世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

Ghosn,Gone with the Money(69)

2019-03-15 00:00:00 | Weblog

(1) 東京都内の所定の場所に居住すること。

(2) 出入り口には監視カメラを設置。

(3) 海外渡航の禁止。パスポートは弁護人が監理。

(4) 事件関係者との接触を禁止する。

(5) G.ケリーや日産の関係者などとの接触を禁止する。

(6) 1泊2日の旅行は可能、3日以上は不可。但し裁判所を許可が必要。

(7) 携帯電話は弁護人等との通話のみでネット・メールは不可。

(8) 監視カメラ映像と通話先記録は定期的に裁判所へ提出する。

(9) パソコンはネット接続は不可で、弁護士事務所で所定のPCを使用すること。

(10) 取締役会への出席は裁判所の許可が必要。


このほかに、保釈保証金は10億円となっている。内訳は金商法違反て2億円、特別背任で8億円、合わせて10億円である。

保釈許可に対する検察の準抗告が却下されたのを確認してからの納付となったために、幾分納付にはタイムラグが伴った(遅くなった)ので、ゴーンも金策に苦労しているのかと一瞬思ったが、金を貯めこむことが大好きなゴーンが、こんなはした金に苦労する筈はなかったのだ。

ただ、この保釈条件には、ゴーンも舌打ちしたようだ。




ゴーン前会長、保釈条件に「嫌そうな顔」 弁護人明かす
ゴーン被告 条件に嫌そうな顔  2019年3月5日 20時31分


写真拡大

 「手続きをスムーズに進めたい」。

 東京地裁が、ゴーン前会長の保釈を認める決定をしたと速報が流れてから約4時間半後。ゴーン前会長の弁護人の弘中惇一郎弁護士は、東京都千代田区の事務所に集まった報道陣の質問に答えた。

 保釈決定の主な要因については「証拠隠滅、逃亡の恐れを防止できる極めて具体的な手立てを、こちらが提示したこと」と強調。ゴーン前会長の住まいに監視カメラを設置したり、携帯電話に通信制限を設けたりするほか、事件関係者との連絡も一切禁止する内容になった。こうした条件には、保釈決定の知らせ自体には喜んだゴーン前会長も「びっくりして、嫌そうな顔はした」。弁護人が条件の必要性を説得したという。

http://news.livedoor.com/article/detail/16114594/



この10項目の保釈条件は、一見するとそれなりに厳しい感じがするものであるが、よく考えれば抜け穴だらけのものである。

監視カメラで出入りがチェックされており、携帯電話やパソコンの使用もそれなりに制限されてはいるが、外出中には裁判所などの監視の目が届いていない。だから他人からスマホを借りて使用すれば、どこにでも連絡が出来てしまう。だからサウジのハリド・ジュファリ氏などとの連絡も、やろうと思えは自由に出来てしまうのではないのかな。

今捜査中のオマーンルートも、口裏合わせなども同様に、やろうと思えは自由に出来てしまう。それくらいのずる賢さは、ゴーンの得意とするところではないのかな。

だからよくこんな雑な条件で、ゴーンの保釈が許されせたものだと、世間一般はびっくりしているのではないのかな。


さすが「無罪請負人」だけのことはあって、弘中弁護士としては、裁判所が「人質司法」などと世界から非難されていささか委縮していることを逆手にとって、裁判所の琴線に触れるような保釈条件を考えたものであろう。

現在のこの状況でこんな条件を提示すれば、裁判官は許可せざるを得ないような気持になるであろうと、じっくりと考えたものである。だから、一回の保釈申請で保釈を勝ち取ったのであろう。


と言っても、小生はそれほど吃驚はしてはいない。いわば当たり前の条件を考えて、それを具体的に噛み砕いて(ブレイクダウンして)10項目の保釈条件として、提示したものだ。

と言っても、半ば予想できたように、偉そうに言っているのではない。

裁判所は、ゴーンを証拠隠滅逃亡を防止するために、拘置所に留め置いているのである。

それを担保できるような条件であれば、裁判所はゴーンを保釈せざるを得なくなるのではないか、と感じた次第である。

言うなれば、拘置所の外に、拘置所と同じとなるような状況を作り出して、そこにゴーンを入れておくことを提案すれば、裁判所としてもゴーンを保釈せざるを得なくなる筈である。

