娘のひとり立ちのエッセイが続くが。
本日先程まで我が娘は引っ越し業者の選定を頑張り、その決定に持ち込めたようだ。
その業者や契約内容を娘に確認してみると。
今までに聞いたことも無いような業者の名を告げる。
そう言えば、賃貸借契約を締結した不動産会社も同様だった。
この契約には私も同行したが、何だか大きくもない雑居ビルの一室にその不動産会社が存在していて…
ただ契約締結に関しては、しっかりした宅建取引資格取得者が懇切丁寧に対応して下さったので、安心できた。
この私など単身上京後も引越しを何度も経験していれば、不動産物件売買も幾度も繰り返しているのだが、いずれの契約も大手企業を選んで実行して来ている。
その感覚から言えば、あえて中小企業を選択する娘の行動が多少信じがたい思いもある。
ただ何故そうなるのかに関しては、私も承知している。
今時のその種の契約とは、大抵の場合ネットにて実行される故であろう。
娘の本日の引越契約はスマホにて実施したようだが。
スマホを開いてキーワードを入れると、すぐさまそれらの業者情報がずらりと閲覧可能だ。(実はこの私も娘に先駆けて、それを実行してみた。)😲
その中から業者を選択せんとすると、上部には必ずと言っていい程中小企業が列挙されているようだ。
そりゃそうだろう。 大手企業に関してはスマホのトップに情報提供せずとて、顧客があちらからやってくるはずだ。
いえいえ、そう言うこの私も独身時代に購入して7年間単身で住んだマンション物件を、婚姻後20年間程賃貸物件として運用した後に。
10年程前にオーナーチェンジ物件として売却する際に、パソコンにて各社競合システムを利用して売却した経験がある。
この競合方式のメリットとは、一番高い価額等々有利な条件を提示した業者を比較しながら売却できるところにあろう。
あれなど、まさに現在のネット社会における取引契約の先駆け期であったことだろう。
あの時の様子は、今でもよく覚えているのだが。
ネットにて売却希望を出した直後から、我が家の電話が鳴り続ける。
そして不動産会社が口々に曰く、「我が社は¥〇〇で買い取ります!」
「我が社は¥〇〇です! 即刻買い取ります!」「我が社より高い金額を提示した業者はありましたか!?」 ……
何分、当時は未だ人気路線だった東急東横線急行停車駅徒歩4分とのまたとない利便物件であったため、あれ程のオファーが押し寄せてきたことだろう。
そのうち私の決断としては、はやり一番高額で買い取ると申し出た企業と契約締結に持ち込んだものだ。
この企業が、その頃は中堅企業であり決して大企業ではなかったことを思い起す。
我が娘の引越業者選定に話題を戻すならば。
とにかく、今回も娘自身が単独でその契約締結に持ち込めた事実を褒めてやりたい!
スマホを通してであろうが何であろうが、その能力があるのならば。
今後ひとり暮らしを開始した後も、娘なりにこの世を単身である程度は生き抜けることであろう。😃