは見慣れない3台の車の臭いをかいだり、車の下に入ってみたりしている。車の下が暖かかったのかもしれない。

人間たちが地鎮祭の準備が始まると、ゴキリョウは大胆にも、地鎮祭に必要な道具を置いてある場所に近づき始めた。

「なんと好奇心が強いことか」としばし感心し、わたしとハウスメーカーの営業のOさんは、しばしゴキリョウの様子をぼんやりと眺めていた。思えば寒さで思考能力が停止していたのかもしれない。しかし彼女が供え物が入った発泡スチロールの箱の中に首を突っ込んだ瞬間、わたしたちはわれに返った。

「ああ、魚がァ!」

お供え物の中には、鯛とスルメが含まれていた。

cat_biting_dried_squid

あわてて、ゴキリョウを追っ払うOさん。不承不承ゆっくりと箱から離れるも、箱の中のご馳走に未練タラタラのゴキリョウ。しかもすでに彼女は、スルメへの最初の1噛みを終了していた。

ああ、これは産土神(うぶすなのかみ)様へのお供え物。地元の神様よりも先に、こともあろうに地元のノラが試食してしまうとは…

Oさん「ネコが、スルメをかじっちゃいましたね」
わたし「…(絶句)」
Oさん「まぁ、新しい家でもネコと仲良くしろってことですよ」
わたし「(力なく)ははは…」

さて、ここで質問。地鎮祭のお供え物をノラネコにかじられるのと、カラスに自転車のサドルをほじくられるのとでは、どちらがマシなトラブルだろうか。

(写真はスルメをかじる直前のゴキリョウ。シャッターを押した瞬間に、ことの重大さに気づいたわたし。)