拘置所と同じ条件と言うものを噛み砕けば(具体化すれば)、逃亡証拠隠滅を防ぐ手段を、現実的に設定すればよいのである。

そのため弁護側は、「平日の昼間は弁護人の事務所で過ごすこと」という条件も付けていたと言う。だが上記の10項目であれば、その条件は守られると裁判所は考えて、この条件は付けなかったと言うではないか。

(続く)
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Ghosn,Gone with the Money(68)

2019-03-14 00:00:00 | Weblog

理想を言えば、小沢一郎も安部英も悪いことは悪いと正しく認定されて、正しく罰を受けることが必要だった、と言うのが小生の思いである。それを優秀な弁護士が、(悪いことをしたと言う事を)悪いことはしていないと条文ゲームを遂行してひっくり返してしまうのである。世の中には極めて悪いことを、悪くないと定めてしまったことである。

極端な言い方をすれば、弘中氏は条文ゲームで、悪人を悪人でないとして、合法的に世の中に放逐したのである、とも言えるのではないのかな。だからまた悪が蔓延るのである。

本質的な事では弁護士は、悪事は悪事で、これは悪いことだと依頼者を納得させることも(否、納得させることこそが)必要ではないのかな。その上でどの程度の罰が妥当かを争う、と言うのが本来の務めとなろう。

ゴーンのやったことは、これまで見てきたように、明らかに犯罪である。しかし弘中弁護士は、それでも10年前のことであるから悪さはもうないのではないか、と言っている。

これこそゲームその物であろう。10年前のことでも悪いことは悪いと、条文でゴーンを納得させることも必要な事である。そうでもなければ、バッジを付け背広を着用している弘中・高野組マフィアか暴力団の組長なのであろう。






ゴーン被告弁護人が無罪に自信、早期保釈の可能性も指摘
鈴木偉知郎、馬杰、井上加恵
2019年3月4日 16:18 JST 更新日時 2019年3月4日 18:08 JST

保釈実現へゴーン被告に監視カメラなど外部との接触断つ方法を提案
弘中氏は過去の実績からカミソリの異名、「切れ味試したい」

特別背任の罪などで起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士は4日、都内の日本外国特派員協会で記者会見して同被告が裁判で無罪を勝ち取ることへの自信を示し、近く保釈される可能性もあるとの認識を明らかにした。

  弘中氏はゴーン被告が起訴された3つの事件に関していずれも10年以上前の話で日産関係者も知っていたことだとして「常識で考えて、刑事犯罪になるような事件ではない」と指摘。現在は検察から一部示された証拠を精査しているとし、「無罪を取れておかしくないと思っている」と述べた。

会見に到着した弘中弁護士
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  弘中氏ら新弁護団は2月28日、ゴーン被告の保釈請求を申請。昨年11月19日に金融商品取引法違反の罪でゴーン被告が逮捕されてから保釈請求は3回目。弁護人が交代してからは初めてとなる。今回は保釈後の証拠隠滅などが疑われないよう、監視カメラを設置するなど外部との接触を断つ仕組みを提案するなど、「説得力のある保釈申請」を心がけたとした。

  弘中氏は自白しなければ勾留期間が長引く傾向にある、いわゆる人質司法について世界各国から批判が出ている中、「そう遠くない時期に保釈となる可能性はある」と述べた。また、ゴーン被告本人のこれまでの主張や前任の弁護士の方針などにしばられず、事実や証拠をベースに「まったく新しい発想、意見」で弁護活動を進めていきたいと述べた。

  ゴーン被告の勾留期間は100日を超えた。現在の勾留期限は3月10日までだが裁判所の判断で1カ月ずつ伸ばすこともできる。ゴーン被告が現在起訴されている案件以外の余罪を追及される可能性については、検察の対応から判断して「全くないとは言えない」とも語った。
  弘中氏は「時代の変わり目、大きな政策の転換点にそれまで社会を代表していた人がひどく叩かれることがある」として、今回の事件が「世界の経済的な動きや政治の動きとリンクしていると思って取り組んでいきたい」と述べた。

