冒頭から私事だが。
我が郷里に、70代の叔母夫婦(叔母は私より11歳年上のため現在74歳のはずだが)が暮らしている。
私の実父が60代の若さで突然死を遂げた関係で、実母はその後長期間に渡りこの叔母夫婦と懇親にしつつ、お世話になっている身だ。
その叔母だが、昔からとにかく聡明かつ行動的・社交的で人に好かれる人物である。
そんな叔母が遠い昔に夫であるパートナーと恋愛結婚後、夫氏側のたっての希望により仕事を退職し「専業主婦」を貫く事と相成った。
二人の息子に恵まれた後は叔母自身が子供達の教育指導に当たり、二人とも熱心に勉学に励んだ後、現在長男は国家省庁の幹部、次男は国立大学理系学部教授として現役活躍中だ。
郷里帰省の際、叔母宅へお邪魔する機会があるのだが、毎日夕刻になると夫であるご亭主より“帰るコール”が入る。 ある時、私が正直に問うた。「〇ちゃん(叔母の事)、これを毎日やられて鬱陶しくない??」 その叔母の回答とは、「鬱陶しい時もある。」
そう言いつつもやはり叔母夫婦は仲良しだ。 未だにダブルベッド生活。 何処へ行くにも何をするにも二人三脚。 しかもご亭主の希望により叔母には運転免許を取らせず、定年退職後は叔母の送り迎えを一手に引き受けている夫氏でもある。
私に言わせてもらうならば、至ってアンビリバボーな生活風景だ。 これじゃあ、監獄に入れられているも同然!
それでも叔母夫婦がそれで良けりゃ、他人がどーのこーの言うべきではないのだろう。
昨日2019.02.16付 朝日新聞 “悩みのるつぼ” 相談は、70代女性による投書だった。
早速、その相談内容を以下に要約して紹介しよう。
70代女性だが、7年前に親友を亡くした後そのご主人の事で悩んでいる。 近所に住むそのご主人は近くに友達がおらず、亡き妻の友人である我々親友女性達のことを「嫁が残してくれた宝物」と言い、私達を自分の友人と思うようになった。 互いに同性のように接し、3人で旅にも出た。
ただそんな関係に違和感を覚えるようになった私は、その後2人からの誘いを断るようになった。
その2人には資産が十分にあり、年金暮らしの私と夫とは金銭感覚も違う。 食事の誘いを断るうちに、2人から“引きこもり”呼ばわりされ、「そんな人生ではダメだ。もっと出歩かないと」と言われた。 私は何度も「放っておいて」と言ったが聞いてくれない。
1年程前から、自宅近くのジムに彼が来る度「古くなった家の外観を修理しないのか」「車が家にずっと止まったままだ」などと口出しするようになった。 家のチャイムが鳴れば居留守を使い、嫌悪感で心臓がバクバクする。まるで監視されているようだ。
夫は相談にのってくれないが、どうすればよいか。
(以上、“悩みのるつぼ”70代女性の相談より引用したもの。)
一旦、原左都子の私見に入ろう。
まず冒頭の我が叔母に関する私事に対する私見だが。
これどう考察しても我が叔母は、結婚当初にご亭主より「専業主婦」である事を望まれ叔母を自己所有物としたご亭主に“人生を潰されて”しまっている。
いや実際この叔母、十分に優秀な人材なのだ。 持って生まれた性質に大いなる歪みがある私め・原左都子と比較しても、その“素直さ”故に将来的に大成可能な人物だったであろう。
まあ、産んだ子供達を大成させたとの意味合いで、叔母自身も満足な人生なのであろうが。
ただその発想こそが、“旧人類”感覚ではなかろうか? と私は考察するのだ。
叔母よりも11年後に生まれた私は、とにかく自分自身が大成したかったものだが。
その感覚差こそが、昭和の終戦期に生まれ出た人間と“もはや戦後ではない”と言われた時代に生まれた人間との格差なのだろうか??
