豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

重伝建と防災計画

2006-10-13 | traveling, town walking
伝統的建築物は木造ですから当然過去に火災に見舞われています。火災対策に屋根瓦、土壁漆喰塗り、軒裏塗り、うだつなどです。さらにデザインとして、なまこ壁や、防虫・防腐のべんがら塗りです。防災の分科会では川越、萩市の防災事例等が報告されました。火災については防火水槽、難燃材などで代替措置もできます。しかし、地震災害の場合は代替措置ができません。地震での倒壊で個人の住宅の復元は困難です。中国の麗江では多大の被害を出しています。世界遺産のために復元はされていますが、価値は大きく落ちます。東海地区では東海地震が予測されているだけに、対応が求められます。修繕の場合は確認申請もなく、既存の診断・改修がされません。また、伝統的建築物は現在の診断では評価が厳しく、改修費用も高くつきます。いずれにしても地震対策が弱いといえます。新潟中越地震で刈羽村では土蔵がほとんど倒壊しています。(写真は八女福島の町並み)
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