日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

心の栄養

2010-01-16 | リブレリア

このところ素食ならぬ貧食の日々が続く。

やっぱり手抜きはいかんよね。
しかしだ、自分一人で食べるものになかなか手間と時間はかけられません。
食べさせる相手がいて、一緒に食べることを楽しむ相手がいて、初めて食事って成り立つのだな。
旨いものを食べるだけなら一人でレストランにも飲み屋にもいけるのですが・・・・。
この寒さで 家→職場→家を行き来するので精一杯。
どんだけ寒がりなんだ。

否、
厚着がキライなの。
それだけ。

薄着で出掛けてしまうから失敗してしまう。
出来るだけ外には出ません。
家→駅→家
→の部分が外にでている時間です。
職場も駅の近くだし
家も駅の近くだし
移動は電車
買い物行っても駅ナカ、駅チカ。
ほぼ外に出ていません。

しかしだ、外に出なくても(動いていないとも言う)腹はへるのだ!

このところおいしいお蕎麦が食べたくてね。
ランチをしようにも職場近くでは食べられるところはない。
蕎麦は家でつくるものでもないし。
なかなか美味しい蕎麦にありつけません。

そんな折、読み始めた  池波正太郎著 「まんぞく まんぞく」
そのなかで柚子ぎり蒸し蕎麦がでてきます。
蒸しそば・・とは何ぞやとなりますが、とても美味しそう。
蒸した暖かいおそばを暖かいおだしで頂くようです。

気になって 「剣客商売 包丁ごよみ」を見てみたらちゃんとでていました。
そば粉7:小麦粉3
柚子は皮をおろして蕎麦へ練りこむ
そば粉の練りの硬さは耳たぶぐらい
蕎麦を切り、蒸しあげる。

ということは剣客商売にもでてくるということやね。
「剣客商売 暗殺者」

この店では寒くなると蒸し蕎麦というのをやる。
これがうまいので、小兵衛も弥七も何度か来ている。

中略

蒸し蕎麦が運ばれて来ると、座敷の中に、柚子の香りが湯気とともにただよう。

ああ、何とも何とも!
うまそうである。
池波正太郎の小説にでてくる食べ物はどれもこれも美味しそうで物語の楽しみでもあります。

せめて、貧食をなぐさめるべく心には栄養を。

ネットで池波作品でてくる料理を調べていたら
剣客惣菜」なる番組があるようだ

剣客商売・・・剣客惣菜。
確かに音は似ているがね。 ぷぷっ、駄洒落か?!
いやあ、すごく気になる番組ではあります。

しかも本編を観た後のレシピ紹介番組。
いやあ、完璧な流れである。
五臓六腑に染み渡る池波正太郎の世界です。

 

 


ああ、明日こそはお蕎麦食べに行こう。

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