日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

ONE PIECE  と ワンピース

2011-02-23 | Weblog
先日、NHKのクローズアップ現代で漫画ONE PIECE の特集をみる。
漫画を読んだ事は無いんだけど思わず興味深く見てしまった。




番組によるとストーリーは主人公 ルフィーが伝説の秘宝をもとめて仲間と繰り広げる冒険物語。
こうやって書くと単純でありきたりだけど番組では何がそこまで人々に受け入れるられるのかを
探るという内容。


何が人をひきつけるのか?

ストーリーを読み解くとそこには仲間を思うこと、そしてそこから生まれる固い絆、
ゆるぎない信頼感こそが読者を魅きつけるのだという。



面白かったのはジブリのプロデューサーである鈴木氏と作者のラジオ対談。
鈴木「最初の感想は(内容が)任侠ものだね」
作者「すきなんです。日本人のサムライをイメージして・・・」
鈴木「やぱっりそうだよね。仲間を守るために強大な敵にも立ち向かうところは黒澤映画みたい。」
作者「日本人魂をかいていきます。」


ざっくりこんな内容だったような。


そして、「個の時代に人の絆を描く漫画が色々な人に支持されているのは面白い」と鈴木氏は続けました。



確かに本音と建前が混沌とした毎日の中で心はすり減っていく。
絶対的な安心というものは夢のまた夢で憧れを抱くのは必然です。
自分の周りにはなくなってしまった絆とか信頼感の片鱗を感じる事だけでも
貴重な体験なのかもしれません。
だから子供より大人がハマる。
劣等感、欠落感 不安感をコントロールしなくてはいけない(とされる)人=大人が必要とするストーリーなんだろうね。

孤独、絶望、屈辱、悲しみ、裏切り、徒労感。
自分では消化出来なくても周囲の支えがそれを解消してくれる事もあるのです。

それが仲間であり友人。

期待してる訳じゃないけど、
時に人から差し伸べられた手が唯一で最大の救いだったりもするのです。

常にコミュニケーション能力が求められ、空気を読むことを強いられる日常、
つまり甘えナシ、手加減なしの一本勝負な人間関係はやっぱりしんどいってことです。


ワタシノホンネ ハ ドコヘ?


無理を言ってもわがままをいっても付き合っていける関係を築くのは
本当に至難の業だけど本音をちゃんと伝えらるというのは一番のストレス発散だ。









そうそう、ツイッターで
「人気の理由は面白いから!でいいんじゃないの」という
趣旨のツイートがあったけど YES!結局、そこだよね。

ついでにあたしのストレス発散は買い物!
今月のSPURはONE PIECEへのオマージュだそうです。
オマケはどうでもいいがワンピースのMANGAポーチです。
集英社の雑誌がこぞってONE PIECEと共演中。



コミックよりファッション雑誌。
感動するセリフより洋服を!
精神論より唯物論。
ONE PIECEよりワンピース。

こういうコミックの楽しみ方もあったのね。
漫画の楽しみが増えました。
NHKには悪いけど高尚な解説が低俗な物欲にすり替わっちゃた。
春物対策しなきゃね! ウフフ



コメント
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