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「名古屋市地震被害想定調査」1997年

2006-01-19 | 都市計画・まちづくり
名古屋市消防防災室「地震被害想定調査報告書」委託中日本建設コンサルタント
 この調査は兵庫県南部地震後、地域防災計画を見直すための基礎調査で、直後に専門委員会を立ち上げています。主なメンバーは名古屋大学の先生で、小委員会委員は研究者が30人で、最新の知見による先端技術を活用していると思われます。想定地震は想定東海地震(駿河湾トラフ)、東南海地震、濃尾地震です。「東海地震」と東南海地震の同時に発生という想定が見られません。新聞報道では液状化による被害が少なく、根拠のない割り増しがされたとありました。想定地震をどのように評価し被害を予測するのかは、高度な予測技術が必要なようです。この調査では土木構造物の被害想定もされていますが、やはり東京都のように5年後との調査が必要でしょう。また、被害予測とは別に、建築・土木やライフラインの設計資料となるような基礎調査も必要と思われます。写真は素人目には判りやすい濃尾地震を基にした、震度ランク分布図です。
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