ドコモのPHSのサービスが来年1月7日に終了してしまう。NTTドコモさんはあの手この手で、PHSユーザーをドコモユーザーのままに、しかもできればFOMAユーザーにしたいと考えている。
というわけで、今回ドコモのPHSユーザーには、新しいFOMAが無料で手に入り、かつ契約事務手数料が無料になるチャンスがやってきた。ああ、伝説の愛機スーパードッチーモSH821iには深い愛着があるのだが、ここは「永年勤続お疲れ様でした。まずはゆっくりとお休みください」になっていただこう。
しかしもう年末だ。新年早々のスケジュールがいまいち確定せず、ひょっとするととんでもないことになりそうな予感がするので、今のうちにやっておけるけることは今すぐにやっておかねばならない。というわけで、昨日某所のドコモショップに駆け込んだ。
わたしはこれまでスーパードッチーモでmovaとPHSの両方を使ってきたため、今回の機種変更はPHSの解約と、mova、FOMA間の契約変更ということになる。いや、PHSからFOMAへ変更と、movaの解約かな? まぁ、どうでもいい。とにかくわたしの場合は「解約」と「変更」が発生するということが、この記事の後半の展開には重要なポイントだ。
しかしショップに入るなり、順番待ちカードの発券機の前にいる受付の女性に開口一番言われたことは
「本日は本人確認の書類を、ちゃんとお持ちですよね」
だった。
「え?」という顔をする私に、受付の女性は本人確認の書類の一覧表をしめして、「免許証が一番いいのですが、なければパスポートとか、住民基本台帳カードとか。保険証はそれだけではダメなので、その場合は住民票か公共料金の領収証も必要です。あと、クレジットカードでお支払いいただく場合は、保険証とクレジットカードという組み合わせでも…」と立て板に水。
免許証がないわたしは、即座に身分が確認できるものを持ち合わせていない。パスポートなんて普段は携帯しないし、保険証ももし落としてしまった場合に悪用でもされたらとでも思うと、そうそう容易に持ち歩けるものではない。
でもそもそも、機種変更に本人確認の書類は必要だったっけ?
不審そうな顔をしているわたしに「本人確認の書類をお持ちでなければ、今回は受け付けることはできません」と、彼女はきっぱり。その顔は笑顔をたたえつつも「そんなこと常識だろ?」と言いたげなのがありあり。
で、彼女の説明のしかたがあまりにもテキパキと…というよりも、高飛車だったので著しく気分を害し、おまけにその女性のわたしの後に来た人への対応もあまり良いものとは言えなかったので、家に戻り本人確認の証明になるものを引っつかむと、私の足は別のドコモショップに向かっていた。なにしろ自宅から歩いていける範囲に、ドコモショップが3件もある。1件に不満があれば、別の2件のどこかへいけばいいのだ。
ところが、
次に行ったのドコモショップでは、本人確認の書類の話がまったくでないまま、スムーズに手続きが終了してしまったのだ。向こうが言い出さないのだから、こちらもあえて言う必要がない。わたしは用意した書類を見せないまま、新しい携帯を手にして帰ることができた。
で、なんだかモヤモヤしていたわたしは、家に帰ってきて、ドコモがいうところの本人確認書類について調べてみた。
FOMA、 Mova間の契約変更は、機種変更の範疇に入る。ドコモのウェブサイトの該当するページで、機種変更に必要なものを見てみよう。
わかりにくい文章だけれど、つまりは以下のようなことだと受け取った。
わたしはベーシックコースだ。まずは、住所と氏名の確認が必要になるし、たしかに次に行ったショップでは、最初に氏名と住所の確認はした。だが本人確認書類は必要がないはずだ。
また、解約も同様だ。本人と現物があればいいので、本人確認の書類が必要になる場合は現物がない場合だ。
基本的に本人確認の書類が必要なのは、「新規にお申込みいただく場合、名義をご変更いただく場合などは、」とあり、機種変更や契約変更については、必要とは明言していないわけだ。ただし、「「新規にお申込みいただく場合、名義をご変更いただく場合『など』は、」の「など」があいまいでこまる。
しかも、まぎらわしいのは本人確認書類のページの下のほうの「各種お申し込みにあたって」の記述だ。これだといかなる手続きにも、本人確認書類が必要とも受け取れる。
こうなると、何において本人確認書類が必要となるかは、ショップごとに独自判断にまかされるだろうか。携帯は犯罪に使われやすいため、最初のショップのように厳しく本人確認をやっているところもあるのだろう。でも、ときとしてそれは利用者側には非常に冷たい制度だ。なぜなら、免許証もパスポートも持っていない人は、その場で本人確認をするのは、結構大変だったからだ。本人の写真も印刷された住所もきちんと掲載されていて、これ1つでパスポートの発行が可能になる宅地建物取引主任者証なんていうものも、ドコモ側の主張によると、たとえ保険証と組み合わせたとしても、本人確認の書類にはならない。