  これまでの刑事事件での弁護の実績から「無罪請負人」や「カミソリ」の異名を持つという弘中氏。「歴史的にも社会的にも大変重要な裁判になる」として「73歳になるが、まだカミソリの切れ味があるのか試してみたい」と語った。

弘中弁護士の主な発言内容

この事件は大変奇妙な事件
先週木曜に検察から証拠の一部が開示された
検察は保釈に強く反対、現時点で裁判所の決定もない
証拠隠滅や逃亡が疑われないように工夫して説得力のある保釈申請を行った
検察は証拠が弱いのとの自信のなさから勾留を長引かせており、極めてアンフェア
人質司法として世界各国から非難されており、1日も早く保釈を実現させたい
ゴーン被告は元気
10年以上も前の事件を今になって蒸し返すのは、世界の経済的な動きや政治の動きとリンクしていると思って取り組んでいきたい
事実関係で多くの点で争うことがある
道義的なレベルでもゴーン前会長が責められるべき点があるとは思っていない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-04/PNTR7C6S972801



但し保釈条件については、高野隆弁護士のアイディアも相当入っているようだが、あらかた次のようなもののようだ。
(続く)
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Ghosn,Gone with the Money(67)

2019-03-13 00:00:00 | Weblog

刑事裁判を考える:高野隆@ブログ

Profile

前の記事│このブログのトップへ
高野隆
2019年03月08日
昨日の騒動について

カルロス・ゴーン氏の釈放に際して行われた「変装劇」はすべて私が計画して実行したものです。

依頼人を理不尽な身柄拘束から解放し、正常な社会生活に復帰させて、来るべき刑事裁判の準備に主体的に取り組む機会を与えることは、公正な裁判の実現にとって不可欠なことです。それは刑事弁護人が全力で取り組むべき課題でもあります。

何とかゴーン氏の保釈決定を確定させることができましたが、それには厳しい遵守事項がたくさんあります。一つでも履行できなければ保釈は取り消され、彼は再びあの過酷な拘禁生活に舞い戻ることになります。多額の保釈金を没収されることにもなります。保釈決定を受けた弁護人の最初の課題は、釈放後速やかにかつ安全に依頼人を「制限住居」に届けることです。彼にそこで家族とともに社会生活を再建してもらわなければなりません。

ゴーン氏が素顔をさらして住居に向かったとすれば、間違いなく膨大な数のカメラがバイクやハイヤーやヘリコプターに乗って彼を追いかけたでしょう。彼の小さな住居は全世界に知れ渡ります。生活を取り戻すどころか、健康すら損なわれてしまうでしょう。彼だけではありません。彼の家族、そして近隣住民の生活すら脅かされてしまいます。そのような事態は絶対に避けなければなりません。

その方法として、私の頭に閃いたのが昨日の方法でした。それは失敗しました。しかし、その後に奇跡が起こり、どうにかゴーン氏とその家族は「制限住居」において自由人として再会することができました。しかし、私の未熟な計画のために彼が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗る結果となってしまいました。

また、今回私の計画に進んで協力してくれた私の友人たちに大きな迷惑をかけてしまいました。私はたくさんの人に有形無形の損害を与えてしまいました。とても申し訳なく思っています。

最後にマスコミの皆さんにお願いします。どんな著名人にも身近な人と心安らぐ場所が必要です。心おきなく疲れをいやす場所が必要です。どのような庶民にも生活の糧を得るために安全に働く権利があります。この当たり前のことをご理解ください。

最新記事

昨日の騒動について
人質司法の原因と対策
オウム真理教・高橋事件冒頭陳述(抄)
高橋事件弁護団広報2017年5月12日
刑事司法を考える言葉:ミランダの会「今月の言葉」より(5)
刑事司法を考える言葉:ミランダの会「今月の言葉」より(4)
刑事司法を考える言葉:ミランダの会「今月の言葉」より(3)
刑事司法を考える言葉:ミランダの会「今月の言葉」より(2)
刑事司法を考える言葉:ミランダの会「今月の言葉」より(1)
未決拘禁日数の本刑算入について:「一部算入説」批判

http://blog.livedoor.jp/plltakano/archives/65941053.html



このことは次の asahi.com にも載せられているので、ご承知の方もおられることでしょう。

高野弁護士のブログ全文
 「昨日の騒動について」と題する高野隆弁護士のブログは以下の通り(3月8日付)。https://www.asahi.com/articles/ASM383SHTM38UTIL00W.html



