(写真は、朝日新聞2017.12.09 別刷「be」 「サザエさんをさがして」の漫画を転載したもの。)
この長谷川町子氏による「サザエさん」の漫画は1971年の作品だそうだが、何だか今現在の定年退職男たちを彷彿とさせる情景だ。
定年退職男性のみならず、この私とて同じようなものだ。
「子つめたく 職なく 友なく 趣味もなく……」と脳裏に浮かべつつ街中を男性がランニングしている姿など、まるで近年の私の姿・行動パターンと二重写しだ。
参考だが、漫画はこの後 「妻と合わねど 死にたくもなし」 と続く。
これまた、いたく同感だが……。
いやまあ私の場合、娘は可愛いし、亭主と“合わない”と表現すると若干ニュアンスが異なるのだが。 (お互いに独立独歩 “我が道を行っている” と言うべきか。)
朝日新聞記者の解説によれば。
この長谷川町子氏による短歌は、ある有名な短歌の一部をちゃっかり借用しているそうだ。
その本歌とは。
親も無し
妻無し 子無し 版木無し
金も無けれど 死にたくも無し
作家は、江戸中期の経世家 林子平(1738~93) (自称:六無斎) だそうである。
私見でまとめよう。
解説では、長谷川町子作漫画の主人公のおじいちゃんと六無斎さんの空虚な思いが重なる、とあるのだが。
私は決してそうは思わない。
むしろ、子が冷たくとて、職も友も趣味もなく、と言いつつも、おじいちゃんは日々外でランニングする意欲に溢れているではないか! たとえ妻ともあわずとて、死にたくもなし。 と明言しているそのおじいちゃんのパワーこそを高く評価するべきではないか!?
それが証拠に、傍で見ているカツオくんも、「ああいうおジイサンになりたい」と、子ども心にプラス評価しているではないか。
そうだよ。 その通りだ。
世のおジイサンたちよ。
職がない。 友がいない。 妻と合わない。 とブータレていないで、外へ出て走ってごらん。
発見するものはいくらでもあるし、その後の爽快感・達成感は物凄いものがあるぞ。
その活力があれば、「死にたい」なる発想が出るはずもないというものだ。
P.S.
本日より3日程 “多忙期” に突入するため、本日は短文エッセイにて失礼致します。
この長谷川町子氏による「サザエさん」の漫画は1971年の作品だそうだが、何だか今現在の定年退職男たちを彷彿とさせる情景だ。
定年退職男性のみならず、この私とて同じようなものだ。
「子つめたく 職なく 友なく 趣味もなく……」と脳裏に浮かべつつ街中を男性がランニングしている姿など、まるで近年の私の姿・行動パターンと二重写しだ。
参考だが、漫画はこの後 「妻と合わねど 死にたくもなし」 と続く。
これまた、いたく同感だが……。
いやまあ私の場合、娘は可愛いし、亭主と“合わない”と表現すると若干ニュアンスが異なるのだが。 (お互いに独立独歩 “我が道を行っている” と言うべきか。)
朝日新聞記者の解説によれば。
この長谷川町子氏による短歌は、ある有名な短歌の一部をちゃっかり借用しているそうだ。
その本歌とは。
親も無し
妻無し 子無し 版木無し
金も無けれど 死にたくも無し
作家は、江戸中期の経世家 林子平(1738~93) (自称:六無斎) だそうである。
私見でまとめよう。
解説では、長谷川町子作漫画の主人公のおじいちゃんと六無斎さんの空虚な思いが重なる、とあるのだが。
私は決してそうは思わない。
むしろ、子が冷たくとて、職も友も趣味もなく、と言いつつも、おじいちゃんは日々外でランニングする意欲に溢れているではないか! たとえ妻ともあわずとて、死にたくもなし。 と明言しているそのおじいちゃんのパワーこそを高く評価するべきではないか!?
それが証拠に、傍で見ているカツオくんも、「ああいうおジイサンになりたい」と、子ども心にプラス評価しているではないか。
そうだよ。 その通りだ。
世のおジイサンたちよ。
職がない。 友がいない。 妻と合わない。 とブータレていないで、外へ出て走ってごらん。
発見するものはいくらでもあるし、その後の爽快感・達成感は物凄いものがあるぞ。
その活力があれば、「死にたい」なる発想が出るはずもないというものだ。
P.S.
本日より3日程 “多忙期” に突入するため、本日は短文エッセイにて失礼致します。