冒頭から、原左都子の馬鹿話で申し訳ないが…
それを言うならば、この私など 幼稚園児だった4歳時に初めて出会った知能検査が「使命」だったと言えるかも?!?!?
この話題ばかりエッセイにて公開していると、原左都子ファンがどんどん後ずさりしていく気もするのだが… 😖
ただ、あの4歳時点での「知能検査」の日の光景が、未だに脳裏に鮮明に浮かぶ私だ。
幼稚園ではいつも4人程のグループでお机に座って、先生に言われるがままに折り紙を折ったり、ハサミで切ったり。 あるいは お歌を歌ってお遊戯をしたりする日々なのだが。
あの日ばかりは全然違った。
一人一人が別々に机に向かって腰かけて、その一人一人に試験用紙が配布された。 そして、先生が言う。 「これからこれをやります。 1ページづつ声掛けをしますので、声がかかったら解答をやめて鉛筆を置いて下さい。 次のページは先生が合図するまでめくらずに、そのまま待ってください。」
そして、その検査は開始した。
これが、私にとって実に面白いこと!!
もう夢中になってしまい、先生の声掛けの合図など聞こえない程に集中してどんどん先に進めていると。
先生が私のところまでやって来て、「1ページずつ声掛けをしたら、一旦解答をやめなさいと言ったでしょ!! 一人でどんどん次のページへ進んではダメ!!」 かなり厳しいお叱りをいただいた。
仕方ないのでその指示に従って、1ページが仕上がっても次へは行かず時間待ちをしたものだ。
そしてその「知能(IQ)検査」結果が返ってきた。 この私がクラスで1番どころか、幼稚園開園以来最高得点の168点を樹立したそうだ。
園長がその旨を親に告げて「何か特別教育でもしていますか?」と問われた親が、「何もしていません」と答えたとの逸話だ。
親の言う通り 特別教育どころか、その後も子どもは祖母に任せきりで何ら教育熱心でもない親どもで、小さい頃から放ったらかされて育った私だ。 (参考だが、父方祖母は実にしっかりした頼りになる人材だった。この祖母の影響は後々大きかったかもしれない。)
それでもその「知能検査逸話」は、我が幼心に確かな自信となって刻み込まれたものだ。
(たとえ親に放ったらかされたとて、私は一人で頑張れる子だ! 必ずや一人で頑張り続けて何らかの成功を掴むぞ!!) そのような強い決意が我が内心に確固と育成されたと言えよう。
参考だが放任主義(といえば聞こえがいいが要するに“放ったらかし”)の親の元に育つ子供とは、主体性が育成され易いとの利点があるようにも思う。 郷里を捨て親を捨てて上京して職業人となった身として、それを証明できた気がする。
話題を、藤井聡太八冠に戻そう。
2023.10.12付朝日新聞「ひと」欄 「将棋界初の八冠独占を達成した 藤井聡太さん」と題する記事の一部を、以下に引用しよう。
5歳で出会った将棋を「使命」と言った。 14歳で将士になってから7年、盤上での超人的な力で多くの栄光を手にしたが、柔らかな横顔を持つ青年でもある。 (中略)
2022年、五冠を得た翌日。 「将棋はとても奥が深いゲームでどこが頂点なのか全く見えません。まだ森林限界の手前です」。(中略)
11日、将棋界初の八冠を達成した。20年の初タイトルから3年。 令和で最も輝く人物は誰かと問えば必ず候補者に入る21歳は、八つの頂を振り返ったりはしない。 雲の上に広がる青い空を見ている。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
そうだよなあ、朝日新聞記事がおっしゃる通りだ。
藤井聡太八冠は、いつも雲の上に広がる青い空を見ておられる!!
それに引き換え、この原左都子。
高齢域に達した現在尚、未だに自分自身の足元ばかりを見ていないか??? と反省しきりだ… 😱 😫 😷