孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

ドイツ  州議会選挙での連続大敗予測で揺らぐメルケル首相の足元 躍進する「緑の党」

2018-10-27 22:35:52 | 欧州情勢

(画像は【10月22日 BLOGOS】 「緑の党」共同党首のロベルト・ハベック氏(男性)とアンナレナ・ベーアボック氏(女性)のようです。よく出来た写真です。 両氏と並べると、メルケル首相はいかにも古色蒼然とした感も・・・。もちろん政治家(に限らず人は皆)は外観・イメージではありませんが)

保守の牙城だった南部バイエルン州で、CSUの歴史的敗北
今月14日に行われたドイツ南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル政権で連立与党を組む地域政党・キリスト教社会同盟(CSU)(メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、実質的にはCDUのバイエルン州支部的な存在)が第1党は維持したものの、議席数で過半数を割る大敗を喫しました(得票率は前回47.7%→今回37.2%)。

バイエルン州は保守系CSUの強固な地盤であり、ここでの敗北は“歴史的”とも、「自民保守王国の高知県や島根県で共産党が勝利するくらいの衝撃」(サッシャ氏【10月23日 Newsweek】)とも。

この選挙では、中道右派のCSUが敗北しただけでなく、中道左派の「社会民主党(SPD)」も惨敗(20.6%→9.7%)、一方で「緑の党」が第2党に躍進(8.6%→17.5%)、注目されていた極右「ドイツのための選択肢(AfD)」も第4位ながら10.2%の得票を得て、初めて議席を獲得するという「地殻変動」のような変化が生じています。

****メルケル政権、連立に暗雲 路線対立で自滅 州議選敗北****
ドイツのメルケル政権の足元が揺らぎ始めた。保守の牙城(がじょう)だった南部バイエルン州の州議会選挙で歴史的敗北を喫し、全国の政党支持率でも下落が止まらない。
2週間後の中部ヘッセン州の選挙結果が、連立政権の行方にも影響を与えかねない状況だ。

「この半年に起きたことが、有権者の怒りを買ったと感じている」。バイエルン州のゼーダー州首相は14日、自身も所属するキリスト教社会同盟(CSU)が68年ぶりの低い得票率となった選挙結果を受けてこう語った。

この半年、連立政権内でCSUと、姉妹政党でメルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の対立が頻発した。
 
昨年9月の総選挙で新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭に脅威を感じたCSU党首のゼーホーファー内相は、右翼寄りの政策や言動を繰り返した。

6月には、国境で難民を追い返す強硬策を打ち出してメルケル首相と対立し、あわや連立崩壊の危機にまで追い込んだ。
 
有権者不在の「内輪もめ」と、CSUの「右傾化」が支持者離れを招いた。一方、政策をコピーされた形のAfDは「CSUが口約束したことを、われわれが実行する」と選挙戦で訴え、支持を広げた。

 ■与党の社民も惨敗
連立政権内の対立の影響は、州レベルにとどまらず、政権の足元を揺るがし始めている。
 
9月にあったCDU・CSUの連邦議会での統一会派代表(院内総務)選では、メルケル氏の腹心で、13年間も同ポストを務めたカウダー氏が無名の議員に敗れた。議員らによる政権執行部への「警告」と受け止められた。

11日に発表された公共放送ARDの世論調査では、両党の支持率は26%と過去最低を記録した。
 
12月には2年に1度のCDUの党首選があるが、メルケル氏以外に3人が立候補の意思を表明。メルケル氏の再選は堅いとみられているが、28日に予定されるヘッセン州の州議会選挙の結果次第では、予断を許さない状況になりそうだ。
 
今回の州議会選挙では、中央政権で連立を組む社会民主党(SPD)の得票率がほぼ半減し、第2党から第5党に転落。全国の世論調査でも、緑の党、AfDの後塵(こうじん)を拝した。

SPDのナーレス党首は会見で「ひどい結果の理由のひとつは、ベルリンでの連立政権のひどいパフォーマンスにある」。今年3月の連立政権の発足時から党内にある連立反対の声が高まる可能性がある。

 ■勢いづく欧州右翼
既存の中道政党の退潮は、来年5月の欧州議会選を前に、欧州の他の右翼政党を勢いづかせている。
 
フランスの右翼「国民連合」(旧国民戦線)のマリーヌ・ルペン党首は15日、「AfDの力強さを見れば、来年5月の欧州議会は(既存勢力の)バランスが大きく崩れることがわかるだろう」とツイート。反移民で立場が似通うAfDの躍進を歓迎した。

イタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相も14日、「独与党の歴史的敗北で多くのAfDの友人が議会入りする。さよならメルケル!」とツイッターに投稿した。
 
欧州では9月のスウェーデン総選挙で反移民を掲げる政党が躍進するなど、右翼が既存政党の議席を奪うケースが目立つ。

ルペン氏とサルビーニ氏は今月8日、ローマで会談し、欧州議会選に向けて共闘することを確認した。反移民や欧州連合(EU)懐疑主義の勢力を結集させる考えだ。【10月16日 朝日】
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大量移民流入への国民不満を背景に台頭する極右AfDに対抗するため右旋回したものの、支持を取り戻せなっただけでなく、メルケル首相との内紛でイメージを落とし、さらに比較的リベラルな支持者は右旋回を嫌って「緑の党」に逃げる(「緑の党」増加分はSPDからの鞍替えが多いとは思いますが)・・・といった展開です。

ヘッセン州でも与党連続敗北の予測 メルケル首相の進退にも】
深刻なのは、バイエルン州での敗北と同様の結果が、28日に行われるヘッセン州でも再現しそうなことです。

****独メルケル政権が苦戦 28日にヘッセン州議選 ****
ドイツのメルケル政権への逆風が止まらない。直近の世論調査によると、28日投開票の独西部、ヘッセン州の州議会選でメルケル首相率いる与党、キリスト教民主同盟(CDU)が大幅に議席を失いかねない情勢だ。

14日のバイエルン州議会選挙に続いて政権与党の退潮が鮮明になれば、メルケル氏の求心力は一気に低下する。

調査機関、インフラテスト・ディマップによると、ヘッセン州でのCDUの支持率は26%で、5年前の前回選挙の得票率よりも12ポイント強低い水準にとどまった。国政でCDUと大連立を組むドイツ社会民主党(SPD)も10ポイント近く低い21%。政権を支える二大政党は支持離れに直面している。

一方、勢いを増しているのが、前回の2倍近い20%の支持を集める緑の党だ。極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」も前回の3倍近い12%まで支持を伸ばした。

二大政党が失速して新興勢力に支持が集まる構図は、政権与党がそろって大敗した14日のバイエルン州議会選と似る。

2015年以降に難民を100万人以上受け入れた政権への批判は根強い。内輪もめを繰り返す最近の政権の迷走ぶりも、13年間続くメルケル政権への失望を招いている。(中略)

仮にヘッセン州議会選の結果が世論調査通りになった場合、政権は2つのリスクに直面する。ひとつはCDU内での「メルケル降ろし」、もうひとつはSPD内での大連立離脱論の高まりだ。

CDUは選挙後、12月の党大会に向けて党の立て直しを議論する。戦後のドイツ政治を支えてきた国民政党として政権の安定を第一に考えるべきだとの意見が根強いが、支持離れが止まらなければ、党首交代を求める声が広がりかねない。

SPD内では、CDUとの大連立を「このままでは続けられない」(幹部)との声がくすぶる。SPDが連立から抜ければ、少数与党政権か連邦議会(下院)の解散が視野に入ってくる。

ドイツで議会の解散は、首相が自ら信任案を提出して否決された場合などに限られる。そろって支持率を下げている二大政党にとって、現時点での下院選は壊滅的な敗北につながりかねない。

現状では誰も「メルケル後」の世界を描き切れていない。政権がじわじわと求心力を失い、極右や大衆迎合主義(ポピュリズム)が勢いを増すのが最悪のシナリオだ。【10月26日 日経】
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二大政党の支持率低下、メルケル首相の求心力低下は、昨年9月に行われた連邦議会選挙、その後の連立交渉難航でも顕著に表れていました。

ただ、昨年9月の連邦議会選挙では、メルケル与党は得票率は減らしたものの、最大会派は維持し、首相4選を確実にするという面もありましたが、バイエルン州の結果及びヘッセン州の予想は、メルケル与党の退潮がより鮮明に表れています。

ヘッセン州議会選挙の結果次第では、上記記事にもあるように、メルケル首相と連立政権の今後を大きく揺さぶることにもなります。

****メルケル首相、大敗なら退陣の声も****
ドイツ西部ヘッセン州議会選挙が28日、投開票される。州では現在、メルケル首相の保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と左派系環境政党・緑の党が連立政権を組むが、CDUの大幅な得票率減が予想される。

今月14日の南部バイエルン州議会選では、CDUの姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)が大敗しており、2州連続の国政与党大敗となれば、メルケル氏の退陣を求める声が高まりそうだ。
 
