昨日は我が年に一度の誕生日で、そのお祝い電話が何本か入ったのだが。
その中で、郷里の高齢者自立支援施設にて暮らす実母の電話内容が意表を突いていて面白かった故に、少し紹介しよう。
実母とは普段ほとんど接触する機会が無いのだが、いつも“誕生日おめでとう電話”に於いてはあちらが長話をしてこちらは聞き役に徹している。
これが普段はちっとも面白くなくて、こちらとしては早く電話を切りたくて苛々しつつ地団駄を踏むのだが…
昨日の“誕生日おめでとう電話”では、実母が珍しく“面白い話”をしてきた。😁
それは、米国に暮らす我が甥のジョージくん(仮名)に関する話題なのだが。
参考だが、私は米国の実姉とは既に20数年前にこちらから「絶縁宣告」をして、その後ただの一度も連絡を取っていない。 故に、必然的に甥のジョージくんともまったく面識が無い。
ただ、実母は姉と電話で話す機会は多いようで、実母を通して姉や甥のジョージくんの話題を聞く機会はよくある。
特に実母にとって孫にあたるジョージくんは今尚目に入れても痛くない程可愛い存在の様子で、よく私にその話題を振って来る。
参考だが、甥のジョージくんは現在24歳、NASAに勤務しているエリートと言える存在であろう。
その実母が電話口で今回私に告げるには。
ジョージくんは、若輩にして“女たらし”であるらしい。😲 意外ではあったものの、母親である絶縁中の我が実姉も若き頃より現在に至るまで離再婚を繰り返し“男三昧”の人生を送っているため、血は争えないのかもしれない!?!?
そのジョージくんの現在の彼女が、米国大企業アップル社にて上層部で重役として活躍する父の娘であり、家族と豪邸にて暮らす娘さん本人もアップル社勤務中だと言う。
実母曰く、ジョージくんは若くして“女たらし”であり女には不自由していないそうなのだが。 このアップル勤務の娘さんこそがジョージくんの本命であり、結婚も近いのか?との話題だった。
実母の話が面白かったは、その後だ。
「ジョージくんは赤ちゃん・子供の頃からまるで白人で日本人の面影は無くとても可愛く、高校・大学(院)生頃までは190cmを超える長身でイケメンだったのに。」
「最近の写真を見ると早くも額が禿げ始めて、すっかり様相が変わって“おっさん”になってしまっていて… ちょっと見る影がないのよ。 あれは日本の祖父譲りだねえ…」
言わせておけば、我が実母の相変わらずの毒舌がいつまでも続く。
それに応えて私曰く、「その話は意外だった半面、ジョージくんが24歳の若さで既に “禿てきている”事実や“女たらし”であることなど、まさに父や姉の遺伝だと私も感じるよ。 それにしても、ジョージくんに結婚を考慮できそうな彼女がいる事実は良き話題じゃないの。 それに関しては、遠方に暮らす貴方も喜ぶべきだよ。」
実母にそう伝えつつ。
まさに、“血は争えない”事実を痛感させられる。
ジョージくんの写真は、過去に実母が住む実家へ訪れた時に私も何枚も見ている。
幼い頃程、米国の父親似でアジア系の余韻も無かったものだ。
私がジョージくんの写真を最後に見たのは、高校生頃だった。 その頃も未だ父親譲りか、白人系の印象が強かったのに。
繰り返すが、実母が言うには今となってはアジア系そのものに加えて、日本の祖父の遺伝か早くも頭髪が剥げ始めているとの談話。
確かに、我が父が生まれたての次女の私を抱いた写真を見たことがあるが、既に額が禿げかかっていた。 ジョージくんもおそらくその禿げ方がそっくりなのだろう。
私はハーフの子どもを産んだ経験が無いが。
いやはや、ハーフとはそれ相応の成長過程を辿るのであろう。
それにしても、ジョージくんがNASAで優秀職員として日々頑張っている話は実母より耳が痛いほど聞かされていたが。
加えて、若くして禿げ始めて尚 “女たらし”の手腕もあるとなると、今後ますます有望だ。
実際米国とはまさにバリバリの競争社会であり、ジョージくんが勤務するNASAでは年齢や勤続年数などなんの関係も無く「完全実力主義」であるらしい。
“女たらし”のジョージくんは入社後未だ少ない年数にして、既に上層部に出世していると聞く。
我が甥のジョージくんは今後もその溢れんばかりのパワーで、多少の禿げなど気にすること無く、今後も大国米国を悠然と生き抜くことであろう。