とにかく最初のショップでは、嫌な気分だった。
ちなみにワインチョコレート(LG電子のL704i「チョコレートフォン」のワイン色のやつ)を買ってきたのだけれど、この変更は、ショップの人にとっては意外だったみたいだ。「PHSから変更の方は、無料だと言うこともあって、最新の機種を選択される方が多いので…」だそうだ。「ワンセグは要らない」といったところ、まず薦められたのがN905iμだったのはそういうわけか。
さらに、愛機SH821iは死なず! デュアルネットワークサービスに入ったので、FOMAが使えない地域では、SH821iのmovaを使うことになるわけ。というわけで「生涯現役」でいていただこう。極端に電池もちが悪くなる日まで、あるいはFOMAのサービスエリアが満足できる程度に拡大するまでの付き合いだ。さてどっちがはやく来るかな。
さて、ここで業務連絡です。わたしの電話番号のうち050で始まる番号をお持ちの方は、今回こちらの番号がなくなりましたのでご注意ください。050で始まる番号をご存知の方は、必ず090で始まる番号もご存知だと思います。こちらの番号は継続しておりますので、必要があればそちらをお使いください。
というわけで、今回ドコモのPHSユーザーには、新しいFOMAが無料で手に入り、かつ契約事務手数料が無料になるチャンスがやってきた。ああ、伝説の愛機スーパードッチーモSH821iには深い愛着があるのだが、ここは「永年勤続お疲れ様でした。まずはゆっくりとお休みください」になっていただこう。
しかしもう年末だ。新年早々のスケジュールがいまいち確定せず、ひょっとするととんでもないことになりそうな予感がするので、今のうちにやっておけるけることは今すぐにやっておかねばならない。というわけで、昨日某所のドコモショップに駆け込んだ。
わたしはこれまでスーパードッチーモでmovaとPHSの両方を使ってきたため、今回の機種変更はPHSの解約と、mova、FOMA間の契約変更ということになる。いや、PHSからFOMAへ変更と、movaの解約かな? まぁ、どうでもいい。とにかくわたしの場合は「解約」と「変更」が発生するということが、この記事の後半の展開には重要なポイントだ。
しかしショップに入るなり、順番待ちカードの発券機の前にいる受付の女性に開口一番言われたことは
「本日は本人確認の書類を、ちゃんとお持ちですよね」
だった。
「え?」という顔をする私に、受付の女性は本人確認の書類の一覧表をしめして、「免許証が一番いいのですが、なければパスポートとか、住民基本台帳カードとか。保険証はそれだけではダメなので、その場合は住民票か公共料金の領収証も必要です。あと、クレジットカードでお支払いいただく場合は、保険証とクレジットカードという組み合わせでも…」と立て板に水。
免許証がないわたしは、即座に身分が確認できるものを持ち合わせていない。パスポートなんて普段は携帯しないし、保険証ももし落としてしまった場合に悪用でもされたらとでも思うと、そうそう容易に持ち歩けるものではない。
でもそもそも、機種変更に本人確認の書類は必要だったっけ?
不審そうな顔をしているわたしに「本人確認の書類をお持ちでなければ、今回は受け付けることはできません」と、彼女はきっぱり。その顔は笑顔をたたえつつも「そんなこと常識だろ?」と言いたげなのがありあり。
で、彼女の説明のしかたがあまりにもテキパキと…というよりも、高飛車だったので著しく気分を害し、おまけにその女性のわたしの後に来た人への対応もあまり良いものとは言えなかったので、家に戻り本人確認の証明になるものを引っつかむと、私の足は別のドコモショップに向かっていた。なにしろ自宅から歩いていける範囲に、ドコモショップが3件もある。1件に不満があれば、別の2件のどこかへいけばいいのだ。
ところが、
次に行ったのドコモショップでは、本人確認の書類の話がまったくでないまま、スムーズに手続きが終了してしまったのだ。向こうが言い出さないのだから、こちらもあえて言う必要がない。わたしは用意した書類を見せないまま、新しい携帯を手にして帰ることができた。
で、なんだかモヤモヤしていたわたしは、家に帰ってきて、ドコモがいうところの本人確認書類について調べてみた。
FOMA、 Mova間の契約変更は、機種変更の範疇に入る。ドコモのウェブサイトの該当するページで、機種変更に必要なものを見てみよう。
- ご利用中のmova(盗難・紛失時を除く ※1、※ 2)
- ご利用中のmovaをご持参ください。電話機の変更時(解約の場合は解約時)にご利用中のmovaから電話番号を消去いたします。レンタルの場合は現在ご利用中のレンタル機器を返却していただきます。