先程TVでやっていたが、野村監督の奥さんの沙知代さんは脱税で、2001年12月に逮捕されているが、それまでマスコミに追っかけられており、マスコミに囲まれてさるレストランから出るに出られずにいたときに、担当弁護人だった弘中惇一郎弁護士がクリーニング屋(の偽物)を店に派遣して、クリーニング用の大袋に沙知代夫人をいれて、堂々と正面から抜け出したと言う逸話があったと言うから、きっと柳の下のドジョウを狙って両弁護士が共謀して考案したゴーン変装事案だったのでしょう。

だから、弘中弁護士が「ゴーンの変装」を知らなかったと言うことは、絶対にないと小生は思っている。

このように弁護人と言う輩は、常識外のことを考え実施して犯罪者を無罪にする職業と見受けられる。要は、悪人であろうが善人であろうがお構いなく、法律を駆使して無罪にする職業と見た。

有体に言えば、六法全書の中で、戦争ゲームもどきの条文ゲームを遊んでいるのである。そのため道徳とか倫理と言うものが、一般人のものとは少し異なっていると見受けられる。

と言うよりも、一般的な道徳観や倫理観が麻痺していると言うか、薄れているのではないのかな、薄れていると言うよりも欠如していると言った方が正しいかも知れない。そうでもしなければ、条文ゲームなんぞはやっていられないかも知れないのだ、と思っている

極悪人を無罪にすれば、(本来は悪いことであるが)褒められると言う真逆なことが行われる職業なのである。

とは、少し極端な考えではあるが、実態ではないのかな。正直者が馬鹿を見る、ことが平気で行われようとする職業なのである。

と言う事は悪い奴は悪い、悪ければその罪の程度で罰を受ける、その程度を査定し少しは軽減させると言うものではなく、悪くても罪を受けることなく世の中に押し出して(例えば又悪事を働かせて)しまう職業なのであろう。

世の中は、これでは困るのである。だから弁護士と言う職業は、よく見れば合法的なマフィアまがいの職業と言う側面を持ち合わせている、と評価されてもおかしくないのであろう。

弘中惇一郎弁護士は、政治資金規制法違反で起訴された小沢一郎を、無罪にしてしまった。明らかに悪いことに手を染めて金を貯めこんでいたのに、無罪放免としたのだ。だから小沢一郎は、落ちぶれてはいるが、いまだに大きな顔をしている。

この件については、小生のブログ「小沢資金問題」(2010.2.18~)などを参照願う。

また薬害エイズ事件の帝京大ルートの安部英(元)教授を無罪にしたのも弘中惇一郎弁護士でした。

帝京大附属病院の内科責任者であった安部英教授は、問題があると判っていた非加熱の血液製剤を血友病患者に積極的に投与して、HIVを発病させた責任を問われた。他人事ながらひどい話だ、と当時は悲憤慷慨していたが、これにも弘中淳一郎弁護士が絡んでいたと言う事を、今回報道で知ったが、彼(安部英)は明らかに罪を犯していた人物であった、と小生は思っている。

この非加熱製剤を投与された(そのために死んでいった)人達のやるせなさは如何ばかりかと、想像される。亡くなられた方のご冥福をお祈りするほかないが、だから弘中淳一郎弁護士は、安部英教授と共に、恨んでも恨みきれない対象なのではないのかな。何と言っても、彼はまだ生きている。

(続く)
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Ghosn,Gone with the Money(66)

2019-03-12 00:00:00 | Weblog

更にはこんな変装をすれば、いつか機会を狙って変装して逃亡を企てるかもしれない、と検察側も構える必要があろう。



ゴーン被告「変装」作戦に「無実なら堂々と」の声
2019.3.7 20:00 社会 事件・疑惑



 カルロス・ゴーン被告(64)が6日に保釈された際、手の込んだ「変装」をしていたことに、真意を図りかねる声があがっている。ネット上などでは「無実なら堂々とすればいいのでは」「これからも逃げたりだましたりしそう」と批判的な反応があふれた。メディアの尾行を避けるための弁護人による苦肉の作戦だが、裏目に出た形だ。弁護人によると「ゴーン被告本人は面白がっていた」という。

