巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

グランドピアニスト

2007-03-31 23:09:21 | ガジェット/モノ
一部で話題になっている、セガトイズのグランドピアニスト。大人のおもちゃである。(下の写真の椅子の上に置かれているのは、鍵盤を保護するキーカバー。)

Grand_pianist

自動演奏に合わせて鍵盤が忠実に動く。

Grand_pianist_2

もちろん鍵盤を押して、自分で演奏もできる。といっても鍵盤が狭いので、爪楊枝を2本もってバッハのインベンション(2声)と格闘。ウムム…

とりあえず気づいた点は以下の通り。

  • ピアノの鏡面部分がプラスチック素材のため、汚れやすい。かつ、メガネクロスなどでふくとすり傷がつくほど柔らかい。

  • 打鍵音というか、鍵盤が降りるときの音が「バチバチ」(「ガチャガチャ」)ととうるさい。自動演奏ではこの音がかなり耳障りだ。

  • 収録曲のピアノの演奏そのものが…。決してド下手ではないのだが、クラシック好きでピアノ曲を色々と聴いているご同輩の皆様の反応や如何に?


モーツァルトのピアノ曲にはうるさいわたしとしては、専用カートリッジのうち「ザ・ベスト・オブ・モーツァルト」に注目。とくにピアノ協奏曲の第23番、そして次に第20番を熱愛するため、両方の緩徐楽章が入っていることがうれしく、さっそく聴いてみた。すると…

第20番の第2楽章(映画『アマデウス』のエンディングに使われた、あの美しいロマンツェ)のテンポが速すぎないか? こ、これは許せないわ!



土井勝:きょうの料理50年

2007-03-29 23:59:34 | 日記・エッセイ・コラム
NHKの「きょうの料理」が50周年記念だということで、今週は「放送50年 懐かしのあの人 あの名調子」と題して、過去の映像が放映されている。

本日は、故・土井勝氏による「たけのことふきのちらしずし」

おお、あの土井先生の穏やかな口調。そして、この昭和57年(1982年)というあの時代。ザルにしろ炊飯器の内釜にしろ鍋にしろ、調理器具がいちいちあの時代を感じさせる。

今、改めて見てみると、優しい物腰と言葉使い、そして非常に合理的な説明におどろく。「××を使った場合はこうしてください。なぜならば…」と、それぞれの手順にきちんと説明をつけて、いちいち「なるほど」と納得させてくれる。

さて、寿司飯用のご飯を炊くときの方法を、炊飯器の場合と鍋の場合の2通りにわけて説明していた先生は、鍋で炊く場合を説明しつつ、水、米、みりん、そして出汁用の昆布が入った鍋の中から、「沸騰したら昆布をとってください」と手で昆布を取り出し、ここですかさず一言。

「ごめんなさい、手で」

おお、昨今の料理番組の講師の口からは、この状況では出そうもないことばだ。感動。

ところで、Wikipediaで「土井勝」の項目を調べたら、あの戦艦「大和」の乗員だったことが書いてあった。そういわれれば、調理法や素材、そして説明の仕方に、その経歴をあてはめると納得できる部分もある。しかし知らなければ、あの穏やかな物腰ゆえに、そんな過去があるとは思いもよらなかったろう。

ちなみにわたしがつくるおせち料理の基本は、土井先生のおせち料理の本の内容に基づいている。大学生のころ、すなわち今回の放送の本放送があったころ買った本だ。


公園のサクラが咲きはじめました

2007-03-28 22:54:12 | 日記・エッセイ・コラム
Sakura_2007_1

写真は公園の中で、一番早く咲いたサクラの樹です。他の樹はまだ3分咲きです。

Sakura_2007_2

今年はずいぶんと早い開花予想が出てあせりましたが、どうやら上手い具合にわたしの誕生日(4月1日)に、満開になる模様です。(いいかい、わたしの誕生日は4月1日なんだよ。誕生石はダイヤモンドだから、よろしくね。(←誰に向かって言ってるんだか))

以上の2枚の写真は、わたしの部屋の南側の窓から撮影しました。

ちなみに、去年のサクラはこちら



久しぶりに肉筆の手紙など

2007-03-23 05:12:00 | 日記・エッセイ・コラム
約20年ぶりに、肉筆で手紙を書いた。

相手は本年度で退職する大学時代の恩師。退任記念のパーティーに仕事の都合で出席できなくなってしまったために、お詫びを兼ねての「御退任おめでとうございます」の手紙だ。

久しぶりの「肉筆+縦書き+正式な女性の手紙文」に、完成に3時間を要し、書き損じを2枚生じさせてしまった。(その結果、夜が明けてしまった。)

便箋4枚…とはいえ大きな字で書いたので、ワープロにすれば10.5ポイントでA4の用紙1枚弱のボリュームのはず。キーボードをパシパシとたたけば、文面の案の時間も含めて20~30分で済んだと思う。でも、こういうときこそ、自分の手で書かなければ。でも、それにしてもひどい字だ。ひどい字だからこそ、ご家庭用ワープロの黎明期から一貫して文字を機械に頼ってきたのだが。

普段ビジネス文書の手紙文ばかりを書いているわたしに、日付・署名・宛名を「後付け」として書くのはかなりの違和感がある。これはわたしの脳がいかに仕事に毒されているのかを示すものである。(ちなみに日本語のビジネス文書の体裁の元になったのは、英語の文書の体裁だそうである。)

手紙が女性文体(女性の手紙文体については、このブログの「あらあらかしこ・あらかしこ」あたりを参照のこと)なので、封筒と便箋も桜の模様で女らしく。でも、こんなところで女使ってどうすんだよ。普段は、「ひでぇ」とか「すげぇ」とか叫んでいる人間がだよ。

ああ、Y先生。先生のお手元に届くのはピンクの桜模様の封筒ですよ。


この子、どこの子? 迷い猫

2007-03-22 19:58:57 | ノラネコ
Stray_cat

どなたかの飼いネコのようなのですが、すごく気になっています。1週間ぐらい前に突然公園(東京都板橋区にある、元フィールドアスレチック公園)に現われて、そのままこの公園に居ついてしまいました。毛の色はご覧のとおり、ミルクティーのような薄茶色です。よく見ると毛はうっすらと縞模様で、シッポにはしっかりと縞があらわれています。シッポは、先がちょっと曲がった形です。

Stray_cat2どうやらノラネコにエサをやりながら公園にやってくる人間にくっついてきて、そのまま帰れなくなったようです。人にはすごくなついていて、わたしにも必死に鳴いて近寄ってきます。人の気配が恋しいのか、わが家の玄関前に陣取っていることもあります。(すぐにゴキリョウやハナグロに追いはらわれてしまいますが)この写真もわが家の玄関先で撮ったものです。

まさか、引越しシーズンなので置いていった(毎年3月には増えるんです)…ってことはないと思うのですが、お心当たりの方は、ブログのコメント欄にてご連絡を。あるいは、このネコは公園の西側の入り口(池のあるほう)にいることが多いので、直接ご確認くださいませ。

不憫です。