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足助地区にメガ・ソーラ

2017-11-23 | 平和・人権・環境・自治制度

 パシフィコ・エナジー(株)が豊田市井ノ口町三ツ足1番-42の一部(中京CC付近)に、62メガワットの太陽光発電を建設着工し19年に運転開始です。規模が74haと大規模な森林開発です。市の開発手続き条例は適用前で、市土地利用対策会議協議の資料を開示請求しました。個別法は森林法、一部砂防法です。

 再生可能エネルギーは好ましいことですが、大規模な森林伐採、造成工事、環境のアセスはどうかなどが気になります。豊田市としては庁内関係課の意見を集約し、開発に関する3者協定書を結んでいることは、利害関係者が限定的ですが一定の評価もできます。既に手続きは終え、着手の段階ですが問題点を追ってみます。

 会社としては自然環境保全調査を県に提出しているようです。県への資料開示は県庁で時間と手間がかかります。愛知県のレッドリストによる希少種があれば対応するとしていますが、位置の特定と保全されるか、第3者の監視の担保もありません。豊田市のレッドリストはまだ作成されていません。

 運営期間は20年としていますが、太陽光の買い取り価格も変化しています。事業者も採算ベースに乗らなければ投げ出す可能性があります。全国的にもメガ・ソーラは「自然破壊」の心配もあり、自治体の対応は後手になっています。アセスメント法の対象範囲を強化するよう法律改正するか、先行して自治体の自主条例制定で経済・環境アセスが望まれます。(紅葉時期のため現場はまだ見ていません)

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