ヘッセン州は金融街として有名なフランクフルトなど大都市を抱える産業州。公共放送ARDによると、CDUが前回2013年選挙に比べ12ポイント減に相当する支持率26%を、緑の党は10ポイント増に当たる21%を得ているが、過半数には届かない情勢。

国政でメルケル氏を支える中道左派・社会民主党は10ポイント減の21%にとどまる。イスラム批判で勢力を伸ばす右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も議席を獲得する見通しで、全16州議会に進出することになる。
 
3月に発足した第4次メルケル政権では、強硬な難民抑制を主張するCSU党首のゼーホーファー内相とメルケル氏が対立。支持率低迷から選挙を恐れる社民党は対立解消に存在感を示せず、政権混乱が繰り返された。

独メディアは今回の州議会選を「メルケル氏にとって運命の選挙」とし、CDUが大敗すればメルケル氏の後継指名などが行われる可能性があると報じる。【10月27日 毎日】
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「運命の選挙」と言われても、すでに大敗を予測させる数字が出ています。あとは、大敗予測を受けて「やっぱりメルケルなしでは・・・」という支持票が戻るかどうかでしょうが・・・。

個人的には、欧州民主主義をリードするにはメルケル首相が不可欠とも思うのですが・・・。

政策の幅を広げ、リベラル層の受け皿となる「緑の党」】
躍進する極右「ドイツのための選択肢(AfD)」については、これまでも折に触れ取り上げてきたところで、それほどの意外感はありません。

一方、バイエルン、ヘッセン両州の選挙で、AfD以上の躍進が目に付くのが「緑の党」です。

****大躍進した緑の党がドイツ政治のトップに立つ日****
<もはや環境政策だけが売りの政党ではない――広範囲な問題に取り組む緑の党が保守と連立する?>

BMWやビールに代表される製造業の集積地、ドイツ南部バイエルン州の政治体制は間もなく一新されそうだ。10月14日に行われた州議会選で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組む中道右派の地域政党、キリスト教社会同盟(CSU)が得票率37.2%で歴史的な惨敗を喫した。

CSUは長年、バイエルンでほぼ一貫して単独政権を担い続けてきた。だが今回は、CSUや中道左派・社会民主党(SPD)など主流政党の票が、複数の少数政党へ流れた。

その1つが極右「ドイツのための選択肢(AfD)」だ。過激な反移民、反EUを主張する彼らが得票率10.3%で4位になり、初の州議会入りしたことがニュースになるのも無理はない。だが今回の選挙で何より注目すべきは、左右両派から支持を集め、得票率17.7%で2位となった緑の党の躍進だろう。

今回起きた「緑の波」は、ドイツ各地での緑の党の躍進に続くものであり、今後国政で彼らが主要な役割を果たすことの前触れでもある。

CSUがバイエルンでの立場を維持したいのなら、環境保護団体から出発して今や有力政党になった緑の党と組むのが賢い選択だろう。

元CSU党首の故フランツ・ヨーゼフ・シュトラウスは80年代、「CSU以上に右寄りの政党はあり得ない」と発言した。だが15年以降の難民大量流入に伴い、「あり得ない政党」のAfDが躍進。移民に寛容なメルケルに不本意ながら従ってきたCSUは、バイエルンでことごとくAfDに票を奪われた。

シュトラウスの亡霊にたきつけられたのか、CSUは右旋回を図っている。州内の全公共施設に十字架の設置を義務付け、より強硬な移民政策を主張。党首のゼーホーファー内相は移民問題でメルケルと激しく対立し、一時は辞任まで表明した。

問題は、こうした戦略が何ら効果をもたらさなかったこと。AfDから支持奪還はできず、女性有権者の反感まで買った。

半数以上の州で連立入り
実際、AfDのまね事をするCSUは有権者の思いを読み違えている。バイエルンの有権者が移民や治安を懸念しているのは確かだが、多くは教育や環境、住宅政策により強い関心を抱いている。CSUは視野を広げる必要があった。

皮肉なことに、当初は環境という単一争点から出発した緑の党は、今や広範囲な問題に取り組む党になっている。SPDがメルケルの連立政権入りしてじわじわと支持を低下させるなか、緑の党は外交から行政のデジタル化まで取り組みを広げ、SPDの支持を奪ってきた。

現在、緑の党は半数以上の州で連立に加わっており、いま総選挙が行われればSPDを下す可能性も高い。その勢いを考えれば、バイエルンではCSUの、国政ではCDUの連立パートナーに最適かもしれない。