次に、上記に紹介した朝日新聞“悩みのるつぼ”相談内容に関する私見に入ろう。
いやはや、何とも気の毒な相談と私は解釈した。
どうしたと言うんだ? その近所に住む旧友の亭主との人物は!
これぞ、嫌味な“旧人類”の典型例なのであろう。
他人の個人生活にまで入り込み自分より相手が劣っている事実を嗅ぎ付け、それをご本人に直接提言した挙句の果てに、自己の優位性に酔いしれる有様……
これぞ、みっともない“旧人類”がこの世を無責任に生きるべく醜態なのかと思い知らされる…
この私も当該ブログ界やあるいはランニング練習中等々に、70代と思しき男性群と相まみえる機会が少なくないのだが。
いえいえ私を取り巻く70代男性の皆様は、ご対応を心得ていらっしゃる方々ばかりで安堵申し上げているが…
最後に、今回の“悩みのるつぼ”ご回答者であられる歌手・俳優 三輪明宏氏の回答「なぜ嫌か、はっきり伝えましょう」の最後の一部を要約引用しよう。
きちんとした大人同士の付き合いというものはあっさりしていて、だからこそ長く続く。 人間関係とは本来そうあるべきだ。 人格的に出来た付き合いはお互いに一定の境を越えない。その境を越えると戦争になりかねないからだ。 相談者の場合、相手は既にストーカー行為をしていて、事によっては法律違反にもなる。 このままエスカレートするならば、公的機関に相談せねばならないだろう。」
いやはや、三輪明宏氏のご回答通りであろう。
あ~~~、ごめんなさい! と、この原左都子も、ブログ付合い70代の方々に謝罪せねばならないのかもしれない。
と言うのも、読者皆様のコメント欄にて “言い過ぎ” の事実を常に反省している故だ。
(今回の冒頭表題とて、70代読者皆様に喧嘩売ったでしょうし…… )
いや、本心で反省しておりますので、70代の皆様、どうかお手柔らかに……
我が郷里に、70代の叔母夫婦(叔母は私より11歳年上のため現在74歳のはずだが)が暮らしている。
私の実父が60代の若さで突然死を遂げた関係で、実母はその後長期間に渡りこの叔母夫婦と懇親にしつつ、お世話になっている身だ。
その叔母だが、昔からとにかく聡明かつ行動的・社交的で人に好かれる人物である。
そんな叔母が遠い昔に夫であるパートナーと恋愛結婚後、夫氏側のたっての希望により仕事を退職し「専業主婦」を貫く事と相成った。
二人の息子に恵まれた後は叔母自身が子供達の教育指導に当たり、二人とも熱心に勉学に励んだ後、現在長男は国家省庁の幹部、次男は国立大学理系学部教授として現役活躍中だ。
郷里帰省の際、叔母宅へお邪魔する機会があるのだが、毎日夕刻になると夫であるご亭主より“帰るコール”が入る。 ある時、私が正直に問うた。「〇ちゃん(叔母の事)、これを毎日やられて鬱陶しくない??」 その叔母の回答とは、「鬱陶しい時もある。」
そう言いつつもやはり叔母夫婦は仲良しだ。 未だにダブルベッド生活。 何処へ行くにも何をするにも二人三脚。 しかもご亭主の希望により叔母には運転免許を取らせず、定年退職後は叔母の送り迎えを一手に引き受けている夫氏でもある。
私に言わせてもらうならば、至ってアンビリバボーな生活風景だ。 これじゃあ、監獄に入れられているも同然!
