巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

珍客は常連客だった

2006-09-29 21:59:45 | 日記・エッセイ・コラム
9月27日の記事「庭に珍客」で、アメリカザリガニを「珍客」と呼んだ。

が、実は本日、庭の立水栓のそばで、アメリカザリガニの死体を見つけた。27日の記事のザリガニよりもかなり大きいので、別のやつらしい。

Dead_crawfish

少なくとも2匹のアメリカザリガニが短期間の間に庭に入ったということは、わたしの知らぬところで、彼らがわが家の庭をお散歩コースにしている可能性があるということだ。うわぁ~、考えただけで嫌だなぁ。バルタン星人の孫みたいのが、ぞろぞろと歩いているなんて。

しかし、激安の人工芝の間で死を迎え、色艶を失ったその亡骸を人間の目にさらすことは、ザリガニの本意ではあるまい。合掌


「黒猫さんには及びもないが…」:自分で白髪を染める話

2006-09-29 11:39:11 | 美容と健康
正体バレバレのブログなので、あまりこんな話を書きたくはないのだが、世の中には同じ悩みを抱える方々が多いと思われるので、今回は白髪を染める話を書いておこう。白髪を染める話を書くということは、自分に「染めるほどの白髪がある」と公言することであり、ちょっと恥ずかしかったりする。

白髪が増えた理由は主に老化に違いない。でも理由の半分は、炎天下の国政選挙でウグイス婆とチラシ配りをした直後から激増したシミを消そうと、毎日500mgのL-システインを、5年間飲み続けたせいだということにしておこう。そのほうが自分のプライドが傷つかないから。(L-システインと白髪の因果関係についてはよくわからないのだが、常用したところ白髪が出たという人が結構いるらしい。気になる方は、ネットで検索してみると、その手の体験談がゴロゴロ出てくる。)

さて、本題。わたしが自宅で白髪を染める場合に、白髪染めに求めているのは以下の条件である。

  1. 髪にやさしい。自然成分かケミカルかは問わない

  2. 自分の体にアレルギーが起こらない

  3. はえぎわまで染められる

  4. 地肌は色がつかない

  5. 洗髪ごとに徐々に落ちる。ただし、落ち方は早すぎず、かつ見苦しい落ち方にならない

  6. 時間がかからない。取り扱いが簡単。

  7. 臭いがきつくない

  8. あちらこちらを汚さない。床や洗面台に付着しても落としやすい



1については、縮毛矯正でひどいダメージを受けている髪に、もはや永久染毛剤は無理。

2についていえば、アレルギーが起こらない染料は天然物・ケミカル物を問わず、いまのところ世の中にはなさそうだ。だから「自分の体に」起こらないという条件付になるわけだ。植物でアレルギー反応を起こしやすいわたしは、自然成分100%のものもときにはアウト。最近は数回使った後に、ヘナに感作するようになってきた。というより、それに先立ってヘナの赤みを消すインディゴに激しく感作(泣)

3と4の両立は、わたしのようなシロウトさんには難しい。たとえば「髪が痛まない」がウリのヘアマニキュア。生えている髪の毛すべてに生え際ぎりぎりまで塗布し、かつ地肌につかないようにそれをするのは、かなりの技術が必要だ。(これはプロにやってもらっても、美容師の手先の器用さがでるところだ。)

5は家庭でやるのなら必要な条件だと、個人的には思う。もとよりシロウトの上、頭の後ろには目がない。だから失敗する可能性はある。ムラになったり色選びで失敗してしまったときに、いつまでもその状態というのは情けない。2~3週間でほとぼりがさめる(?)状態になってほしい。しかしあまりに落ちが早いと、こんどは成功した場合に悲しい。

7については使用中・使用後の自分の髪の臭いのことばかりでなく、家の中のファブリックや壁紙に臭いが吸着することを考慮しなければならない。まだ家は新築といえる状態なので、8とともに不要に家を汚したり、変なにおいを付けたりしたくはない。

