豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

豊田は元気か

2006-09-08 | 都市計画・まちづくり
豊田市は自動車に特化した大企業のある街で、自動車産業の発展とともに人口の増大、市街地が拡大してきました。合併と車社会により急速に発展した市街地は、低密度の分散型市街地を形成しています。自動車産業の生成期は車の輸出に始まり、拡張期は工場の国内・国外移転が進んできました。成熟期を迎え、国際化によるコスト競争に勝ち抜くのか、ポスト工業社会へと転換するのか予測しがたいです。工業出荷額は9兆円を超え、東京都の2倍、名古屋市の3倍程です。有効求人倍率(パート含む)も高く2に近いけれど、下請け、労働者の市民生活は豊かさを実感できていません。また、車輸出の反動で農林業は自立が困難となり、山村は疲弊し耕作地放棄も進行し、都市と農村の共生はできていません。豊田市では1992年から人口の社会減が進み、近隣市に中堅層が転出しています。人口増加の短期策を考えるのでなく、住みたくなくサスティナブルな都市を目指すべきです。
(時の話題)
・岐阜県の前知事は裏金を本当に知らなかったのでしょうか。
・犬山市の市長は愛知県知事選挙に立候補の意向を表明しました。万博の「成功」の影で、教育、福祉が手薄になったという意見は同感です。
コメント
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