表題に関しては、本「原左都子エッセイ集」内でも繰り返し説明責任追求をしてきている。
この問題をうやむやにしたままの安倍氏の退陣など、許される訳がないであろう。
そう思っていたところ、タイムリーに朝日新聞2020.09.04付「社説」が当該問題を主題に掲げていた。
早速、「森友・加計・桜 説明なき退陣はありえぬ」と題する社説を、以下に要約引用しよう。
退陣するのだから、もういいだろう。 安倍首相がそう考えているなら大きな間違いだ。
森友学園、加計学園、桜を見る会をめぐる疑惑に対し、安倍首相は何度も「丁寧に説明する」と言った。 だが結局、口先だけだった。 このまま追求に背を向けることなど許される訳が無い。
森友問題では、公文書改ざんの具体的な指示内容など肝心な点がはっきりしていない。 国有地を8億円余りも値引きした根拠も曖昧だ。 改ざんに加担させられ命を絶った近畿財務局職員の手記が今年3月に公表された。 それを元に遺族が求めた再調査を首相は拒んでいる。 「私や妻が関係していれば、首相も国会議員も辞める」と首相が言った直後に改ざんは始まった。 首相には事実を究明する責任がある。
加計問題も結果的に、首相の「腹心の友」が優遇されたように見える。 その過程には、行政の公正さを歪める「忖度」の形跡が数多くある。
何よりも国会で追及された首相が突然、従来の答弁を撤回し。加計案件を「特区」の正式決定まで知らなかったと言った不自然さは説明がつかない。 自分が案件を知らないのだから周囲の忖度もあり得ないという論法は説得力がないし、虚偽答弁の疑いも拭えない。
桜を見る会も疑問が満載だ。 首相主催の公的行事にして「私物化」と批判されて当然だ。 さらに参加者名簿を野党の資料要求の直後に破棄したり、ホテルでの前夜祭の明細書も出さなかったり。
首相にまつわる疑惑に蓋をする一連の対応は、長期政権の「おごり」そのものだ。 とりわけ前代未聞の公文書改ざんは、政治史に負の遺産として刻まれる。 にもかかわらず退陣会見で首相は反省するどころか、公文書管理の新ルールを定めたと胸を張った。 こんな態度が政治不信をいかに増幅させることか。
首相を退陣しても、政治家として説明責任が無くなる訳でない。 野党が国会招致を求め続けた妻の昭恵氏や、加計学園の理事長らと記者会見をしたらどうか。
問われているのは首相の政治姿勢だけではない。 自民党に自浄能力があるか、ないかだ。
(以上、朝日新聞「社説」より要約引用したもの。)
本日、自民党総裁選が告示された。
菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、そして石破茂元幹事長の3名がこの総裁選に立候補している。
本日つい先程、NHKテレビにてこれに先立つ演説会が生中継放映された。
トップバッターの石破氏の演説のみを視聴した原左都子だが。
何と言ってもこの3名の中で、石破氏のみが安倍氏とは距離を置いている立場であるため、私としては今回は石破氏を応援したい。 その石破氏は地方票の獲得や党内の支持拡大を狙っているようだが。
どうしても自民党内で5派閥からの支持を取り付けている菅氏が圧倒的優勢の模様だ。😨
菅氏と言えば、安倍氏の側近として安倍氏がやらかしたすべての悪業の後押し・尻拭いを7年余に渡り実行してきた人間だ。
まさか菅氏自身が安倍氏の悪業を真似て、更なる悪業を施すとは思いたくもないが…
これで後1年は安倍政治が続行するのが目に見えて、愕然とさせられる…😱
ところが最近実施された政党支持世論調査によると、自民党支持派国民が増えているというではないか!?!?
これ、インチキ安倍氏がとにもかくにも退陣することに対する期待感故だろうか? そうだとすれば、まだしも救われるが。
菅氏が安倍政治を次ぐことを承知した上で、今後も安倍政治の続行を望む国民が未だ数多いのだとするならば。
とてつもない絶望感に苛まれてしまう原左都子なのだが… 😭