で、そのような条件のいくつかを満たすものとして今回使用したのは、ガーデニアカラーというもの。色はブラウンを使用。

ガーデニアカラーについては、楽天で検索すればボロボロと出てくるはず。最近ではAmazonでも取り扱っている。くちなし色素を使って、髪を痛めずトリートメント効果も抜群、香りも良い…というのがウリだ。もちろん額面通りだと思ってはいけない。そんなすばらしいものが真実であれば、すでにドラッグストアの棚はガーデニアカラーで埋め尽くされているか、大手化粧品会社がこぞって類似品を作っているはずだ。

この製品にまつわる不満の多くは、「染まりにくい」「すぐに落ちる」ということだ。で、少しでも落ちにくくなるように、下記の方法で使用した。

  1. シャンプーし髪を完全に乾かす。コンディショナーやトリートメントは使わない。

  2. 塗布に入る。髪を6つぐらいにブロッキングし、地肌つけてもよいので、とにかく髪のはえぎわからムラにならないようにていねいに塗っていく。
    地肌は多少染まるが、2階ぐらい洗えば落ちる。わたしは櫛で塗った後に、素手で塗布状況を手の感触で確かめながら塗りんでいる。ヘアマニキュアと異なり、きちんと洗えば皮膚に色はつかないが、爪に入った色素は爪ブラシで落としておいたほうが良さそうだ。

  3. シャワーキャップをかぶり、その上に蒸しタオルをとっかえひっかえ巻いて、30分間暖め続ける。
    蒸しタオルは塗らしたタオルをラップで巻き、電子レンジでチンすると簡単に作れる。タオルを2本用意し代わる代わるチンすればよろしい。

  4. 蒸しタオルををはずして、そのまま5分間クーリング

  5. 洗髪。2度洗い。いつものコンディショナー・トリートメント類を使用。


実はガーデニアカラーを使うのは今回で2度目だ。1度目は8月中旬。しかし、1ヶ月後でも、かなり落ちてはいるがそれなりに色が残っている。「すぐに落ちてしまう」という噂があったから適当に塗ったら、髪の毛がなんとなく三毛猫配色。しかし、シロウトが自宅でそれほど完璧にカラーリングできるわけがなく、ムラになるのも多少はやむをえない。というわけで、とりあえず今回の目標は

「黒猫さんには及びもないが せめてなりたやサビ猫*に」

結果は写真の通り。いずれも使用後。

Gardenia_color


このブラウンはかなりオレンジに近い発色をするので、強い光の下では、染まった白髪がまるで銅線のように見える。写真の左側は屋内で撮ったもので、フラッシュが発光したため、オレンジ系の色だしがもろに写っている。右側は曇天の午後3時ごろに撮ったものだが、やはり赤みが優っている。いずれもかなりしっかり色が入っている。ガーデニアカラーでもう少し落ち着いた色にしたければ、ライトブラウンかダークブラウン、あるいはマットを選んだほうがよいだろう。

そういえばわたしは美容師にオレンジのヘアマニキュアをしてもらっていたときに、「髪が全部吸い込んじゃって、髪を洗ってもオレンジ色の水が出てこない」と言われたぐらいだから、直接染料と相性がいい髪質なのかもしれない。ということは、長々と書き連ねたにもかかわらず、あまり人様のお役には立たないき記事かも…

とりあえず、痛んだドライヘアの方は、だまされたと思ってトライしてみてもよいかもしれない。あくまでも「だまされた」と思って。

* ちなみに、ネコの模様の呼称については、しっぽ工房さんこのページをご参照ください。


庭に珍客

2006-09-27 22:17:32 | 日記・エッセイ・コラム
午後、大雨がやんだので外へ出てみると、庭でゴソゴソ蠢(うごめ)くものがあった。

Crawfish

遠目に一瞬「えっ…サソリ?」と一般常識のなさがバレる判断をしかかったが、近くによって見れば、アメリカザリガニ。(そもそもサソリは逆に反っているでしょ) この辺に田んぼはないのだが、公園に池があるのでそこに生息しているのだろう。