それでも叔母夫婦がそれで良けりゃ、他人がどーのこーの言うべきではないのだろう。
昨日2019.02.16付 朝日新聞 “悩みのるつぼ” 相談は、70代女性による投書だった。
早速、その相談内容を以下に要約して紹介しよう。
70代女性だが、7年前に親友を亡くした後そのご主人の事で悩んでいる。 近所に住むそのご主人は近くに友達がおらず、亡き妻の友人である我々親友女性達のことを「嫁が残してくれた宝物」と言い、私達を自分の友人と思うようになった。 互いに同性のように接し、3人で旅にも出た。
ただそんな関係に違和感を覚えるようになった私は、その後2人からの誘いを断るようになった。
その2人には資産が十分にあり、年金暮らしの私と夫とは金銭感覚も違う。 食事の誘いを断るうちに、2人から“引きこもり”呼ばわりされ、「そんな人生ではダメだ。もっと出歩かないと」と言われた。 私は何度も「放っておいて」と言ったが聞いてくれない。
1年程前から、自宅近くのジムに彼が来る度「古くなった家の外観を修理しないのか」「車が家にずっと止まったままだ」などと口出しするようになった。 家のチャイムが鳴れば居留守を使い、嫌悪感で心臓がバクバクする。まるで監視されているようだ。
夫は相談にのってくれないが、どうすればよいか。
(以上、“悩みのるつぼ”70代女性の相談より引用したもの。)
一旦、原左都子の私見に入ろう。
まず冒頭の我が叔母に関する私事に対する私見だが。
これどう考察しても我が叔母は、結婚当初にご亭主より「専業主婦」である事を望まれ叔母を自己所有物としたご亭主に“人生を潰されて”しまっている。
いや実際この叔母、十分に優秀な人材なのだ。 持って生まれた性質に大いなる歪みがある私め・原左都子と比較しても、その“素直さ”故に将来的に大成可能な人物だったであろう。
まあ、産んだ子供達を大成させたとの意味合いで、叔母自身も満足な人生なのであろうが。
ただその発想こそが、“旧人類”感覚ではなかろうか? と私は考察するのだ。
叔母よりも11年後に生まれた私は、とにかく自分自身が大成したかったものだが。
その感覚差こそが、昭和の終戦期に生まれ出た人間と“もはや戦後ではない”と言われた時代に生まれた人間との格差なのだろうか??
次に、上記に紹介した朝日新聞“悩みのるつぼ”相談内容に関する私見に入ろう。
いやはや、何とも気の毒な相談と私は解釈した。
どうしたと言うんだ? その近所に住む旧友の亭主との人物は!
これぞ、嫌味な“旧人類”の典型例なのであろう。
他人の個人生活にまで入り込み自分より相手が劣っている事実を嗅ぎ付け、それをご本人に直接提言した挙句の果てに、自己の優位性に酔いしれる有様……
これぞ、みっともない“旧人類”がこの世を無責任に生きるべく醜態なのかと思い知らされる…
この私も当該ブログ界やあるいはランニング練習中等々に、70代と思しき男性群と相まみえる機会が少なくないのだが。
いえいえ私を取り巻く70代男性の皆様は、ご対応を心得ていらっしゃる方々ばかりで安堵申し上げているが…
最後に、今回の“悩みのるつぼ”ご回答者であられる歌手・俳優 三輪明宏氏の回答「なぜ嫌か、はっきり伝えましょう」の最後の一部を要約引用しよう。
きちんとした大人同士の付き合いというものはあっさりしていて、だからこそ長く続く。 人間関係とは本来そうあるべきだ。 人格的に出来た付き合いはお互いに一定の境を越えない。その境を越えると戦争になりかねないからだ。 相談者の場合、相手は既にストーカー行為をしていて、事によっては法律違反にもなる。 このままエスカレートするならば、公的機関に相談せねばならないだろう。」
いやはや、三輪明宏氏のご回答通りであろう。
あ~~~、ごめんなさい! と、この原左都子も、ブログ付合い70代の方々に謝罪せねばならないのかもしれない。
と言うのも、読者皆様のコメント欄にて “言い過ぎ” の事実を常に反省している故だ。
(今回の冒頭表題とて、70代読者皆様に喧嘩売ったでしょうし…… )
いや、本心で反省しておりますので、70代の皆様、どうかお手柔らかに……