 東京拘置所(東京都葛飾区)の出入り口に現れたゴーン被告は帽子を目深にかぶり、マスクに紺色の作業着姿。同様の制服姿の男性約10人に紛れ、横付けされた黒塗りの高級ワゴン車ではなく、段ボールを積んだ作業用の軽ワゴン車に乗り込む徹底ぶりだった。

 だが、1人だけオレンジ色の反射材を身に着けていた上、高級ワゴン車に乗り間違えそうになるなどしたため、報道陣に即座に見破られることに。

 ツイッター上では「正式に出てくるのになぜ変装。これからも逃げたりだましたりしそうな気がする」という批判的な声のほか、「ウケ狙いとしては弱かった」と揶揄(やゆ)する書き込みも。

 ゴーン被告の保釈に当たっては制限住居への監視カメラ設置が義務付けられた。ある法曹関係者は「変装したことで、保釈後も変装して監視カメラから逃れるかも、と思われかねない」と疑問を呈す。

 弁護団によると、変装はメディアの取材による混乱や、尾行されてゴーン被告の制限住居を知られることを避けるため、保釈を担当した弁護人が提案した。弘中惇一郎弁護士は「結果的にうまくいかなかった」と総括した。

 弘中氏は変装を事前に知らなかったといい、「無罪を訴えるのであれば、堂々としていればいいという意見もあるだろうが、あれはあれでユーモラス。高級スーツでふんぞり返るよりも労働者の一人という姿もありだ」とも語った。

 一方、ハリウッド大学院大学の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)は「頭のいい人なので見破られるのは前提ではないか。首筋の筋肉がたるんでいたり、早く車に乗りたいそぶりが見えたりするので、痩(や)せて衰えた姿や元気のない顔を見られたくないのが本心なのだろう」と分析した。

https://www.sankei.com/affairs/news/190307/afr1903070039-n1.html



このアイディアはゴーンの弁護人の一人、高野隆弁護士のものだと自身のブログで発表している。そしてもう一人の弁護人のカミソリの弘中惇一郎弁護士は、このことは知らなかったと上記の記事には書かれているが、専門家によれば、一般的に高野弁護士1人のアイディアとは言え仲間の弁護人の弘中氏が知らない筈がない、と言っていたのでこの二人は同じ穴の貉(むじな、たぬき)ではないのかな。

この高野氏の「ゴーンの名声に泥を塗ってしまった」などと言う事も、計算された表現ではないのかな。なんとなくゴーンの行った悪事から、世間の目をそらせる手練手管の一つなのであろう。

「住居が特定されるのを避ける」などとまことしやかに言っているが、日本のマスコミはそんなにとろくはない筈だ。ゴーンとその家族なども生活するためには外出する筈でもあり、たとえ変装が成功しても彼の居場所は見つけられてしまうことは、火を見るよりも明らかであろう。





ゴーン元会長変装「名声に泥塗った」 弁護人が謝罪
2019/3/8 10:39
日本経済新聞 電子版

 保釈された日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(64)の弁護人の1人、高野隆弁護士が8日、自身のブログに投稿し、ゴーン元会長が作業服を着て東京拘置所から保釈されたことは「すべて私が計画して実行した。未熟な計画で名声に泥を塗る結果となった」と謝罪した。

作業服姿で東京拘置所を出るゴーン元会長(6日、東京都葛飾区)

 投稿によると、厳しい保釈条件を守るためにゴーン元会長に社会生活を再建してもらう必要があったと指摘。住居が特定されるのを避ける狙いで「私の頭にひらめいたのが(6日の)方法だった」とし、「それは失敗した」と書き込んだ。

 計画には友人らも協力したといい、「たくさんの人に有形無形の損害を与えてしまった。とても申し訳なく思っている」としている。

 ゴーン元会長は保釈後、東京都内の指定された住居で過ごしているとみられ、高野弁護士は「ゴーン氏とその家族は自由人として再会することができた」と明かした。

 ゴーン元会長とみられる男性は8日午前、保釈中の住居とされる都内のマンション周辺に姿を現したが、コメントを求めた報道陣に無言を貫いた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42187710Y9A300C1CC0000/?n_cid=NMAIL006
(続く)
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Ghosn,Gone with the Money(65)

