豊田の生活アメニティ

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可児市行財政概要

2008-11-05 | 都市計画・まちづくり
可児市は合併のためか兼山町が飛び地であります。H18年度の住所地の産業構造は1次が1.8%、2次が34.9%、3次が62.5%です。人口の伸びは1969年の9.8%をピークに07年は0.6%と停滞です。07年の外国人は6,675人でブラジル人が4,666人です。流動人口で市外へ26,000人出て、18,000人流入しています。通勤・通学の移動は多治見市、美濃加茂市へは流出入が同等の3~4千人です。しかし、名古屋、犬山、小牧へは圧倒的に流出が多くなっています。03年に東海環状道路が美濃市まで開通しました。国土交通白書では工場数が05年に岐阜県は愛知、三重より伸び率が5%で多いとありますが、影響はどうでしょうか。数と面積、場所と業種を調べたいと思います。可児市では工業統計を独自に発行していません。統計書からでは03から05年度には一般機械、輸送が各2社で電気が4社の増加です。伸び率が5%といっても分母が小さいです。御嵩の塩漬けの工場団地は別としても、再度詳細なヒアリングと調査が必要です。次回は岐阜県と御嵩町、美濃市へも行こうと思います。既往の研究、調査情報がありましたら教えて下さい。
 財政状況はH18年度決算カードから、一般会計予算は249億円で財政力指数は0.9です。5年前よりも予算規模は縮小し、投資的経費を削減しています。法人市民税は12億円で、市民税の48億円の1/4程度です。固定資産税が60億円と大きな割合です。歳出は民生費が22%,土木費が19%です。地方債残高が211億円は多く、建設事業のつけでしょうか。ゴルフ場の多いのも特質できます。産業誘致政策に熱心で雇用にどのように効果が出ているでしょうか。地価や市民の生活・福祉水準も気になります。
 写真は可児・御嵩インター近くの「民間」(多分)造成地です。
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可児市の都市構造

2008-11-05 | 都市計画・まちづくり
 可児市は人口9.7万人、面積は87K㎡です(05年国調)。あらかじめネットで決算カード(H18 、H13年度)、総合計画、都市マスなど下調べはしておきました。まず統計書と都市計画図を購入(各千円)しました。工業統計は作っていないとのことでした。鉄道はJRと名鉄の2系統で、市外通勤者の多い都市です。そのため犬山、小牧方面と多治見方面での住宅開発が虫食い的に行われてきました。土地利用計画を持っていますが、線引きがなく多核分散型で、コンパクトな都市になっていません。木曽川が流れ緑に囲まれ風光明媚なところです。地形的に谷になっていて開発も谷筋の高台で細長く行われています。そのため、産廃の埋め立てには適した地形になっています。新規開発地は高台で地震ハザードマップでも予想震度は低くなっています。14階建てのマンションもありました。最近は駅周辺が見直され、かに駅では区画整理が行われていました。新規団地と既存集落の交流はなく、自治会も規模がまちまちです。この地縁組織とアソシエーションのまちづくり協議会でのまちづくりが、これからの課題でありまちづくり条例制定のきっかけのようです。
(写真は高層マンション)
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