豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

ドイツ 節約生活の楽しみ

2015-06-13 | 気になる本
サンドラ・エフェリン(2010)『浪費が止まる ドイツ節約生活の楽しみ』KAPPA BOOKS
 ちょっと古い本なので、その習慣も変化しているかもしれません。最近ドイツを旅行して、興味ある習慣の背景・哲学を本から拾ってみました。
 コンビニは日本人個人の日常的な小さな無駄、と本で指摘しています。ドイツには今もコンビニがありません。まとめ買いの習慣のようです。それに、休日は働かない、土曜日午前はスーパーが開いているので、まとめて買うようです。買い物袋有料化は香港でもやっていました。日本ではそれを止める店も現れました。ドイツは環境を守るために教育から徹底しています。ドイツ人は森が好きで、公園、緑が多く残されています。それが温暖化や酸性雨が問題となり、活発になっています。ペットボトルでなく、ガラス瓶でリサイクルを徹底し、ディポジット制度を導入しています。ただ、ごみ箱はあちこちに置いてありました。政府は原発廃止を掲げ、太陽光、風車は多くみられました。
 ドイツ人はお金をかけず、自然を楽しみます。日本の電車の混雑は我慢できないようです。日本人もラッシュを好まないでしょうが、大都市への人口集中、長時間労働に問題があります。ドイツでは自転車に乗る人も多く、その道も整備され、ルールも確立しています。先日、東京に行きましたが、東京も自転車が多く歩道も狭く、接触事故も起きていました。
 ドイツでは教会税があり、若者には宗教離れが進んでいるようです。宗教を信ずる人は多いですが、税金を払いたくない、避妊を認めないなど意識のずれもあります。ドイツの人は臭いが嫌いで、部屋の換気を良くするそうです。窓ガラスもよく拭いていて、玉ねぎの断面で拭くと落ちるとあります。そういえば、ホテルのトイレには必ず掃除ブラシが置いてありました。教育も日本と違って、受験勉強や塾に余り通わせない。本人の能力を生かした職業、人生選択を早くから導くようです。
 今度ドイツに行くときは、住宅事情や生活スタイルを見学、交流できるツアーに行ってみたいものです。
コメント (1)
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