2019-03-11 00:00:00 | Weblog

(ゴーンが保釈されたので、このブログを暫く続けることにする。)

さてこうも早くゴーンが保釈されるとは、思ってもいなかった。

2019年2月6日の16時半頃、ゴーンは東京拘置所から出てきた。
その姿かたちは、実に奇妙な出で立ちであった。

作業服に作業帽そしてマスク、それにご丁寧に蛍光安全帯まで身にまとっている。しかも眼鏡まで。

変装したつもりのようであるが、目つきまでは騙せなかった。明らかにゴーンのものだ。しかも歩き方もゴーンそのもの。

黒塗りの大型ワンボックスに乗ろうとして注意され、これまたご丁寧に作業用の軽ワゴン車に乗り、走り去っていった。そのあとをバイクが数台後をつけている。

明らかにこの変装は、二重に、ダブルで間違いであった。

一つは、変装そのものが変装になっていない。現場に待機していたマスコミ連中は少しは惑わされたようであったが、テレビカメラはそのゴーンの一団を映し続けていたので、視聴者側は容易には騙されなかったのではないのかな。しかも10人程の警務員まで連れている。これは、どうも特別待遇のようであった。ゴーンだからと言って、こんな特別待遇を取るなんて、東京拘置所サイドもおかしくないかい。

二つ目は、私は無実だ。自分自身を弁護することに全力でコミットする」と保釈決定を受けて声明を発しているように、無実と思っているのであれば正々堂々ときちんと正装して出てくればよかったのである。そして「私は無実です。」とマスコミに向かって釈明でもすればよかったのである。

変装なんぞをして出てくると言う事は、次も変装をしてとんずらする可能性も否定できないと言う事。





ゴーン元会長保釈、検察との対決へ 勾留108日間
2019/3/6 16:35 (2019/3/6 20:11更新)
日本経済新聞 電子版

保釈され、東京拘置所を出る日産自動車元会長のゴーン被告(6日午後、東京都葛飾区)

 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(64)が(2019年2月)6日、東京・小菅の東京拘置所から保釈された。2018年11月の逮捕以降、勾留は108日に及んだ。全面無罪を主張する元会長は弁護団と共に公判の準備を本格化し、法廷での検察との対決に備える。日産の社内調査による不正疑惑を否定し、新体制の確立を急ぐ経営陣への批判を強める可能性もある。

 東京地検特捜部の逮捕によって表舞台から突然姿を消したカリスマ経営者が拘束を解かれたことで、その言動には国際的な注目が集まっている。

作業着のような服装で軽自動車に乗り込むゴーン元会長(右から2人目)=6日午後、東京都葛飾区の東京拘置所

 保釈条件で、住居は事前に届け出た東京都内の物件を指定されており、海外渡航や事件関係者との接触は禁止された。事前に裁判所の許可を得れば日産などの取締役会には参加できるが、実際に出席を求めるか、許可を得られるかは不透明だ。

 東京地裁は5日にゴーン元会長の保釈を認める決定をし、決定を不服とした検察の準抗告も棄却した。ゴーン元会長は6日、保釈保証金の10億円を納付した。

(VTR)

 ゴーン元会長は6日午後4時半ごろ作業服のような服装で帽子、眼鏡、マスクで顔を隠して拘置所玄関に現れ、軽自動車に乗り込んで拘置所を出た。その後、都内の弁護士事務所に入った。

法律事務所を出る、保釈された日産自動車のゴーン元会長(6日夜、東京都千代田区)

 弁護人は6日夜、「回復が必要」として同日はゴーン元会長の記者会見を行わないことを明らかにした。改めて会見の開催を検討するという。

 ゴーン元会長は地裁の保釈決定を受けて公表した声明で「私は無実だ。自分自身を弁護することに全力でコミットする」と改めて検察との対決姿勢を鮮明にした。保釈により弁護団との打ち合わせに制約がなくなり、細かい事実関係の確認や検察が開示した証拠の検討など公判に向けた準備を本格化するとみられる。

