日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

8月11日はノラ猫記念日

2020-11-25 | Weblog
今更ながら、いまだからこそのお蔵出し。
昨年のシンガポール見聞録。
おいそれと海外に行けない今だからこそ、いつか行ける日のために。

時は2019年8月11日のこと


----------------------------------------------------------------------------------


愛情が溢れ出るがゆえに小動物には嫌われがちなわたくし。
いつだって昼寝ネコへの対応は難しい。
「なでさしてー」という控えめな愛情表現というより、「撫でさせろや!」という前のめりな態度が嫌われる原因だと分かっている。
安眠を妨害された怒りの矛先への態度だと理解もしている。
それでもかわいいネコには触れたいし、嫌われれば凹むのである。

素通りするには抗いがたい誘惑。
あわよくば撫でられるかもの期待感。
すり寄られる幸福感を想像する喜び。
実際にゴシゴシと戯れることができなくても、ひと撫でする楽しみを想像するだけで、視線は昼寝ネコを捉え、足は眠りネコの前でとまるのである。


「ちょっと、よろしいでしょうか?」と
あくまでも下手に、慎み深く、友好的な態度をもって、ひとなで。
実際にはその前にシャーと威嚇されるか、逃げ出されるかのどちらであるが。
そんな冷たい現実の中にあって、「神!」と叫びたいような出来事にも遭遇するから人生は捨てたもんじゃない。捨てる神あらば、拾う神あり。
これを幸運というのだし、奇跡と呼ぶのだし。


はじめての君に、はじめて触れてこそ8月11日はノラ猫記念日




「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」

ならぬ、

猫なのに「キャン、キャン」と君が言ったから8月11日はノラ猫記念日
この「キャン、キャン」とは小型犬の鳴き声ではなく「Can Can!」であって
「撫でさせて〜」というお願いを「いいよ、いいよ!」と太っ腹な反応であったわけだ。

シンガポールの昼寝ネコ。
そう、ここは日本ではない。シンガポールのカトン。
インスタ映えするカラフルなテラスハウスで有名なところ
おもむろにガサゴソと起き出して、シングリッシュのような気楽さで撫でさせてくれたうえに足元にスリスリ。




日本語を理解しないから寄って来た?
思わずshinglish(シンガポール+イングリッシュ=シンガポール独特の英語)で「Alamac!」と驚いてみるけど動じる気配なし。

ひっー、なんたる奇跡!神とは猫の姿で現れるものかと大喜びをぐっと押し殺して、控えめにナデナデ。
モデルっぷりもハンパない!
下から見上げる極上の視線、頂きましたー!






後にオチがあるとも知らずに「Alamac!」(日本語のあらま〜と同じ意味、同じような発音)とすり寄って来た幸運に天にも上る気持ち。
こんなおもてなしを用意できる国、シンガポール。

8月11日をノラ猫記念日と定めてシンガポール旅日記はじめます。
明日はどんな記念日になりますでしょうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パラミタ 波羅蜜多 | トップ | 8月11日はノラ猫記念日 カト... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事