世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

世の中、何だこれ!(WBC敗退、43)

2013-04-04 10:51:36 | Weblog

第三のミスは、二塁走者の井端の走り出しのタイミング遅れである。Y・モリーナであればあるほど盗むタイミングは重要である。それでも井端が走ることを止めれば、内川はそれに従わなければならないのだが。Y・モリーナの強肩は当然山本監督も知っている。だったらこんなギャンブルサインは出すべきではなかった。


プエルトリコ捕手 Y・モリーナを警戒 山本監督「恐れずにいったらアウト」
(スポニチアネックス)2013/3/18 7:15
(Photo)
打撃練習をする阿部(スポーツニッポン新聞社)

 ◇WBC決勝トーナメント準決勝 日本-プエルトリコ(サンフランシスコ)

 侍ジャパンが最も警戒しているのが、プエルトリコの捕手・Y・モリーナだ。

 「ロケットランチャー」と呼ばれる強肩の持ち主で、08年から5年連続ゴールドグラブ賞を受賞中。「肩の強さ、捕ってからの速さを併せ持つ。モーションの大きい投手の時でも盗塁は難しい」と橋上戦略コーチは話した。

 同コーチによれば捕球後、送球が二塁に到達するタイムが、Y・モリーナは平均2秒前後。加えて先発のM・サンティアゴは始動から捕手が捕球するまでのタイムが1・2秒を切るなどクイックを得意としている。一般的に二盗の目標タイムは3秒30だが、このバッテリー相手では送球がそれるなどしない限り、失敗する可能性が高い。

 山本監督は「恐れずにいったらアウトになる。簡単には走れない」と警戒した上で「日本らしいきっちりした野球をすることが大事」と力を込めた。足で崩せないとなれば4番の阿部には今まで以上にチャンスでの一打が求められる。

 「凄くきれいな球場で、高ぶるというか感動し通しでした」。日の丸最強の捕手が同じ「4番捕手」のY・モリーナとの対決を制しチームを決勝に導く。

MLBセントルイス・カージナルスに所属、ヤディアー・ベンジャミン・モリーナ(Yadier Benjamin Molina、1982.7.13生、モリーナ3兄弟の末弟)
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/news/detail/20130318-00000064-spnannex/



だから2009年WBCの立役者の内川をイチローは弁護したのである。
しかし裏事情が判ればわかるほど、この「行けたら行け」の重盗サインは滅茶苦茶なものではなかったか。



WBCで大粒の涙、イチローも同情…内川が悪かったのか?
2013年4月2日(火)12:38

 二塁ベース上に井端弘和。一、二塁間に立ちつくす内川聖一。重盗失敗の残酷な光景に強い印象を残して、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は終わった。大粒の涙をこぼした内川に、非はあったのか。

 伏線は、第2ラウンドの台湾戦にあった。

 1点を追う九回、四球の鳥谷敬が2死後二盗に成功し、井端のタイムリーで同点のホームを踏んだ。盗塁失敗なら試合終了。ベンチの作戦は「行けたら行け」だったという。

 あの場面でそんな指示があるか。翌日、担当記者に聞いてもらった。一塁ベースコーチの緒方耕一によればこうだ。「このチームは基本、全員グリーンライト(青信号)。『走るな』のサインはあるが、あの時は何も出ていなかった」。つまりベンチは何もせず、鳥谷が自分の責任で走ったということだ。

 井端も、鳥谷が走ることは知らなかった。「打ちにいったが、鳥谷が走るのが見えたので、とっさにやめたんです」。これが井端の野球センスだ。

 一塁に歩いた鳥谷は緒方に「(投手の)クイックは何秒ですか」と聞いた。「1・4秒」と即答した緒方は、鳥谷が行く気だと知った。だが鳥谷はすぐには走らない。打席の長野久義には長打がある。外野の間を抜ければ自分の足でホームに届く。長野が倒れ、初めて走った。

 昨季、鳥谷の94四球はリーグ1位。盗塁15、失敗4。成功率・789は、32盗塁でタイトルを獲得した大島洋平の・653を大きく上回る。鳥谷はシーズンそのままに冷静に歩き、刺されずに走ったのだった。

 この成功体験がベンチの過信につながる。

 準決勝プエルトリコ戦。3点を追う八回に鳥谷、井端、内川の3連打で1点を返し、なお1死一、二塁。緒方は塁上の2人に「重盗」をささやいた。ここでもタイミングは選手まかせ。4番阿部慎之助の2球目、二走の井端はスタートを切り、すぐに止まった。懸命に二塁を目指した一走の内川は行き場をなくした。

 台湾戦との大きな違いは捕手が大リーグ随一の強肩、モリーナだったことだ。井端は捕手の肩と昨季4盗塁の自らの足を測り、瞬時に結果を判断した。鳥谷盗塁の打席でもみせた野球勘の発露だ。

 重盗の常識は前の走者のゴーストップに後者が追随することだが、内川は止まれなかった。1点差なら一塁にとどまる選択肢もあった。犠飛でも同点にできる井端の三進に意味はあったが、2点差である。内川が二塁に進まなくては、井端のリスクがむだになる。しかもモリーナなら、後ろの走者が遅い、確実に殺せると判断すれば、平気で二塁に投げてくる。

 内川は、行くしかなかったのだ。左打席の阿部に備えて一塁手は深く守り、帰塁の心配なくひた走る条件はそろっていた。あの猛ダッシュでは、井端の帰塁を確認して立ち止まってもモリーナに刺されていたろう。「ほとんどの捕手なら先の走者を見ながら戻れるが、モリーナには無理」と、内川に最も同情的なのは、異能捕手の力を知るイチローだった。

 山本浩二監督は「100%行けると判断しての重盗。結果はアウトだったが、悔いはない」と語った。だが、「自分が全部悪い」と泣いた内川のためにも、指揮官は策を悔いるべきだった。(別府育郎)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/sports/snk20130402536.html



第4のミスは、4番打者の阿部の不振(大振り)である。阿部はこの試合では3打席とも得点圏に走者を置いていた。しかし3打席とも凡退したのだ。阿部がこのいずれかで1本でも打っていたら、局面は大幅に変わっていたであろうが、三足のわらじ(主将、4番、正捕手)は重荷ではなかったのか。この時点での阿部の心境に対するコメントはあまり見当たらないが、こんなギャンブルをしなければならなかった背景には、この阿部の不振があったことも確かである。阿部にも責任の一端はある筈ではあるが、と言うよりも、この阿部の不振が(ある意味では)敗退の最大の原因ではないかと小生は判断しているのだが、イチローほどのカリスマ性のない人物に三足もわらじを履かせた首脳陣の責任は重大である。代表引退も当然と言えば、当然であろう。
(続く)
コメント
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