標高1800mのコロラド・スプリングス。
薄い空気と寒い気候の中で、熱い戦いが繰り広げられています
熱気の1つの素はアメリカ勢。スケート王国の座を取り戻さんと、SP2位のワグナー選手をはじめ、迫力のある演技で、暫定1-2-3を占めます。
その後に滑った村上選手。ちょっと圧倒されてしまったかもしれません
持ち前のスピード感のある演技でしたが、ジャンプのミスが続いてしまいました。
標高が高いので、疲労も大きいのか、演技が終わった直後は膝に手をついて呼吸を整えていました。
そして、真央ちゃん。
トリプルアクセルを決めます
他のジャンプで手をついてしまいますが、すぐにきれいなスピンを見せます。
2連続、3連続ジャンプも決めます。
軽やかなステップ、スピンからスパイラルのフィニッシュ。
残念ながら、得点はワグナー選手を上回ることができず、現時点2位。
でも、「この大会でトリプルアクセルを決めたい」と言っていた一番の目標は達成できました。
今まで、どんな時にもリスクを恐れず攻めてきた真央ちゃんが、ぐっとこらえて封印してきたトリプルアクセル。
でも、真央ちゃんのチャレンジ精神は健在でした。
以前は、冒頭のトリプルアクセルが成功するか失敗するかで、優勝するか5位以下に終わってしまうかというぐらい落差があったのですが、佐藤コーチのもと、苦手な種類のジャンプや他の要素を丁寧に見直して、全体の底上げをしてきました。
途中に苦しいトンネルがありましたが、今はまたジャンプの軽やかさや安定感が戻ってきて、どれか1つでミスが出ても大きく順位を落とすということはなくなりました。
演技後の笑顔も、以前のような弾けるようなというより、しっとりとした大人の笑顔になったような気がします
リザルト
1 アシュリー・ワグナー
2 浅田真央
3 キャロライン・ジャン
4 村上佳菜子
…
9 今井遙
地元開催ということもあって、アメリカ勢の気迫がすごかったですね。
トリプルアクセルを決めて、その中に割って入った真央ちゃん。
村上選手、今井選手はいい経験をしたと思うので、次に生かしてほしいです。
本番はむしろ世界選手権。
ガンバレ、ニッポン