しかしなぜわが家の庭を散策しているのだ? そういえば母が、昔は大雨が降ると庭にいつの間にかアメリカザリガニが流れてきたものだ、と言っていたっけ。この前は道の真ん中を亀が散歩していたし、驚くにはあたらないが。

あまりウロウロしていると、ノラネコのなぐさみものかカラスの栄養源になるぞ。

Crawfish_2






崩れてるんです

2006-09-27 13:13:22 | 日記・エッセイ・コラム
(タイトルは、わたしの顔面や体型のことではありません)

以前、ビックカメラによる登校拒否児のための施設?? という記事で、自宅近くの急斜面を削った土地に児童養護施設が建つらしいことを書いたんだけれど、最近無事に次のステップに移ったらしい。

で、とにかく樹を全部伐採して、根こそぎにして、地面を削って、更地を作った。でもこのままでは作業ができないので、更地に工事車両が降りられるように、もう一度土をきれいに盛り上げてスロープを造った。車両が沈み込まないようにスロープの上に鉄板をしきつめたし、間違ってスロープから外れて転がり落ちないように、ちゃんと手すり…というか柵もある。

でもこっちから見ると、盛り上げたむき出しの赤土の上に鉄板が乗っかっているだけのような感じで、どうもたよりないのよ。東京の9月10月の降水量は、梅雨時に匹敵するからね。台風でもきたらどうなるんだろうと、心配していたわけ。

そしたらね、

日曜日(9/24)の午前中、洗濯物を干そうと思ってバルコニーに出て、何気なくその盛り土の方向をみると↓

Landslide_1

一部崩れてるじゃないのさ。大きな樹の後ろは以前は綺麗なすべすべ斜面だったのに、いつの間に。

で、昨日(9/26)にも大雨が降ったもんだから、心配になって今朝またバルコニーに出てみると↓

Landslide_2

なんか崩れ方がビミョーに大きくなってないか? それに左側の部分も新たに崩れそうな… しかも今も雷がゴロゴロなって、大雨が降っているんだよね。これって、かなりやばくね?

工事人さんたちは、作業がなくても見回りはしているようなので、現状を正しく把握してきちんと対処してくれるとは信じたいけれど。あるいは、本当は大したことはないのかもしれないけれど。はっきり言って怖いっす。この斜面の前に住んでいる人たちはもっと怖い思いをしているはず。

Landslide_3

(ところで、おい、女のクセにこの記事のことば使いはメッチャ悪いぞ! ふくしま。やっぱり、戦後教育がいけないんだ。ジェンダー・フリーがいけないんだ。やっぱり首相が正しい方向に導いて、早急に美しい国を作らないと…?)



「ネコ」ポリス その77

2006-09-23 18:13:20 | ノラネコ
Cats_77
↑庭の真ん中に座り込んで、半日動かないノラネコのゴキリョウ。(矢印の先)

Cats_77b
↑なにしろ真ん中から動くと、すきあらば庭を我がものにしようとするものが現われるからだ。(手前はゴキリョウ。奥はクロコ(仮称))


Cats_77c

↑女と女のプライドをかけたタイマンか…? 左側はゴキリョウ。右側はクロコ。クロコの左後足に見られる「闘志」に注目。(この写真はクリックすると拡大します)

が、次の瞬間、散歩中の犬が近くを通ったため勝負は中断。犬が2匹に興味を示したため、クロコがさっさと逃げてしまった。犬にも動じなかった、ゴキリョウにとりあえずの軍配が。

ところでこの2匹がにらみ合っているうちに、いつの間にか庭に入ってくつろいでいた第3のノラネコがいた。その様子が「ネコ」ポリス 76の写真である。