 公判での争点や証拠は今後の公判前整理手続きで絞り込まれる。証人尋問の対象選定などが難航して長引いた場合、初公判は20年にずれ込む可能性もある。

 ゴーン元会長は18年11月に特捜部に逮捕された後、日産の会長職と代表権を解かれた。4月の臨時株主総会で取締役も解任される見通しとなっている。仏ルノーの会長職と最高経営責任者(CEO)職は自ら退いた。

 日産は西川広人社長兼CEOが主導し、日産、三菱自動車、ルノーの3社連合も既に各トップの合議制に移行。ゴーン元会長が日産などの経営に直接的な影響を及ぼすのは難しいとみられる。

 他方、ゴーン元会長は1月30日に拘置所内で日本経済新聞のインタビューに応じた際、自身の逮捕につながった日産の不正調査について「策略であり、反逆だ」と主張。今後、記者会見を開くなどして起訴内容や他の不正疑惑について潔白を訴え、日産幹部らの関与を指摘する可能性もある。

 ゴーン元会長は、受領を先送りした役員報酬を開示しなかった金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)と、巨額の不正支出などによって日産に損害を与えた会社法違反(特別背任)の罪で起訴されている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42085600W9A300C1MM0000/?n_cid=NMAIL006



こんな形で拘置所から出てくれば、いくら面白がって変装をしたとは言え、何か後ろめたいことがあるものと周りは容易に判断しそのように理解してしまうものであるが、どうもこの茶番劇に目が奪われて、そのゴーンの犯した悪事から世間の目が離れてしまっているようだ。

それとも痩せ衰(おとろ)えた姿を見せたくなかったのか。しかしそんな気持ちから変装するのなら、まだまだ反省が足りない、と感ずるのは一人だけではあるまい。


(続く)
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Ghosn,Gone with the Money(64)

2019-03-01 00:00:00 | Weblog

いくらスナールの猫なで声の効果があっても、フランス側の言い分だけが通る様ではこの話はまとまらない筈だ。

さてもう一つ、ゴーンと検察との戦いの行方も気がかりである。

大鶴弁護士から「無罪請負人」と言われる弘中弁護士に変わったことでもあり、どのように動くか見ものである。初公判まで半年はかかると言われているので、ゴーンもおりの中で、これも当分の間は静観せざるを得ないであろう。



裁判もゴーン流、「無罪請負人」起用で徹底抗戦の布陣

北西 厚一
日経ビジネス記者
2019年2月20日

会社法違反(特別背任)などの罪に問われた日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の弁護人が交代した。2月13日付で新たに就任したのは「無罪請負人」といわれる弘中惇一郎弁護士らだ。目標達成のために人事を尽くして最適布陣を敷く。そんなゴーン流を裁判でも見せつけている。

ゴーン被告の弁護人は大鶴氏(右)から「無罪請負人」の弘中氏(左)に(写真=3点:AFP /アフロ)

 仏ルノー会長に1月24日に就いたジャンドミニク・スナール氏が初来日し、日産自動車の西川広人社長兼CEO(最高経営責任者)、三菱自動車の益子修会長兼CEOと会談した2月14日。3者が融和ムードを演出して結束の強さをアピールしたのと同じ日、東京地検では日産元会長、カルロス・ゴーン被告らの刑事裁判に向けた初協議が開かれていた。

 ゴーン氏の弁護人として出席したのが弘中惇一郎弁護士。郵便料金不正事件の村木厚子・元厚生労働事務次官や、ロス疑惑の故三浦和義氏、陸山会事件の小沢一郎・自由党代表らの弁護人を務め、いずれも無罪判決を勝ち取ってきた「無罪請負人」だ。

 東京・小菅の東京拘置所で日本の寒い冬を過ごすゴーン氏。勾留期間は2月19日で3カ月となった。その周辺に突如、動きがあったのは同13日。勾留以来、弁護人を務めてきた大鶴基成弁護士と押久保公人弁護士が辞任、新たに弘中氏らが就いた。

 元東京地検特捜部長の大鶴弁護士はなぜ、辞めたのか。同氏が所属する弁護士事務所は「特にこちらから話をする予定はない」と口を閉ざす。ほかの弁護士らはゴーン氏と大鶴氏の信頼関係の欠如や、ゴーン氏の側近だったグレッグ・ケリー被告の弁護人の喜田村洋一弁護士と大鶴氏の相性の悪さなどを勘ぐる。

