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都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

うだつの町並み美濃市

2007-10-07 | 都市計画・まちづくり
各務原のついでに、和紙とうだつの上がる町並み美濃市へ足を運びました。駐車場が見あたらず、美濃資料館の裏側にある無料駐車場をやっと捜しました。この町並みは城下町で、美濃和紙と長良川の川湊として栄えた商人の街です。延焼防止の卯建が富を象徴する装飾としても発展しました。原則として各戸に片方一箇所が、2箇所あったり、隣家と争いになったりした所もあり興味深いです。建物は木造2階建て平入りで、目の字形をした町割りは東西400メートル、南北200メートルで、1999年重伝建に指定されています。あかりアート展は10月6、7日です。
「イタリアなど先進国の歴史的市街地の再生は、外部保存から次第に建物内部の空間的価値を見いだし、積極的に利用し活かしていく方向に進んでいます。アートの展示で輝いた美濃の街並みも、豊かな空間資源の可能性を秘めていると思いました」(海道清信)。現在は重伝建の指定基準が緩和されつつありますが、それでも利便性や改修費用など指定に多くの問題があります。足助の町並みも是非指定に向けて動いて欲しいものですが、下水道、電線地中化など観光整備事業が先行して進んでしまっています。事業を一旦白紙にし、歴史的経過の評価、住民の公開討論などで将来計画を先に作る必要があると思います。
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