日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

トンカラがあるじゃないか

2011-02-11 | Weblog
俺たちには段ボールがあるじゃないか

段ボールで寝てた俺たちがマットレスを買った

段ボールがあるじゃないか



トンカラとはリンガラ語で 段ボールという意味



どこまで陽気なコンゴリーズ ルンバ
世界一 バリエーション豊かといわれるコンゴのリズムに思わず体が揺れてしまう。
綺麗ごとでは語れない彼らの境遇を明るいリズムにのせて歌います。
その音楽は聴く者を鼓舞し、救い、躍らせる。



アフリカの火薬庫といわれるコンゴ民主共和国
ダイアモンド レアメタルと地球の富がある一方で5万人ものストリートチルドレンがあふれる首都
争いは今も続き、その路上で演奏する彼らの音楽はなけなしに美しく、そこぬけに明るい。
「たけしアート☆ビート」再放送で紹介されていたバンド
スタッフ ベンダ ビリリ




メンバーのロジェは「楽器がある。 だからひったくりをしなくていい」と語り
ポリオで下半身不随のリッキーは音楽で希望を語る。
貧しい段ボール暮らし強いられ、さらには身体的ハンディをもち、
時に暴力とも隣合わせの生活は辛く、苦難も苦痛も多いだろう。

そんな彼らのバンド名は「ベンダ ビリリ」は
「外見に囚われるな。内面を見よ」
「先をみろ」との意味をもつ。


運命は楽しむべきもので音楽から希望を見出すこと
音楽を通してコンゴという国の状況を知らせ、子供の未来に目をむけることを訴えかけます。

コンゴのストリートチルドレンそして、暖かい部屋でTVを見ている日本の
子供たちの能力は世界共通なのにチャンスがないから格差になってしまう。
大人はそのチャンスを子供に与えなくてはいけないとの北野武の言葉も印象的でした。
ナビゲーターの北野武は「神はちゃんと彼らにすばらしい音楽を与えているのだ」とも語る。


音楽はアフリカ人の根っこで
音楽はアフリカンドリームのなのね。


番組の中で彼らのルーツとして尊敬されていたジェームス ブラウンの言葉も
彼らを端的に表現していました。

ジェームスブラウン@モハメド アリ ボンバイエ


「明かりを消せ! More Blackness!!」

明るいだけではない。悲観するだけでもない。 現実を耐え、楽しむためのもの。
それがこのスタッフ ベンタ ビリリのようなブラックミュージックの真髄なのでしょう。
音楽を手段として表現する彼らの魂です。




何も持っていないと嘆くのでなく
トンカラしかないと悲嘆するのでもない。
トンカラがあるじゃないか!
なんて前向きなんだろう。




コメント
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