原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

デニス・テン選手刺殺事件に、呆然とするばかり……

2018年07月20日 | 時事論評
 今朝一番にパソコンを開き、ネット情報を検索して、まさに呆然とさせられた。


 フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪銅メダリストのデニス・テンさん(25)=カザフスタン=が19日、カザフスタンの最大都市・アルトマイの路上で刃物で刺され、亡くなった。「KAZPRAVDA」や「KAZINFORM」やなど複数の同国メディアが報じた。
 現地報道によると、テンさんは、アルトマイのダウンタウンで、テンさんの車のミラーを盗もうとした2人組に襲われ、大腿部などを刺された。救急搬送されたが、3リットルの血液を失うなど出血がひどく、重篤な状態が続いていた。
 テンさんは6月13日に25歳の誕生日を迎えたばかり。6月9日には首都アスタナでアイスショー「デニス・テン&フレンズショー」を開催し、織田信成、カロリーナ・コストナー、ジェレミー・アボットら多くのフィギュア仲間とショーを繰り広げていた。浅田真央も指導したタチアナ・タラソワコーチも姿を見せていた。
 各国から駆けつけたファンや仲間らから誕生日を祝福され、織田ら選手仲間のツイッターにも楽しげな写真が投稿されていたが、その1カ月後の悲劇となってしまった。

 表現豊かな滑りが武器で、日本にもファンが多かった。事件の直前には自身のSNSを更新していただけに、世界中から「信じられない」の声が相次いだ。
 27位に終わった18年平昌五輪後の今季も現役を続行。今季のグランプリ(GP)シリーズは五輪連覇の羽生も出場する第5戦ロシア杯(11月16~18日・モスクワ)にエントリーしていた。ソチ五輪ではSP9位からフリー3位と巻き返し、羽生結弦(23)=ANA=、平昌五輪後に引退を表明したカナダのパトリック・チャンさん(27)に次ぐ銅メダルを獲得。フィギュアスケートでカザフスタンに初めてメダルをもたらした英雄だった。
 多くのスケーターが、自身のSNS上で突然の死を追悼した。今季現役復帰を表明した高橋大輔(32)は「デニス…本当言葉が見つからない。誰にでも優しかった人がどおして。まだまだこれからだったのに。信じられない」。チャンさんは「共にスケートをできたことを大変光栄に思い、感謝します。彼は最も美しいスケーターの1人。デニスとの思い出を永遠に大切にしたい」とつづった。

 (以上、ネットよりデニス・テン選手の訃報に関する情報を2本転載した。)


 元々、フィギュアスケートファンの原左都子だ。
 
 カザフスタン代表のデニス・テン選手の存在は、ソチ五輪以前より認識していた。
 上記ネット情報に記されている通り、実に豊かな感性と共に繊細な演技力が特徴と私も捉え、応援していた。

 そのデニス・テン選手がソチ五輪で銅メダルに輝いた事実に関しては、すぐさま我がエッセイ集当時のバックナンバーにて論評している。
 ソチ五輪にて金メダル・銀メダルに位置付けた羽生結弦選手及びパトリック・チャン選手が失敗を重ねる中、テン選手の演技の方がずっと完成度が高かった故だ。

 
 その未だ25歳のテン選手が、な、なんと、テン選手所有車に取り付けられていたミラーを悪党に盗まれそうになった現場に遭遇し闘った挙句、大腿部をナイフで切られ、出血多量のため死に至ったとのュース報道だ。

 実にやるせない事件だ……
 テン選手が暮らすカザフスタンとの国は、それ程に治安が悪いのか?
 テン選手はその国家に於いて、英雄的存在だからこそ悪漢に狙われていたのか?
 その事件現場にたまたまテン選手が居合わせてしまったがばかりに、テン選手は出血多量で死に至らざるを得なかったの???


 フィギュアスケートファンの私としては、未だ25歳のデニス・テン選手の演技をもっともっと見たかったのに……
 この喪失感を、何処にぶつければよいのだろう…

 (朝一に綴りたかったエッセイだが、夜の時間帯の公開になってしまった… )

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