最近、職場でとんでもない目にあったので、
心のリセットのために、きれいな海辺で夕陽とご来光が見たい。
というわけで、房総半島最南端の白浜へ一泊のミニ旅へ。
前日には「曇り」という天気予報が出ていたが、
もう日没時間に合わせてバス(なのはな号)と
ホテルを予約してしまった後だったので、行かねばなるまい。
いや、安房白浜なら、天候が最悪でも
温泉と美味しいお食事を楽しめるはずだ。
一方、周囲は新型肺炎騒ぎ。
そこで、マスク、マスクに噴霧するイータック抗菌化スプレー、
新コルゲンコーワうがい薬、除菌ウェットティッシュ、
クレベリン スティック、アルテクトスプレーを荷物に詰め込み、
仕方なしにノートPCも詰め込み、
化粧品と着替えは最小限にしたが、なんだか荷物が重い。
野島崎に到着したのは2月20日の夕方。オオオオ!
曇天なれど、西の水平線上には雲は無い!
神様、ありがとう。わたしは幸運だ!
左手は53 km離れた場所にある大島。
(写ってはいないが、さらに左側には72 km離れた場所にある利島が見える。)
夕陽を拝めたことにすっかり満足してホテルに入った。
夕食のバイキングは、翌日のお昼に海の幸を楽しむことを前提に、
洋風のメニューをチョイスして、その後、大浴場の温泉を満喫。
(といっても、腕にリンパ浮腫がまだちょっと残っているので、
長湯はせずに短めに。)その後、日課のヨーガをやって、
メールをチェックしながらちょっとばかりビールを飲んで、
翌日の天気の予報が「晴れ」で、
日の出が午前6時21分であることを確認して、さっさと寝る。
さて、翌2月21日。6:21 amの日の出の時刻の景色はというと…
ガーン! 晴れてはいるのだけれど水平線上に雲がある。
神様、ありがとう。幸運はそんなに何度も訪れないことを教えてくれて。
10分後。太陽が顔を出し始めた。
さらに待つ。
太陽は何時でも神々しいものなのだ。(「絶景 朝日と夕陽の見える岬」のベンチ)
さて、わたしが生まれて初めて見て、しかも上った灯台がこの野島埼灯台。
1972年のことだったと記憶している。
たしか一泊旅行だったが、貧乏でほとんど旅行に
連れて行ってもらったことがなかったわたしにとって、
家族と一緒の安房白浜の海と灯台は最高に楽しい時間だった。
そして、1997年の11月にも一人で来たことがある。
仕事で、今よりもっと大変な目にあったときに。
灯台も夕陽も、その時もとても美しかった。
ところで、灯台まわりの景色が1997年と違うような気がする。
どこが違う? あ、霧笛舎がなくなっている。
(↓ 2017年11月の野島崎灯台 右側が霧笛舎)
在りし日の霧笛舎
この霧笛舎、ひなびた味わいが素敵だったのに。
安全性を考慮して撤去されたらしい。
雰囲気のある建物だったが廃墟だからな…
さて、ここへ来たのはリセットのほかにもう一つ理由があった。
それは観光でお金を使うこと。
昨年の台風で、このあたりもかなりの被害を受けた。
実際に行ってみると、依然として屋根が
ブルーシートのままの家屋も目につくし、
磯笛公園の舗装もダメージをうけて修繕中のようだ。
白浜フラワーパークも復旧の最中で、花摘み / 花鑑賞ができない状態だ。
それでもここは、眺めを楽しむもよし。
温泉でゆっくりするも良し。美味しい食事をメインにするも良し。
野島崎のロータリーのあたりの海の幸をメインとするお食事処は美味しい。
今、行くだけの価値はある。
(
みずるめのさんが焼き定食が好きです。)
ところで、夕陽と朝日を拝みたいむきには、
時期によりどこから陽が出てどこに沈むかをチェックしてから
行った方が良いかもしれない。
前回1997年11月に行ったときは、
大島に沈む夕陽をみた。
大島が、それはそれは神々しく照らされていた。
大島を照らす2017年11月17日の夕陽
大島に沈む夕陽