- 紛失・盗難時には契約者ご本人であることが確認できる書類の原本が必要です。
- 割賦購入あっせん契約のお申込みには、月々の分割支払金を口座振替もしくはクレジットカードにてお支払いいただきます。
※1. ご契約者であることを、現在ご利用いただいている電話機からiモードメニュー「電話機購入時確認サイト画面(ネットワーク暗証番号の入力が必要です。)」のご提示によるご本人の確認、またはお名前・ご住所などでご本人の確認をさせていただきます。
※2. ドコモショップでは、お名前・ご住所などでご本人の確認をさせていただきます。法人名義や代理人によるお申込みの場合は、来店された方個人の確認書類などが必要になる場合があります。(クレジットカード除く。ただし住民票または公共料金の領収証の添付は不要です。)
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バリューコースで携帯電話機を分割払いでご購入される場合は、ご契約者のお名前が確認できる本人確認書類 本人確認書類のご確認(携帯電話機を分割払いでご購入される場合)
わかりにくい文章だけれど、つまりは以下のようなことだと受け取った。
- 法人名義の携帯や代理人が手続きをする場合、また、本人であっても紛失・盗難等で現物が提示できない場合には本人確認の書類が必要になる。
- 本人が現物(=これまで使っていた携帯)を持っていく場合には、今まで使っていた名前と住所などで本人の確認はするが、あえて本人確認の書類は必要ない。
- ただし、上記2の場合であっても、新しい携帯を携帯電話機を分割払いで購入する場合には、本人確認書類が必要になる。
わたしはベーシックコースだ。まずは、住所と氏名の確認が必要になるし、たしかに次に行ったショップでは、最初に氏名と住所の確認はした。だが本人確認書類は必要がないはずだ。
また、解約も同様だ。本人と現物があればいいので、本人確認の書類が必要になる場合は現物がない場合だ。
基本的に本人確認の書類が必要なのは、「新規にお申込みいただく場合、名義をご変更いただく場合などは、」とあり、機種変更や契約変更については、必要とは明言していないわけだ。ただし、「「新規にお申込みいただく場合、名義をご変更いただく場合『など』は、」の「など」があいまいでこまる。
しかも、まぎらわしいのは本人確認書類のページの下のほうの「各種お申し込みにあたって」の記述だ。これだといかなる手続きにも、本人確認書類が必要とも受け取れる。
各種お申込みにあたって
ドコモは、携帯電話不正利用防止法(平成18年4月1日施行)に基づき、ドコモが指定した「契約者ご本人であることが確認できる書類の原本」により契約者ご本人であることの確認をさせていただきます。すでに、ドコモとご契約いただいている回線をお持ちの場合でも、契約者ご本人であることが確認できる書類の原本が必要となります。
こうなると、何において本人確認書類が必要となるかは、ショップごとに独自判断にまかされるだろうか。携帯は犯罪に使われやすいため、最初のショップのように厳しく本人確認をやっているところもあるのだろう。でも、ときとしてそれは利用者側には非常に冷たい制度だ。なぜなら、免許証もパスポートも持っていない人は、その場で本人確認をするのは、結構大変だったからだ。本人の写真も印刷された住所もきちんと掲載されていて、これ1つでパスポートの発行が可能になる宅地建物取引主任者証なんていうものも、ドコモ側の主張によると、たとえ保険証と組み合わせたとしても、本人確認の書類にはならない。
とにかく最初のショップでは、嫌な気分だった。
ちなみにワインチョコレート(LG電子のL704i「チョコレートフォン」のワイン色のやつ)を買ってきたのだけれど、この変更は、ショップの人にとっては意外だったみたいだ。「PHSから変更の方は、無料だと言うこともあって、最新の機種を選択される方が多いので…」だそうだ。「ワンセグは要らない」といったところ、まず薦められたのがN905iμだったのはそういうわけか。
さらに、愛機SH821iは死なず! デュアルネットワークサービスに入ったので、FOMAが使えない地域では、SH821iのmovaを使うことになるわけ。というわけで「生涯現役」でいていただこう。極端に電池もちが悪くなる日まで、あるいはFOMAのサービスエリアが満足できる程度に拡大するまでの付き合いだ。さてどっちがはやく来るかな。
さて、ここで業務連絡です。わたしの電話番号のうち050で始まる番号をお持ちの方は、今回こちらの番号がなくなりましたのでご注意ください。050で始まる番号をご存知の方は、必ず090で始まる番号もご存知だと思います。こちらの番号は継続しておりますので、必要があればそちらをお使いください。