変わる弁護人の役割

 ただし、一つだけはっきりしていることがある。ゴーン氏は裁判で徹底的に争う意思があることだ。

 そもそも起訴後の弁護人の交代は珍しいことではない。捜査の際の弁護人と起訴後の弁護人では役割が違うからだ。具体的には容疑者が捜査段階で狙うのは不起訴で「特捜OBの大鶴氏なら検察にも顔が利くだろうとみられる」(元特捜検事の弁護士)。時には駆け引きをしながら、不起訴に持ち込むのが弁護人の役割となる。だが、起訴後は無罪を勝ち取ることが最大の仕事。特捜OBである必要性は薄れる。

 この点、弘中弁護士は「反権力で徹底的に戦う人」という評を持つ。弘中氏と共にゴーン氏の弁護にあたるとされる高野隆弁護士も「刑事弁護のプロ中のプロ」として有名で、全面対決するには理想的な態勢といえそうだ。

 さらに弘中氏は過去の裁判で喜田村弁護士と多くタッグを組んできた。「2人は気心が知れている。緻密な作業を行う喜田村氏の能力が発揮される」(ある弁護士)といった指摘もある。

 14日の裁判所、検察、弁護人による協議では弁護側は争点を絞り込む「公判前整理手続き」を求めた。「大鶴氏なら認めたような調書でも、弘中氏は徹底的に不同意にするのでは」との見方も法曹界にはある。

 今後、刑事裁判のスケジュールが詰められるが、初公判までには半年ほどかかる可能性もあるという。それでも今のゴーン氏にとっては勾留の更なる長期化はもはや問題ではないのだろう。必達目標の達成に向け、人事を尽くして最適な布陣を敷く。そんな「ゴーン流」が裁判でも貫かれようとしている。


コメント2件
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janky
再生請負人としての秀逸な資質の持ち主だから、検察も死に物狂いで対処しないと有罪判決が得られなくなるね。
ゴーンさんにとって会社は自分の目的を達成するための手段に過ぎないから、法に触れるか触れない微妙なグレーゾーンで利益を得ようとしたんじゃない?
2019/02/21 08:24:59返信いいね!


nonaokun
ゴーンの裏の顔がこれから続々出て来るでしょう。
新書「ニッサンVSゴーン」のなかで、コストカッターだけでなく
反論する者を左遷し、会社の資産を私有化し、各国首脳と対等に話しあう
姿は製造会社のトオプから逸脱。
法的な無罪があっても、二度とビジネスマンに復帰出来ないでしょう。
2019/02/21 09:52:26返信いいね

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00050/?P=2&mds



その「無罪請負人」といわれる弘中惇一郎弁護士が、2/28にゴーンの保釈を請求したと言う。
特にゴーンを取り巻く状況は変わっていない(前2回の保釈請求時点と)ので、今回も保釈は許可されないだろうと思われるが、一端ここでこのテーマは終了としておこう。




ゴーン元会長の保釈を請求 弁護人が東京地裁に
2019/2/28 16:12
日本経済新聞 電子版

 日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(64)の弁護人は28日、東京地裁に保釈を請求した。請求は3回目で、同地裁が保釈の可否を判断する。保釈が認められた場合も、検察が不服として準抗告する可能性がある。

 ゴーン元会長は1月11日の追起訴後に2回、保釈を請求したが、いずれも同地裁が却下。逮捕後から弁護人を務めていた大鶴基成弁護士が2月13日に辞任し、新たに弘中惇一郎弁護士らを選任していた。

 同地裁はゴーン元会長と元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)、法人としての日産について争点を絞り込む公判前整理手続きを行うことを決定。初公判までに半年程度かかる可能性もある。

 東京地検特捜部は2018年11月19日にゴーン元会長を逮捕。これまでに会社法違反(特別背任)と金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴した。ゴーン元会長は東京・小菅の東京拘置所で100日以上、勾留が続いている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41869030Y9A220C1CC1000/?n_cid=NMAIL006



今後保釈が許可されるなどの特段の事態が発生したら、また続けてゆきたいと思っている。

(終り)
コメント
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