保守のCDU・CSUと緑の党が組むのは一見奇妙だが、環境や安全保障など協力できる分野もある。

バイエルンでCSUは、緑の党との連立に乗り気でないらしい。だがそんな態度では、流れに乗り遅れるだろう。メルケルは既に全国的な躍進を遂げる緑の党に歩み寄っている。

従来、ドイツ政治で重要な役割を果たしてきたのは、主流政党に影響を与えるキングメーカーたる少数政党だった。政権が複雑化する今、実力を付けた緑の党が行き詰まりを打破し、政界を再編する可能性もある。

次の総選挙では、緑の党がキングになるかもしれない。【10月30日号 Newsweek日本語版】
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「緑の党」という名前からイメージする環境政策だけでなく、教育、住宅、気候変動に幅を広げ、リベラル層の受け皿となっているようです。また、州レベルの連立に参加することで、現実対応能力も向上しているようです。

****両極化進むドイツ 緑の党が州議会選で大躍進を遂げた理由とは****
ドイツのバイエルン州の議会選挙で、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)が歴史的敗北を喫した。代わって躍進したのは緑の党だ。

極右政党「ドイツのための選択(AfD)」の台頭ばかり話題となっているが、メルケル政権が有権者の支持を失うなか、緑の党は静かな革命を起こしている。

◆現実路線転向 大政党を押さえ大躍進
(中略)
テレグラフ紙は、これまで緑の党には政権に入り結果を出すという現実主義者と、野党としての純潔を守るというイデオロギー信奉者の対立があり、これが党をむしばんでいたとする。

しかし近年は、イデオロギー信奉者のイメージを払しょくすることに努め、真剣に政府に関与するというメッセージを選挙があるたびに送り続けてきた。

1998年から2005年には、連立政権のパートナーとして閣僚も輩出した。現在ではドイツ経済にとって最重要州の1つとされるバーデン・ビュルテンベルク州で、連立与党の一員となっている。

◆移民が争点ではなかった 有権者の信頼を獲得
CNNは、緑の党が躍進した理由を3つ上げる。1つ目は、AfDに票が流れることを止めるため、反移民的な政策に傾き始めたCSUへの抗議票が、緑の党に流れたことだ。

大量の難民を受け入れたことで、反移民感情が高まっていると言われるドイツだが、選挙の前にはミュンヘンで2万人以上、ベルリンでは10万人以上が、反移民政策や人種差別、極右に対する抗議デモを行っており、緑の党がリベラルな有権者の受け皿になったと見ている。
 
2つ目は、移民が有権者にとっての最大の問題ではなかったことだ。選挙・政治調査を行うInfratest Dimapの世論調査によれば、移民問題を上回る有権者の最大の関心は教育、住宅、気候変動だったという。緑の党は、選挙運動でこれらの話題を常に取り上げてきた。
 
3つ目は、有権者の保守層が、伝統的な中道政党を捨て、愛国的非主流政党に走ったことと同様に、左派がCDU・CSUと並ぶ大政党で中道左派の社会民主党(SPD)から緑の党に流れたことだ。SPDの得票は、わずか9.7%だった。
 
テレグラフ紙は、与党のリーダーたちが政権にしがみつこうとしているのとは対照的に、今年の国政選挙後の連立交渉が失敗に終わったあと、緑の党では平和的にリーダー交替が行なわれたとする。(中略)これが緑の党に有利に働いていると、ベルリン自由大学のゲロ・ノイゲバウアー氏は指摘している。

これまで国政をコントロールしてきた中道の票が右と左に流れ、ドイツ政治は分解しつつあるとブルームバーグは指摘し、今後メルケル首相は国を治めるどころか連立を維持するのにも苦労するだろうと述べる。

今回の州選挙がそれを表す形になったが、テレグラフ紙は緑の党にとって地方での成功が国政レベルでの成功につながるかどうかは分からないとしている。
 
緑の党の共同リーダー、ハベック氏は、変化が訪れていることには楽観的としながらも、権力を持つ人々はなかなかそれを手放そうとしないため、緑の革命が今すぐ起きるという期待をしないようにと警告する。地面はようやく割れたところで、すぐに一歩踏み出せば裂け目に落ちてしまうと慎重だ。
 
世論調査会社によれば、CSUの支持者の多くは60才以上だが、緑の党に投票した有権者のほとんどは60才以下で、18~29才の20%以上が緑の党に投票した(CNN)。

古いドイツの政治に活力を与える同党には、今後AfD以上の注目が集まりそうだ。【10月22日 BLOGOS】
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